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アルコールスプレーで食品を除菌!用途や特徴と使用できるスプレー

アルコールスプレーで食品を除菌!用途や特徴と使用できるスプレー

感染症予防や清潔保持のため、子どもの身のまわり、特に口に入る食品に関してはしっかりと除菌しておきたいというママもいるでしょう。除菌に役立つアイテムとして一般的なものに、アルコールスプレーがあります。今回は、アルコールスプレーの用途やその安全性などについてご紹介していきます。

一般的なアルコールスプレーの用途とは

調理前の道具やママの手を除菌する

パッと見たらきれいに見える手や指でも、実は埃や汗、皮脂などで想像以上に汚れています。また、大腸菌やブドウ球菌など体に害を及ぼす菌が潜んでいる場合もあるのです。

そのような状態の手で調理を行うと調理器具を二次汚染させ、さらに家族に作る料理が汚染される可能性があります。万が一、汚染された料理を口にしてしまうと、食中毒に繋がるかもしれません。

そういった危険を回避するためにも手洗いの徹底は不可欠ですが、さらにしっかりと除菌する目的でアルコールスプレーを使用することがおすすめです。除菌消毒効果が期待できるアルコールスプレーを、調理前の道具やママの手に吹きかけると、清潔が保たれ安心して料理を作ることができるでしょう。

子どものおもちゃの除菌に

道端に落ちているものや汚れているものでも、気になったらなんでもすぐに触ってしまうのは、子どもによく見られる行動です。そして汚れた手のまま、おもちゃで遊びだしてしまうこともあるでしょう。

汚れた状態の手でおもちゃに触れると、おもちゃも雑菌まみれになります。外出前や帰宅後に手洗いをしても、おもちゃが雑菌まみれでは結局手が菌で汚染されてしまうのです。

子どもの身のまわりを清潔に保つためには、アルコールスプレーでおもちゃを定期的に除菌しておくとよいでしょう。アルコールスプレーは揮発性が高いため、使用後は時間の経過とともに成分は飛ぶといわれています。子どものおもちゃにも安心して使えますよ。

梅雨時期にカビを繁殖させないためにも

カビは、温度が20〜30℃ほどで湿度が80%くらいの環境を好みます。梅雨時期はカビが繁殖するための適した条件が揃う季節なのです。

食べ物の残りカスなどはカビにとって栄養となるので、キッチン周りはカビが繁殖しやすい場所です。カビは食中毒の原因にもなりますから、しっかりと対策する必要がありますね。

また、季節問わず湿気が多い浴室も、梅雨時期はよりジメジメしてカビが発生しやすくなります。そこで、アルコールスプレーを使って拭き掃除をしておくと、カビの発生を防ぐことができるのです。

もしもカビが発生してしまった後でも、まずは一度しっかりと掃除をした後にアルコールスプレーを吹きかけておくと新たなカビの発生を防げるでしょう。

除菌アルコールの成分と安全性について

エタノール製剤使用のものが多い

除菌アルコールスプレーとして市販されているものには、一般的にエタノール成分が含まれています。成分表記には「エタノール」や「発酵エタノール」と記載されているでしょう。

エタノールは、天然のサトウキビを原料にデンプンをアルコール発酵させて作ることでできる無色透明の液体です。除菌アルコールはビールや焼酎などに含まれるアルコールと同じエタノール成分であるため、物や人の肌の除菌のために使用しても基本的に害はありません。

エタノールには殺菌効果が期待できるので、消毒剤や防腐剤、食品添加物の原料などに使用されています。特に、濃度が60~95%の消毒液であれば、しっかりと殺菌消毒効果が得られ、手荒れの心配もほぼないでしょう。

子どもが誤って口に入れた場合の影響とは

子どもが除菌アルコールを誤って口に入れてしまったら、どのような影響があるのでしょうか?そもそも除菌アルコールは、強いアルコールの刺激があるので、大量に飲み込むということはあまりないとされています。

とはいえ少量であっても、子どもは急性アルコール中毒になりやすいため注意しましょう。急性アルコール中毒は酔っ払うだけでなく、発汗したり血圧や体温の低下などの症状が出たりします。

万が一、除菌アルコールを口にしたことで子どもの気分が悪くなったり、体に異常が現れたりした場合は、100~200mlの牛乳か水を飲ませてから吐き出させましょう。そして、すぐに病院へ行き、誤飲したことを医師に伝えた上で診察を受けてください。

あまり除菌に敏感にならなくてもよい?

お出かけ先でも自宅でも、除菌グッズを駆使して清潔を保とうと頑張るママは少なくないでしょう。ですが、あまり過剰に除菌し続けると病原菌だけでなく、体を守る働きをする常在菌まで殺してしまうといわれています。

常在菌は皮膚や粘膜、腸など体の色々なところに存在していて、有害な病原菌の侵入や繁殖をガードしているのです。除菌するということは、このような体に有益な菌まで排除することになってしまうのですね。

もちろん、不潔な環境で過ごす方が感染病のリスクは高まりますが、清潔すぎる環境では有害な病原菌に対する抵抗力や免疫力が十分に育たないという懸念もあります。清潔を心掛けるのはよいことですが、あまり除菌に敏感にならなくても大丈夫ですよ。

ママが安心で安全に食品を除菌するには

スプレーに使われている成分を確認しよう

除菌アルコールスプレーは様々なメーカーから販売されていますが、使用目的に合ったものを選びましょう。たとえば、掃除の際の使用や頻繁には洗えない寝具や衣類への使用は、除菌効果だけでなく消臭作用や好みの香りがついたものを選ぶと気分もよくなるのでおすすめです。

しかし、こうしたタイプは食品への使用には不向きですね。スプレーに使われている成分を確認しながら、食品への使用も可能かチェックしましょう。なお、食品の除菌から掃除までカバーできる汎用性の高い除菌スプレーもありますよ。

どれぐらいの頻度で使用するのか、家族の人数や除菌したい部分などによっても使用回数や量が変わってくるでしょう。コストパフォーマンスがよいかどうかも考えたいですね。
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