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公園での子どもの大声は騒音になる?外でのびのび遊ばせるには

公園での子どもの大声は騒音になる?外でのびのび遊ばせるには

子どもの頃、思いっきり体を動かして楽しくはしゃぎながら遊んだ思い出は誰にでもあると思います。けれど最近では大声を禁止する公園があるのです。公園での子どもの笑い声や大声は迷惑なのでしょうか?ここでは大声禁止の公園が増えている理由と子どもが遊ぶ権利、また、公園でのびのび遊ばせる方法についてご紹介します。

大声禁止の公園が増えている理由と問題点

公園の大声禁止には少子高齢化が背景に

60年ほど前までは、子どもは空き地で野球や鬼ごっこなどをして遊んでいました。その後、土地の開発が進み空き地が姿を消した後は「児童公園」が作られ、子どもはブランコやジャングルジムなどで遊びました。

けれども、遊具で事故が起こり、危険とみなされたものが撤去された結果、子どもの遊具は減り、大人用の健康遊具が増えています。少子高齢化時代になり、公園は高齢者など幅広い年齢層が利用する場になっているからです。子どもは安全性の問題から大人用の遊具で遊べないことも。

周囲の迷惑を考えてボール遊び禁止はしかたないとして、大声や、中には走り回るのさえ禁止している公園もあります。子どもはだんだん追いやられ、最近ではベンチに座りゲーム機で遊んでいる姿も見かけますよね。

核家族化や単身世帯の増加も一つの要因

子どもに慣れ親しんでいる人であれば、遊んでいるときの多少の大声は気にならないことが多いのではないでしょうか?多くの孫がいる、あるおばあちゃんは、近所の保育園から聞こえてくる子どもの大声に顔をほころばせながら「こっちまで元気になるよ」といっていました。

けれども、単身世帯や核家族の増加で子どもが身近でない人が増えています。子どもに親しむ機会のない人にとって、その大声は騒音にしか感じられないことがあり、苦情につながりやすいのです。

集合住宅の騒音でも、親しくしている家からの音とつきあいのない家からの音では感じ方が違いますよね。それと同様に子どもの大声に対する感じ方は、音への敏感さや体調などだけでなく、感情面も影響しているといえそうですね。

大声禁止は子どもの運動能力を下げる?

私たちの子どもの頃も、外で鬼ごっこなどをするときは、自然と大声で笑い楽しく遊びましたよね。外で静かに遊ぶなどということは、子どもにとっては難しいことです。

大声を禁止されれば、ママも苦情を心配して外遊びを控えがちになるかもしれません。すると、体を動かさなくなった子どもの運動能力は低下してしまいます。

実際に文部科学省の調査では、昭和60年頃から現在に至るまで、運動能力や体力が低下しているそうです。運動能力の低下は、転びやすいなど、自分の体を操作する能力の低下にもつながるのです。

気軽に外遊びできる場が少なければ、スポーツの習い事やたびたび大型公園に行くなど、パパママが意識して体を動かす環境を作らなければ、運動能力を育むのが難しくなりますよね。

子どもが大声で遊ぶのは許されないこと?

子どもにはのびのび遊ぶ権利がある

「児童の権利に関する条約」は1989年に国連で採択され1990年に国際条約になりました。日本でもこの権利は認められています。

条約の中では、「締約国は、休息及び余暇についての児童の権利並びに児童がその年齢に適した遊び及びレクリエーションの活動を行い、並びに文化的な生活及び芸術に参加する権利を認める」という項目があります。つまり、子どもが年齢に適した遊びをする権利が認められているのです。

日本にも子どもを守る法律があります。「児童福祉法」「子ども・子育て支援法」では、すべての国民は、児童が心身ともに健やかに育成されるよう努めることや、子育て支援を相互に協力して行うという内容が示され、子どもを安心して育てられる環境の整備が求められているのです。

条例を制定している自治体も

しかし、これらの法律には子どもの声のことまで明記されていません。増加している苦情を受け、東京都の環境確保条例では子どもの声に関する規制の見直しがされました。

未就学児の声は、騒音の規制基準値の適用から除外されたのです。騒音かどうかは、音の大きさだけではなく、必要性などを関係者同士で話し合った結果や、防止措置の内容を総合的に考えて判断されるという内容になりました。関係者同士の配慮や理解も期待されているのですね。

また、子どもの声に関する条例を制定する自治体もあります。たとえば千代田区では、公園の運用方法を工夫し、子どもが可能な限り自由に遊べるよう配慮すること、区民は子どもの外遊びの必要性を理解し、協力するよう努めることなどが盛り込まれています。

公園での大声に対する意見はさまざま

子どもが公園で大声を出すことに対する意見は人それぞれです。好意的な意見では「自分も子どもの頃は公園ではしゃぎまわって遊んだから」「将来子どもができれば公園で遊ばせる。お互いさま」「公園で思いきり遊べないのならどこで遊ぶのか」というものが多いです。

否定的意見では「夜勤明けだと眠れない」「病気療養中で子どもの声も体にこたえる」「保育園の近くに住んでいるので毎日のことでつらい」などです。同じ声でも、立場や状況で意見は変わるといえますね。

またある調査では、子どもの声が騒音だと思う人が東北地方では多く、近畿地方では少ない傾向にありました。東北地方は寡黙な人が多いイメージですし大阪などはにぎやかな雰囲気です。県民性の違いもあるのかもしれませんね。

子どもを公園でのびのび遊ばせるには

地域の理解と協力を自治体に訴えていこう

条例は、公園などでの子どもの大声をむやみに禁止することから守ってくれます。条例を根拠にして地域の人々に協力をお願いしたり、自治体に訴えたりしていくことができるのです。

しかし罰則や強制力はありませんし、苦情をいう人も、我慢できないような騒音に制限を求める権利があるのです。たとえ条例があったとしても、それを盾にとり「子どもの声は騒音の規制基準値の適応外ですから」などといったとしたら、相手はよい気持ちがしませんよね。

お互いの権利を主張するだけでは、いつまでたっても平行線で深い溝ができてしまうこともあります。ふだんから挨拶などのコミュニケーションを取り、お互いになるべく気持ちよく過ごせるように話し合い、相手を思いやる気持ちも大切ですよね。
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teniteo WEB編集部

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