2歳児の知育おもちゃ。ペグ挿しやひも通しで指先を鍛えよう
子どもは成長するにつれて、たくさんのことができるようになりますよね。特に2歳頃になると指先を使って遊ぶことが増え、小さなおもちゃのパーツを摘んでみたり、ボタンをつけようとする仕草をすることもあります。ここでは遊びながら指先の感覚を養うことができる、簡単手作りおもちゃの作り方をご紹介します。家にある材料で作ることができるので、すぐに遊ぶことができますよ。少しずつ難易度を上げて楽しんでみてください!
発達にも大きな意味を持つ2歳の「遊び」
日常生活で大切なことは「遊び」で覚えていく
ティッシュを握って離してみたり、ビリビリ破ったりするのも指がうまく動かないとできない動作です。ハイハイやつかまり立ちをし始める頃には、少しずつ指先に力を入れることができるようになっているので、子ども自ら興味のあるものに手を伸ばして掴んでいる姿を見ることも多いですよね。
小さな物も摘めるようになり、指先を使って遊ぶことに興味が出てきたかな?と思ったタイミングで、指先の感覚を養えるようなおもちゃを子どもに渡してあげると夢中になって遊ぶはずです。
また、親から見て「指先を使って遊ぶことが少ないかも?」と思ったときにも遊べるようなおもちゃを使うことで発達を促すこともできるので、試してみましょう。
指先の感覚を養うには親のフォローが必要
小さくちぎった紙を拾ったり、ボールを持って離すなどの簡単な動作から年齢を重ねるごとに指先を使う場面が段々増えてきます。そうなると、子どもが「ひとりではできない!」といったことがでてきますよね。
私の2歳になる娘も、今はボタンかけを「自分でやりたい!」と奮闘中ですが、なかなかひとりでやることができず「できない!難しい!」と怒って泣いてしまうこともあります。
子どもが集中してチャレンジしているときは、なるべく近くで見守り、うまくできずに困っているときは少しだけ手を差し伸べるとよいでしょう。
楽しく遊びながら指先の感覚を養えるように、親が優しくフォローしてあげてくださいね。
指先の感覚を育てる知育おもちゃを作ろう!
発砲スチロールとストローで作るペグ挿し
【材料】
・発泡スチロールトレイ・・・1枚
・ストロー・・・穴の数と同じ本数。色合わせをするなら、ポイントシールと同じ色を用意
・カラーポイントシール・・・穴と同じ枚数。ストローと同じ色を用意
・穴を開ける道具・・・キリや鉛筆
・ハサミ
1.発泡スチロールに等間隔に印をつけ、カラーポイントシールをランダムに貼る
今回は等間隔に穴を開けていますが、円形になるよう穴を開けたり、ストローの長さを長い順から並べて差したりと難易度を上げて遊ぶこともできますよ。
空き箱で作るひも通し
【材料】
・色画用紙・・・好きな色を数枚
・ティッシュ箱やお菓子の空き箱・・・(色画用紙の補強用)数枚
・毛糸や靴紐など太めの紐・・・30cmのものを1本、60cmのものを1本
・カラーポイントシール・・・好きな色を必要な分(装飾用)
・のり
・はさみ
・キリ
・セロハンテープ
作り方は以下のとおりです。
1.空き箱をハサミで平面に解体し、子どもの好きな形を型取り切る。型取ったものと同じ大きさのドーナツ模様を画用紙で作り、のりでしっかりと貼りつけ同じものを複数個作る
ここでは、ドーナツ型を作りますが簡単な正方形や車の形などにアレンジしてもよいです。
大きめのものは穴を2カ所開けると、ひもを通したときに安定して遊びやすいので、大きさによって穴を1〜2カ所にするとよいでしょう。
60cmの紐を半分に重ね、さらに半分に重ねる作業を何度か繰り返し、長さが3cmほどの束になったら、30cmの紐の加工していない反対側の端に結びつける(これが、ひもに通したモチーフが落ちない役目をします)
子どもの好きな形や絵本に出てくる果物などを形にして穴を開けると、子どもも楽しむことができます。遊ぶ前には一度「こうやってひもを通すんだよ」と教えながら一緒に遊んでみてくださいね。