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新生児におしゃぶりは必要?効果と注意点を知って上手に使おう

新生児におしゃぶりは必要?効果と注意点を知って上手に使おう

おしゃぶりを使う最大の目的はママの負担軽減です。ぐずり泣きは赤ちゃんが眠たいときや不安やさみしさを感じたとき、またとくに理由はなくても泣いてしまうというものです。

ママが抱き上げてあやすことで泣き止むこともありますが、これだとママは赤ちゃんにつきっきりでいなくてはならないので、家事がすすまない原因にもなってしまいます。

おしゃぶりは、そんなぐずり泣きを軽減させるのに大きな効果を発揮します。外出先など大声で泣いてほしくないシーンでも大活躍し、寝かしつけでも赤ちゃんが泣かずに眠れることでママは大助かりです。

赤ちゃんに安心感を与え、落ち着かせる効果のあるおしゃぶりはママにとっても気持ちを楽にさせるアイテムになります。

消毒できるので指しゃぶりより衛生的

手や指は赤ちゃんが生まれて初めて興味をもって遊びはじめる身体の一部です。じっと自分の手をみつめ、なめたり噛んだりする赤ちゃんの姿はほほえましいですね。

しかし、そんな指を気に入って吸いはじめると「指しゃぶり」になり、なかなかやめられなくなってしまうことがあります。効果はおしゃぶりと同じようなものですが、指しゃぶりは歯並びに影響するといわれています。

また、消毒できるおしゃぶりと違って、指しゃぶりは衛生的とはいえません。ハイハイがはじまり、いろいろなものをつかむようになると手も汚くなりますね。

いつかはやめなければいけないことを考えても、身体の一部である指しゃぶりよりもおしゃぶりの方がやめやすいというメリットがあります。

乳幼児突然死症候群のリスクが減るかも

健康状態になんの問題もなく、元気に過ごしていたはずの赤ちゃんがある日、突然亡くなってしまうことがあります。生後2カ月から6カ月までの赤ちゃんに起こる可能性のある、とても恐ろしいこの現象を乳幼児突然死症候群(SIDS)といいます。

SIDSの原因ははっきりしていませんが、アメリカ小児学会が就寝時におしゃぶりを使用することがSIDSの予防になると発表したことがあります。ほかに有効な予防策がないだけに、おしゃぶりを使用するだけでリスクが減らせるならばお守りの気持ちで使ってみてもよいのではないでしょうか。

もちろん、100%の予防ができるわけではありませんので、赤ちゃんの就寝時にもこまめに様子を確認することが必要です。

新生児の心や言葉の発達のデメリット

声を出す機会が減り言葉の遅れに繋がる

寝る前やぐずり泣き以外の時間にも赤ちゃんにおしゃぶりを使っていると、口をいつもおしゃぶりでふさがれているため声を出す機会が減ってしまうリスクがあります。声を出すことは発語の練習にもなりますので、言葉の遅れに繋がることも考えられますね。

赤ちゃんは喃語から徐々に意味のある言葉を話すようになりますが、その時期や語彙の量には個人差が大きく、おしゃぶりをしているから話すのが遅い、していないから早い、ともいいきれない部分があります。ただ、四六時中おしゃぶりを使っていることは確かに赤ちゃんにとってよいこととはいえないかもしれません。

気になるようであれば、しっかりと使う時間を決めてメリハリのあるおしゃぶりの使い方を目指すようにしましょう。

ママとのコミュニケーションの機会が減る

おしゃぶりを使って赤ちゃんが大人しくしてくれると家事もはかどりますね。ですが、必要なときだけしか赤ちゃんの顔を見ない、泣かれないから気にしないという状況はママと赤ちゃんの大事なコミュケーションの時間を奪ってしまうリスクがあることを覚えておきましょう。

赤ちゃんはなんとなくさみしいときや、不安なときにママの顔を見るだけでも安心します。そのため、大きな声を出してママを呼びますが、それがときにはぐずり泣きととらえられてしまうことがあります。

そんなときにおしゃぶりを使うことは簡単ですが「ママにかまってほしい」という赤ちゃんの気持ちにこたえたことにはなりません。ママの手が空いているときは、おしゃぶりに頼らず思いっきり遊んであげましょう。

習慣化すると依存症になりやすい

おしゃぶりを使うことでママがもっとも気になるのが依存症にならないかということではないでしょうか。いつまでもやめられなかったり、おしゃぶりなしでは機嫌を損ねてしまったりするようになると将来も不安になりますね。

おしゃぶりを使うとすぐに赤ちゃんが泣き止むため、ママはすかさず赤ちゃんの口におしゃぶりを入れてしまうかもしれません。もしかしたら、洋服の襟にホルダーをつけて、赤ちゃんがいつでも自分で使えるように工夫しているかもしれません。

ですが、こうしたおしゃぶりの習慣化は、なんでもないときでもおしゃぶりが必要な精神状態をつくってしまいます。おしゃぶりをしてご機嫌で過ごしてくれればママも楽ですが、使う頻度や状況には見極めが必要です。

新生児の体の発達に影響するデメリット

母乳育児の期間が短くなる可能性がある

赤ちゃんはお腹が空いて母乳をたくさん飲みますが、ただ空腹を満たすためだけではなく、乳首を吸うことで精神的な安定も得ています。新生児はまだ吸う力が弱く、母乳を飲むにも訓練が必要ですが、この時期からおしゃぶりを使いはじめると吸う力が必要な母乳を嫌がるようになってしまいます。

哺乳瓶でミルクを与えている場合はおしゃぶりと同じ吸う力でお腹も満たされるため、ますます母乳育児がうまくいかなくなることがあります。新生児におしゃぶりを使う場合は、母乳がしっかり吸えるようになるまで待ちましょう。

使いすぎると歯並びが悪くなる

最近では歯並びに影響が少ないおしゃぶりが開発されていますが、それでもまったく影響がないとはいいきれないようです。おしゃぶりを2歳まで使っていると、噛んだときに上下の歯に隙間ができる傾向にあると証明されています。

ほかにも、出っ歯になる、噛み合わせが悪くなるなどのリスクがありますので、おしゃぶりの使用は2歳までを目安にやめるようにしたいですね。歯が生えるタイミングや生えそろう時期には個人差がありますので、子どもの様子をみておしゃぶりをやめるタイミングを決めましょう。
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