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子育て中の叱り方って難しい。正しく子どもを叱る方法ってないの?

子育て中の叱り方って難しい。正しく子どもを叱る方法ってないの?

子どもを叱るときに、つい感情的になってしまうことってありますよね?良かれと思って叱っているのに、その思いとは裏腹に声を張り上げ、気づくと子どもはふざけるだけで全く聞く耳を持たなかったりします。ここでは子どもを叱るときに気をつけたいことや親の思いが伝わる正しい叱り方をご紹介します。

子どもはなぜ叱らなくてはいけないの?

子どもを叱るのは「物事の善悪」を教えること

電車の中で大声を出したり、お店の中を走り回ったりするときは、親は子どもに社会のルールを教える必要があります。

子どもを叱るということは、子どもに「物事の善悪」を教えることです。仮に子どもの問題行動を一切叱らずにそのまま成長させたらどうなるでしょうか?

子どもは物事の善悪の区別がつかず、他人に迷惑をかけても平気な大人になってしまいます。当然、周囲は問題行動を起こす人から離れていきます。社会から受け入れられない子どもの将来は決して明るいものではないでしょう。

社会のルールを教えるためにも叱るという行為はとても重要なのです。子どもを叱る理由を突き詰めると「幸せになって欲しいから」これに尽きるのではないでしょうか。

相手を思いやるのが「叱る」ということ

「怒る」と「叱る」の違いは何でしょうか。叱ることと、怒ることは一見同じように見えますが、その違いは相手への思いやりがあるかどうかです。

「怒る」という行為は、物事が自分の思い通りにいかなかったときに、その不満を感情に任せて発散させる行為です。誰のためでもなく、自分だけの行為と言えます。

しかし、「叱る」という行為は、「相手に良くなってもらいたい」という思いやりが前提にあるので、相手のための行為と言えます。

このように、「怒る」と「叱る」は似ているようで、全く違います。「叱る」は相手のためにやっているので伝わりますが、「怒る」は自分のためなので伝わりません。子どもの誤った行動・言動に対して感情に任せて怒っても、子どもは成長しないのです。

「叱らない育児」と「放置する育児」は違う

よく「叱らない育児」という言葉を耳にしますが、これは子どもが何をやっても叱らないという意味ではありません。「叱らない育児」とは、

・ 頭ごなしに怒らない
・ 人格否定しない
・ 叱る前に子どもの言い分を聞く
・ その上でダメなことはきちんと言い聞かせる

ということが挙げられます。もちろん、迷惑行為や危険な行為をした時はきちんと叱る必要があります。「のびのび育てたいから」という理由で、子どもをきちんと叱ることができないと、将来社会に出たときに大変な苦労をさせてしまうことになってしまいます。

このように「叱らない育児」と「放置する育児」は意味が全く異なります。「叱らない育児」とは、怒鳴らずに諭して言い聞かせるというとても根気が要ることなのです。

子どもを叱るときに気をつけたいこと

年齢関係なく叱らないといけない状況

子どもをどの程度の行動で叱るかは、各家庭によって基準が異なってきますが、必ず叱らなければいけない場面があります。

【相手を傷つける行為】
友達を叩いたり蹴ったりしてケガをさせた場合は叱る必要があります。相手が傷ついたことをきちんと諭すことが大切です。

【 命の危険を及ぼす行為】
左右確認をせず突然道路に飛び出すなどの行為は、最悪の事態を招く可能性があります。二度と繰り返さないようにきちんと教える必要があります。

【自分を傷つける行為】
子どもを叱った後に、子ども自身が「どうせ自分なんて」と自分を傷つける行為を取ることもあります。そんな時は叱るというより、愛情を伝えてあげましょう。自分を責めることが癖になってしまうと、悲観的な性格になってしまう可能性があります。

「できない」ことを責めても萎縮するだけ

一方、子どもを叱らなくても良い行為もあります。それは、本人の努力ではどうしようもないことです。例えば、まだ自分で着替えや靴の脱ぎ履きができない2歳児に「どうしてできないの?早くやりなさい!」と言って叱るのは意味がありません。

