家の生活臭が気になる!臭いの原因や予防法、便利グッズをご紹介
空気清浄機も予防策としては効果あり!
空気清浄機にはフィルターに消臭効果のある活性炭を使ったものや、イオンやプラズマを放出して臭いの原因菌を除去しているものがあります。部屋に漂う臭いが染みついて生活臭になる前に、空気清浄機で予防しましょう。
生活臭の染みたものは洗濯や掃除をした上で、できるだけ長時間稼働させると空気中の汚れをいつもきれいにしてくれます。空気清浄機があっても空気を入れ替え湿気を逃がすことは必要なので、換気もしっかり行いましょう。
気になるところはこまめに掃除する
【布製のソファ・カーペット】
掃除機で埃を取った後、重曹を粉のまま振りかけ一晩程度置いて掃除機で吸い取ります。汚れがひどい場合は、石鹸と重曹を付けた布で叩いて落とした後、酢水やクエン酸水で拭きます。ただし布の素材などによっては劣化の恐れがあるので、必ず目立たない場所で試してから行いましょう。
【クッション】
大きなビニール袋に重曹とクッションを一緒に入れて振り、30分ほど置いた後、重曹をはたいて落とします。
【ガスレンジ】
重曹水を調理後の温かいうちにスプレーしておくと、油汚れが落としやすいです。
こまめに掃除すれば生活臭が軽減できるだけでなく、掃除が楽になりますよ。
生活臭を消すためにやってはいけないこと
アロマや芳香剤だけに頼る
最近では、体にやさしく自然の香りのアロマを使う人たちも多いです。けれども使っていれば生活臭を感じないからといって、掃除をせずに汚れを放置すると、そこからの臭いが強くなってきます。
せっかく芳香剤やアロマを使ってリラックスしたくても、強い生活臭と混ざって変な臭いになり、かえって気になってしまうのは残念なことですよね。掃除や換気をした上で、芳香剤やアロマを使うと、本来のよい香りが楽しめますよ。
嫌な臭いを消したいときは、できればスプレータイプの消臭剤を使うことをおすすめします。消臭スプレーは、よい香りをかぶせるようにして一時的に隠すのではなく、臭いの元に撒いて除菌をすることによって、雑菌を減らし臭いを発生させない仕組みになっています。直接臭いの元にアプローチしているといえますね。
消臭剤だけを使って部屋の換気をしない
しかし除菌したからといって、雑菌の温床となる汚れなどを除かない限り、また繁殖してしまうのです。それに、不快な臭いを消してくれる消臭グッズは便利ですが、生活していれば料理などで頻繁に臭いが発生しますよね。
消臭剤だけでは除菌が不十分なことがありますし、部屋にこもってしまう湿気を取り除くことはできません。部屋に湿気が多くなるとカビやダニが繁殖しやすく臭いの発生源になるとともに、家が傷みやすくなります。
空気中には人のフケなどで繁殖したダニの死骸やカビの胞子が想像以上に舞っているそうなので、部屋の換気をせずに汚れた空気を多量に吸い込み続けた場合は、免疫力の低下など健康被害を受ける可能性も考えられます。また二酸化炭素濃度が高くなって集中力が低下することもあります。
便利な消臭グッズを活用しつつも、部屋の換気をして新鮮な空気を呼び込み、湿気を逃して空気がよどんでしまうのを防ぎましょう。
生活臭を消すのに便利なグッズ
自然のものを使いたい人は「ハッカ油」
「ハッカ油」には除菌効果があり、消臭スプレー代わりに使えます。水90ml、無水エタノール10mlと5~10滴くらいのハッカ油を混ぜてスプレー容器に入れるとできあがりです。安価で長持ちしますよ。
布製品や生ごみの臭いにも効果的ですし、重曹に数滴ハッカ油を混ぜたものを小瓶に入れて、靴箱に置くのもよいですね。ハッカ油は猫には使えず、ポリスチレン(PSの表示の容器など)やスチロール樹脂を溶かすので、スプレー容器の材質や消臭する場所には注意しましょう。
意外にもトイレの臭いに「マッチ」が使える
マッチの硫黄成分とトイレの臭いのアルカリ成分が反応して臭いを消すそうです。通常はマッチ1本、燃やす時間にすると10秒くらいで臭いは気にならなくなりますが、もし不十分なときはもう1本燃やします。
化学反応で消臭しているのでほかの臭いが混じり困る心配がないですし、芳香剤や消臭剤の香りが苦手な人にもよいですね。すぐに臭いが消えるので、急な来客のときに役立ちます。
火には十分注意して行い、マッチは子どもの手の届かない場所に置くようにしましょう。
においの原因にダイレクトに効くグッズ
【重曹】
油汚れや排水口のぬめりや臭いに。
【酢・クエン酸】
水垢や石鹸カスに。トイレの消臭。水で薄めて使う。
【エタノール】
油汚れに。キッチンの消臭。火元に注意する。
アルミ製以外の鍋で沸騰させた重曹水を冷まして、スプレー容器に入れて使えば、汗臭など酸性の臭いへの消臭力が高まるそうですよ。これらのグッズを使うときは、材質が傷む可能性を考えて目立たないところで試してからにしましょう。
まとめ
ママが負担を感じるほど神経質に掃除や換気を行う必要はありませんが、家を清潔に保つことは、家族の健康や気持ちよく過ごすためにも大切です。忙しい中ですが、生活臭を一つの目安として、こまめな換気と掃除を心がけることができるとよいですね。