出産の平均週数について知っておこう。双子の場合のデータもご紹介
双子出産の場合の出産平均週数と分娩方法
双子出産の場合の平均週数は35週
双子出産は単胎出産に比べて早産になりやすく、全体の約50%が37週未満、平均すると35週で出産になるというデータがあります。双子を妊娠しているとママのお腹が通常の妊娠よりも大きくなりやすいため、子宮頸管が引っ張られて短くなるのが原因の一つです。
早産だと未熟児で生まれることがほとんどなので不安になるパパやママも多いと思います。ですが近年は新生児医療の発展がめざましく、28週以降・1000g以上で生まれれば赤ちゃんの予後は良好だとされています。
単胎出産に比べて健診の回数も多く、「安定期はない」といわれることも多い双子出産ですが、心配しすぎは禁物です。大変さは2倍かもしれませんが、可愛さはきっとそれ以上ですよ。
出産予定日より早く生まれることが多いので、いつ出産を迎えても大丈夫なように、赤ちゃんを迎える準備は早めにしておくと安心ですね。
双子出産の分娩は帝王切開が多い
実は双子を自然分娩で出産するためには、いくつかの条件があります。
・母体に合併症がないこと
・どちらの赤ちゃんも頭位(下向き)であること
・低置胎盤や前置胎盤でないこと
・妊娠34週目以降で推定体重が2人とも1800g前後あること
条件をすべてクリアしていても、多胎妊娠の場合は帝王切開と決まっている病院も多いです。また、自然分娩を予定していても、ママや赤ちゃんの状態によっては途中で帝王切開に変更になることもあります。
自然分娩は、帝王切開に比べて産後の回復が早いといわれています。しかし、お腹の中で赤ちゃん同士のへその緒が絡まってしまったり、2回陣痛がくるためママの体へ大きな負担がかかってしまったりするというリスクも。
どちらの出産方法にもメリットとデメリットがあります。ママと赤ちゃんが元気に出産を終えることができるように、先生としっかり相談してくださいね。
まとめ
出産予定日や出産の平均週数はあくまで目安ですが、早めに知っておくことで妊娠中から産後までのスケジュールを立てやすくなりますよ。
妊娠初期は不安なことも多いと思いますが、パパそしてママになったことを噛み締めながら妊娠期間を楽しんでくださいね。