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離乳食に意外な禁止食材!?安全に食べてもらうための知識

離乳食に意外な禁止食材!?安全に食べてもらうための知識

離乳食では、いろいろな食材に触れて「食べる楽しさ」を赤ちゃんは学んでいきます。まだまだ発達途中の赤ちゃんでもおいしく・楽しく離乳食が食べられるように、数多くある食材の中から注意が必要なものを理由とともにまとめてみました。知識を深めたい、再確認したい、という時にぜひお役立てください。

とくに注意が必要な食材はこれ!

はちみつ、黒糖など原料糖と表示されるもの

精製する前のサトウキビやはちみつは原料糖といわれ、手を加えない分、自然界にはどこにでも存在している「ボツリヌス菌」という菌の芽胞(たまごのようなもの)が含まれていることがあります。

まだ抵抗力の弱い赤ちゃんは芽胞を腸内で死滅させることができず、そのまま菌が発芽して毒素を出します。すると、5日以上の便秘が続く・食欲や元気がなくなる・首がすわらなくなるなどの症状が起きる「乳児ボツリヌス症」を発症してしまいます。

「1歳未満の乳児には与えないで」と注意書きをしているはちみつも多くなりました。しかし、黒砂糖やきび砂糖も、自然の土壌で栽培されたサトウキビを精製せずに作っているので、注意が必要なのです。

火が通ってない生もの

大人でも、免疫力が落ちているときに食べると食中毒になってしまうことがある「生もの」。赤ちゃんはなおさら気をつけてあげましょう。

食中毒は主に、腸炎ビブリオ菌、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌(O157など)の細菌・E型肝炎ウイルス、ノロウイルスなどのウイルス・サバやアジなど魚介類に寄生するアニサキスという虫が原因で起きる病気です。

食べてから発症する時間は原因によってさまざまですが、いずれも、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が出ます。赤ちゃんは大人よりも免疫力が弱いので、感染すると重症化してしまうことも少なくありません。

細菌が育ちやすい気温の6月~9月ごろと、ウイルスが活発になる気温の10~3月ごろはとくに注意しましょう。

喉に詰まらせてしまうような食材

赤ちゃんは、飲みこんだり噛んだりすることを練習している段階なので喉にものが詰まりやすく、気管が5~10mmほどと細いため、窒息事故が多く起きています。

原因になるものは、ミニトマト、キャンディチーズ、ぶどうなどの丸い食品が思い浮かびますが、パン、サツマイモなどのパサパサしやすい食品・口腔内に張りつきやすい海苔・かたい肉なども挙がっています。

そして、よくダメだと耳にするナッツ類や豆類は、噛まなくても気管に入ってしまう大きさなので危険性が高く、小さく砕いても気管支に入り込んでしまった場合、肺炎の原因にもなり得ます。ですので、赤ちゃんに与えることは推奨されておらず、3歳ごろまでは控えた方が良い食材です。

アレルギー反応を起こしやすい食材

卵、牛乳、小麦、大豆の特定原材料

とくにアレルギーを起こしやすい食品は、「特定原材料」の「卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生」の7品目と「特定原材料に準ずる食品」の「大豆、さば、りんご」などの20品目だといわれています。

食品に含まれるたんぱく質を、体が有害なものだと認識してしまい過剰に反応することでアレルギー症状が起きます。主な症状は、口やくちびる、喉のかゆみ・発疹・じんましん・腹痛・下痢・吐き気や嘔吐ですが、意識低下や呼吸困難などの「アナフィラキシーショック」が起きてしまう場合もあります。

卵、乳、小麦の3大アレルゲンは成長とともに食べられるようになる確率が高いため、小児科やアレルギー科を受診して、赤ちゃんがどのくらいのアレルギー数値なのか調べていくことも大事です。

カニ、エビなど甲殻類

甲殻類アレルギーは、「トロポミオシン」というたんぱく質が原因です。このトロポミオシンは、カニ、エビのほかにタコやイカ、貝類にも含まれているため、シーフード全般に注意が必要になってきます。

