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“こども古本店”さんに聞いた読み聞かせにぴったりの絵本【vol.2】

“こども古本店”さんに聞いた読み聞かせにぴったりの絵本【vol.2】

5〜6歳におすすめの絵本

しりとりのだいすきなおうさま

作:中村翔子
絵:はた こうしろう
出版社:鈴木出版
【内容】
なんでもしりとりの順に並んでないと気がすまない王様、料理の順番も、もちろんしりとり。そして最後は好物プリンと決まっています。間違ってラーメンなんかで食事が終わろうものなら、王様はかんかんです。悪戦苦闘する家来たちは、そんな王様をこらしめてやろうと、ある作戦を考えました。
【中島さんのおすすめポイント】
この王様はしりとりが大好きで、お部屋のものも、食事も、すべてしりとりになってないと気が済みません!家来たちは頭を悩ませながら、わがままな王様の言う通りに、しりとりの順に食事を出していきます。王様と家来たちのしりとりの応酬が楽しいユーモア絵本です。よくよくみると、表紙の絵までしりとりになってますよ。

まないたにりょうりをあげないこと

作・絵:シゲタ サヤカ
出版社:講談社
【内容】
まな板がしゃべる、食べる!楽しい絵本。「ぼく、このレストランの料理が食べてみたいな〜。」食いしんぼのまな板に、気の優しいコックはこっそり料理をあげますが、まな板はだんだん太っていって…
【中島さんのおすすめポイント】
ある日、コックが大変なものを見てしまいました。まないたが料理をたべる瞬間を…!なんていうありえない展開からはじまる絵本。食いしん坊でお調子者のまな板に、やさしいコックはどんどんお料理を与えていきます。まな板がどんどん太っていき…、とその先のストーリーが待ち遠しくなる1冊。読み聞かせにぴったりの一冊です。

大人にもおすすめの絵本

ビロードのうさぎ

作:マージェリィ・W・ビアンコ
絵・抄訳:酒井 駒子
出版社:ブロンズ新社
【内容】
ある日、ぼうやのもとにやってきたビロードのうさぎ。子どもに心から愛されたおもちゃに訪れる「子どもべやのまほう」の話を耳にします。やがて、ぼうやにとってかけがいのないものになったうさぎは…酒井駒子の繊細な絵と抄訳で名作が蘇ります。
【中島さんのおすすめポイント】
男の子に大事にされてきた、ビロードでできたうさぎのぬいぐるみ。ビロードのうさぎは「男の子のほんもののうさぎ」になったと感じていました。ところが別れは突然やってきます…。大切な人に贈りたい一冊。絵画のような美しい表紙で、飾っても絵になりますよ。

21世紀こども百科 もののはじまり館

総監修:近藤二郎
出版社:小学館
【内容】
世の中の「もの・こと」のはじまり約100テーマをビジュアルワイドに楽しく紹介!「もの・こと」にまつわる偉人のエピソード、はじまった理由・目的、関連するテーマも多数取り上げています。理数系に強い確かな学力も育てます。
【中島さんのおすすめポイント】
図鑑は子どもだけのもの?いえいえ、大人も楽しめるんです。「もののはじまり館」は、いま、当たり前のようにある「もの」や「こと」のはじまりをこどもにわかりやすく紹介。大人が読んでも「へ~」と思う事が盛りだくさん。僕は「電子レンジ」の意外なはじまりに「へ~」ってなりました!

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