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日本と違う?チェコの幼稚園事情。アウトドア派なチェコの幼稚園児たち

日本と違う?チェコの幼稚園事情。アウトドア派なチェコの幼稚園児たち

チェコでは3歳になると幼稚園に通い始めます。朝は嬉しそうに登園する子やママから離れたくない子、様々な顔が見られるのは日本と同じだなと思います。でも毎日通っていると日本との違いを見つけることも。ここでは私が気づいたちょっと日本と違うチェコの幼稚園生活についてお話いたします。

日本とどう違う?チェコの幼稚園事情

チェコの入園条件、少ない持ち物にビックリ

チェコの幼稚園は、日本の保育園と幼稚園が合わさったような役目をしています。朝から午後まで8時間預かってくれるので保育園のようでもあり、みんなで絵を描いたり工作したり、歌を習ったりするお勉強は幼稚園のようもあります。

個人的な印象としては幼稚園の意味合いを強く感じますし、ほかに3歳に満たない子が通うjesle(イェスレ)という園もありますので、3歳から通うこの園を、ここでは幼稚園としてお話させていただきます。

幼稚園に入園するにあたり、先生から言われて焦ったことが「おむつは外してください」の言葉でした。最初に入園条件を聞きに行った時点で長男はまだおむつをしていたのです。

でも周りの子たちは当然のようにおむつが外れていました。というのもチェコではトイレトレーニングを始めるのが早く、2歳になるとおむつをしていない子がほとんどです。日本では1歳半~2歳ごろが多いようです。

幼稚園への持ち物も違います。「着替え1組とレインコート、上靴、パジャマを持ってきてください」とだけ言われたときには「それだけなの?」と思いました。お昼寝のベッドや布団、食事のスプーンやフォークなどは幼稚園のものを使いますし、のどが乾いたらお茶も出してくれるので、家から持っていくものはほとんどありません。

チェコの朝は早い!幼稚園も早く登園

チェコの朝は早いです。医院は朝7時から開院していますし、スーパーも朝7時から開いています。私がチェコの企業に勤めていたときも、8時に出勤したらみんな仕事を始めていて、遅刻したかのような気分でした。仕事を早く始めれば早く終わられるので、帰ってから家の用事ができるのは利点です。

幼稚園も朝早いです。7時には子どもたちが登園してきます。

私の息子は朝7時半に登園しますが、すでに部屋は子どもたちがぎやかに遊んでいます。朝8時半に園の入り口が閉まる前にみんな登園します。

朝型に慣れるまでは息子を起こして準備するのが大変でしたが、慣れてくると良い習慣だなと思うようになりました。朝幼稚園に行く前に医師に診てもらうこともできますし、夕方パパが家に帰ってきたら子どもと一緒に過ごす時間もあります。

チェコにも日本の「早起きは三文の徳」と似たことわざがあって、「Ranní ptáče dál doskáče(ランニー プターチェ ダール ドスカーチェ)」と言います。直訳すると「朝の鳥はより遠くにジャンプできる」。日本もチェコも早起きは良いという考え方は同じですね。

村の幼稚園は複式学級。縦のつながりも強い

私たちの村の幼稚園に通う子どもは25人ほどで、3学年いっしょの複式学級です。年上の子と年下の子が入り混じり、学年が違っても自然に仲良くなって遊んでいます。お兄ちゃんと遊ぶのに慣れていた次男は、幼稚園に入ってから友だちになったのは年上の子ばかり。かわいがってもらっています。

幼稚園と同じ建物の中には小学校もあります。廊下で園児と小学生がすれ違い、給食も同じ献立のものを食べます。小学校と幼稚園でいっしょに遠足に行くことも多く、村の子みんないっしょに成長しています。

チェコの幼稚園生活はアウトドア

日課の散歩は雪の中でもみんな元気

チェコの園児はよく散歩に出ます。街中でも安全のために防犯ベストを身に着けて、上手に並んで手をつなぎ散歩する園児を見かけます。そしてこの散歩は、寒い冬の日にも続きます。

私が次男を出産したのは秋でした。そのときにかかりつけ医師が私に言ったのは「1カ月したら散歩に出てもよいですよ。マイナス1度くらいなら大丈夫」という言葉でした。「生まれてひと月の赤ちゃんがマイナス1度で散歩!」と信じられなかったのですが、チェコではそれが普通。赤ちゃんのころから寒い中を散歩しているのです。

緯度が北海道と同じくらいで、ヨーロッパの内陸部にあるチェコの気候は日本よりも涼しく、乾燥しています。日本のようなじめじめした暑い夏はないですが、そのかわり冬が寒くて長く、マイナス温度の日も続きます。雪は昔と比べると少なくなったそうですが、一度積もるとなかなか溶けずに残っています。

そんな寒い冬の日では園児もしっかり防寒します。スキー服を着て、首にはマフラーを巻き、温かい帽子と手袋、靴を履きます。多少雪が降っていてもお構いなし、雪が積もったら散歩の途中に雪だるまを作ったり、雪合戦したりして楽しみます。

幼稚園に迎えに行くと、廊下にある暖房器具には散歩で濡れたズボンがずらりと並んで垂れ下がっています。その中から自分の子どものズボンを見つけ出し、履いて帰るのも私がチェコで初めて体験したことでした。

トランポリンが必須?園庭にもトランポリン

びっくりしたのが多くのチェコの家の庭にはトランポリンがあることです。本格的な大きなトランポリンで、直径3メートルはあります。横からはみ出て落ちないようにネットでぐるりと壁が作られているので小さな子でも安全、2歳くらいになるとジャンプしています。

そんなトランポリン好きのチェコ人なので、幼稚園の庭にもトランポリンがあります。我が家にはトランポリンがないので、息子たちは幼稚園に行くと喜んで遊んでいるそうです。教室の中にも小さな一人用のトランポリンがあって、どこに行ってもぴょんぴょん飛べるようになっています。

トランポリンはバランス感覚を養い足腰も鍛えられるといいますから、きっとチェコ流のおすすめ運動法なのでしょうね。

屋外行事でのびのび!魔女焼きでは火遊びも

気候が良くなる春から夏にかけて、チェコでは屋外行事シーズンです。街や村の広場では毎週のようにイベントが開催され、家庭でもバーベキューを楽しみます。

幼稚園もこの時期、屋外行事が盛りだくさんです。その中でおもしろいのが「魔女焼き祭」です。4月30日の夜、焚火で魔女の人形を燃やして魔物を追い出す意味もあるのですが、寒い冬が終わり、春を迎える喜びの行事でもあるそうです。

私たちの村では大きな丸太でキャンプファイヤーを組み火をつけ、大人は焚火を眺めながら夜までおしゃべりを楽しみます。子どもたちは焚火に木の枝を投げ入れたり火をつついたりして、この日は大人といっしょに夜遅くまで外で遊んでいます。ママやパパが近くで監視しながら子どもが火で遊べる、そんな日でもあるのです。
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順子 シュストル

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