また、重篤な症状やアナフィラキシー反応を起こしやすいともいわれていますので、しっかりと食品の材料表示を確認しましょう。かまぼこなどの加工品や、ちりめんじゃこ、シラスなどの小魚にも甲殻類が混入していることがあります。

甲殻類アレルギーは一度発症すると大人になっても耐性を得ることが難しく、食べられるようになる可能性が低いため、決して自己判断ではなく、医師との相談や診断のもとでアレルギーと付き合っていく形になります。

落花生、クルミなどのナッツ類

アレルギーが起きるナッツは、クルミ、アーモンド、ハシバミ、カカオ、ココナッツ、ピーナッツ、ブラジルナッツ、カシューナッツなどが挙げられます。どのナッツが原因になるかは人それぞれ異なるため、原因となるナッツを特定することが必要です。

また、甲殻類アレルギーと同じように、重篤な症状を起こしやすく、耐性を得られる可能性が低いアレルギーだといわれています。

ナッツ類は栄養が豊富なこともあり、お菓子、バター、チーズ、ドレッシング、カレールウなどのいろいろな食品に使われています。パウダー状にしたものや、ナッツオイルを使用している製品もあるので、見た目だけでなく、こちらも材料表示をきちんとチェックするようにしましょう。

食べさせていくための安全な対策法とは

初めての食材は少量で一種類だけ

赤ちゃんに初めての食材を食べさせるときは、必ず“1日に1種類だけ”にしましょう。量は小さじ1/2〜1が目安です。

一度に何種類も食べさせてしまうと、もしアレルギー反応が出た場合、どの食材に反応したのか分からなくなってしまいます。また、アレルギーは食べた量が少なければ軽症で済むことが多いため、赤ちゃんがまだ欲しがったとしても1さじで様子を見るようにすることが大切です。

赤ちゃんの生活スタイルにもよりますが、もしアレルギー反応が出てしまっても慌てないように、かかりつけ医が開いている時間に食べさせることをおすすめします。アレルギー反応は食後すぐか1〜2時間後に出ることが多いので、平日の午前中が良いでしょう。

加熱処理をしてから食べさせる

赤ちゃんは消化能力もまだ未熟なので、柔らかく煮てあげた方が、お腹に負担をかけずに済みます。肉、魚介類、卵なども食中毒の危険性を減らすために中心までしっかりと加熱するようにしましょう。

果物は離乳食初期からそのまま与えることができるといわれていますが、慣れるまでは加熱したものを与えていくようにします。豆腐や、トマトなどの生で食べられる野菜も、菌の心配があるので離乳食完了期になる1歳ごろまでは避けているママが多いようです。

卵や果物など、しっかり加熱するとアレルギー物質が壊れて、反応が出にくくなる食材もあります。しかし、ナッツ類は加熱をすると逆にアレルギー物質が増えてしまいますので注意しましょう。

食べやすいように小さめにしてあげる

離乳食の食材は、初期はなめらかなポタージュ状・中期は少しずつかたまりを増やし、舌で潰せる豆腐くらいのかたさ・後期は手づかみしやすいようにスティック状などにして、歯ぐきでかめるようにバナナくらいのかたさ、ということを目安に調理していきます。

そして完了期に移行していきますが、赤ちゃんの成長はひとりひとり違いますので、目安どおりにはいかないこともあります。その時の状態を見ながら、食べ物の形やかたさを変えてあげるようにしましょう。

完了期になっても、肉やミニトマトなど窒息してしまう危険性があるものは食べやすい大きさに切ってあげると安心です。泣いたり笑ったりした拍子に丸飲みしてしまうこともあるので、食事中は赤ちゃんを1人にせず、そばで見守ってくださいね。

まとめ

気をつけたい食材や対策などをいろいろご紹介しましたが、いかがでしたか。

「なぜ注意しなければいけないのか」「リスクを減らすにはどうしたら良いか」ということを知ることによって、さらに安心して赤ちゃんに離乳食を食べさせることができます。心配なことがあれば、医師や保健師に相談してみるのもいいですね。

赤ちゃんにたくさんの栄養を摂ってもらうためにも、赤ちゃんの成長に合わせて適切な食材を選び、離乳食期を家族みんなで楽しく過ごしましょう。

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