大人からすれば容易なことですが、子どもにとってはそうではありません。それをやる能力がまだ身についていないだけなのです。

おねしょや吃音なども同じことが言えます。子どもの努力ではまだどうすることもできないので、そのことを責められた子どもはただ萎縮してしまうだけなのです。

子どもを叱るときは、心や体、言葉の発達などをよく理解した上で、本人の意思で改善できるかどうかを見極める必要があります。

なぜダメだったのか時には「諭す」ことも

子どもは大人に比べて未熟なので、いろいろな失敗を犯します。これは大人から見れば残念な行為と思えるかもしれません。しかし、物事を知らなかったために犯した失敗には故意がないため、「諭す」ことが必要です。

例えば子どもがパンを食べることに夢中になって牛乳をこぼしたとします。しかし子どもからすれば、自分の意思ではなく牛乳は勝手にこぼれてしまったことになります。

この行為に対して、親が子どもを叱っても、子どもは「なぜ叱られたのか」よく分かっていません。この場合は、「パンを食べるときは、少し遠い場所に牛乳を置くとこぼれないよ」と、「諭す」必要があるのです。「諭す」という行為は相手を責める目的がないので、子どもは安心して話を聞くことができます。

子どもにちゃんと思いが伝わる正しい叱り方

叱る前に子どもの言い分をきちんと聞く

子どもには、どんな叱り方をすれば思いを正しく伝えることができるでしょうか。それは、まず叱る前に「子どもの言い分をきちんと聞く」ことから始めます。

大人からすれば筋が通らないような話でも、子どもにとっては全うな理由です。子どもの言い分を聞かず、頭ごなしに叱っていれば当然子どもは納得しません。なぜ叱られているのか理解できず、前向きな気持ちになれません。

子どもの言い分を聞いた上で、以下の手順を踏みます。

1. 子どもの言い分をきちんと聞く
2. 言い分を踏まえて客観的な意見を伝える
3. 何がダメだったのか説明する
4. 子どもが納得したら優しく接する

子どもの言い分をきちんと聞いた上で長々と叱ることはせず、思いを完結に伝えることがポイントです。

叱るとき、これだけはやってはいけない

一方的な叱り方は、効果がない上に子どもの自尊心を傷つけてしまいます。叱るときに、やってはいけないことをまとめました。

・誰かと比べる
「お姉ちゃんは出来るのにどうしてできないの?」「○○くんは上手にできるに…」など、誰かと比べるのはNG。親の愛情を疑い、その傷を長く引きずってしまう可能性があります。

・ママ、パパが一緒に叱る
両親が同時に叱ると、子どもの逃げ場がありません。親から愛されていないと感じ、自信をなくしてしまいます。ママ、パパどちらかが叱ったら、一方は様子を見守るようにしましょう。

・時間を置かない
時間が経ってから叱ってもあまり効果はありません。ただし、周囲に大勢いる前などで叱るのはNG。叱る時は人気のない場所に移動しましょう。

年齢別に解説!2〜5歳児はこうして叱る

【2歳】
2歳までの子どもは理解力が未熟なので、叱っても親の意図は通じません。長々と説明しても分からないので、1〜3語で叱ると効果的です。

【3歳】
3歳にもなると理解力も向上し、少しずつ会話もできるようになってきます。この時期は、なるべく短い言葉で「なぜいけないことなのか」をきちんと説明してあげましょう。

【4歳】
運動能力が向上して行動範囲も増えるこの時期は友達とのトラブルも増えてきます。基本的には3歳児と同様に短い言葉で叱るようにしましょう。

【5〜6歳】
この頃になると、他人への感情移入ができるようになります。この時期は、「そんなことをしたら○○ちゃんは悲しむよ?」などと相手の気持ちを汲んだ言葉がけをすると効果的です。

まとめ

子どもを叱るときは、つい感情的になりがち。でも、その前に一呼吸置いて、子どもの言い分に耳を傾けてみましょう。

大人でも信頼している人の指摘は聞きますが、知らない人に言われても響かないものです。親子関係も同じことが言えると思います。

正しい叱り方をしても子どもとの信頼関係がなければ思いは届きません。逆にひどく叱っても、気持ちが通じていれば伝わるはずです。

ママ、パパは子育ての初心者です。初めから完璧にできることはありませんし、失敗したらそこで軌道修正すればいいだけのこと。

「叱る」という行為は、突き詰めれば「子どもに幸せになって欲しい」からだと思います。素直に子どもと向き合えば、きっと子どもも心を開いてくれるはずですよ。

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久保田 拓磨

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