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乳児の英語教育はいつから?赤ちゃんから始めるメリットとデメリット

乳児の英語教育はいつから?赤ちゃんから始めるメリットとデメリット

そろそろ英語教育を始めようか悩んでいる、というママも多いのではないでしょうか。最近では、子どものための英語教室や、子ども向けの英語教材も多くありますよね。ここでは、子どものうちから英語を学ぶメリットとデメリット、おすすめの学習法について紹介していきます。

目次

乳児の英語教育に適した時期とその理由

英語は生後6~8カ月から始めると効果的

「英語学習は生後6〜8カ月から始めると効果的」と聞くと、まだ言葉も話せないのに早すぎるのではないかと思う方もいらっしゃると思います。しかし、「英語耳」を育てるためには、この時期から英語を聞く環境が大切なのです。まだ言葉を話せない赤ちゃんであっても、英語を学習する準備は整っています。

赤ちゃんは、さまざまな音を聞き分ける能力を持っています。本来人間は、母国語だけでなく、外国語を聞き分ける耳を持っているのです。しかし、母国語以外は日常生活では使用したり耳にしたりする機会が少なくなるので、その能力は成長とともに失われていってしまいます。

赤ちゃんのうちから「英語耳」を鍛えるために、英語の歌や会話を聞いたり、英語の絵本の読み聞かせをしたりするのはとても有効的な学習法です。

言語脳が育つのは、幼児期だといわれています。大人になってからの語学の学習では、どうしてもリスニングや発音でつまずいてしまいますよね。赤ちゃんのときから英語に慣れておくと、本格的に英語の勉強を始めたときに、すんなりと受け入れることができるのです。

聞く能力や言葉を吸収する能力が高い

赤ちゃんの脳は、スポンジのように新しいことをどんどん吸収していくといわれています。それは、語学に関しても同じです。日本で育てば、特に努力はしなくても成長とともに自然と日本語を身につけることができますよね。それと同様に、小さいころから英語を使う環境にあれば、特別な努力はしなくても英語を身につけることができるのです。

特に、生まれてから2〜3歳くらいまでの幼児期は、耳にした言葉をそのままとらえることができる時期といわれています。まだ英語と日本語の区別もなく、なんの抵抗もなく、耳にした言葉をそのままぐんぐんと吸収していくのです。

日本語と英語では、使用する周波数が異なるといわれています。日本語は125~1,500ヘルツという低い周波数、英語は750~5,000ヘルツと高い周波数を使用するのです。大人になると、母国語ではない言語を聞き分けることが難しいのは、この周波数の違いにあるのです。小さいうちであれば、どんな周波数も幅広く聞き分けることができるので、早期教育が重要となってくるのです。

乳児から英語教育を始めるメリット

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LとRを聞き分けるリスニング力が身につく

ある程度成長してから英語を学習したときにつまずくのが、「LとRの違い」ですよね。日本人にとって、LとRはどちらも同じラ行に聞こえてしまいます。しかし、英語のネイティブにとって、LとRはまったく違う音なのです。

ワシントン大学の研究によると、生後10カ月以降になると、LとRの聞き分けが難しくなるといわれています。そのため、LとRを正しく聞き分けるためには、生後10カ月以前から英語を聞かせる必要があるのです。

胎児のときから、または新生児のときから英語を聞かせた方がよい、という意見もあります。早すぎて、何か問題が起こるという報告はないので、できるだけ早いうちから英語を聞かせた方がよいのかもしれませんね。

英語に興味を持って苦手意識がなくなる

日本語だけで生活してきた人が、英語を勉強するとなると、苦手意識を感じてしまうことがあります。これは、脳内の言語野のほとんどが日本語になってしまっていて、英語を学ぶときに使うことができる領域が、とても狭くなってしまっているからなのです。

小さいころから英語を学習していれば、英語を学習するための脳のスペースも確保されているので、すんなりと受け入れることができます。

英語を学ぶことが大変だと思ったり、苦手意識を持ったりすると、上達することも難しくなってしまいますよね。上達するために大切なのは、楽しく学習することです。そのためにも、脳の領域が定まってしまう前から英語に触れることが重要となってくるのです。

2カ国語を覚えると頭がよくなるという説も

子どもに英語を勉強させると、脳の刺激にもなるし、なんとなくよさそうと思っている人も多いのではないでしょうか。実は科学的にも、子どものうちから母国語以外の言語を学ばせると頭がよくなると証明されているのです。

ある研究で、第2言語を子どものころから学習している人は、脳の灰白質の密度が濃いということが証明されています。灰白質がぎっしり詰まっているということは脳細胞が活性化されているということなのです。そのためバイリンガルの人は、ほかの人と比べて、判断力や記憶力が優れていることが多いです。

また、第2言語を学習した年齢が低いほど、灰白質の密度が濃いそうです。ほかにも、第2言語として英語を使い続けると、認知症になりにくいといわれています。

乳児から英語教育を始めるデメリット

早くから2カ国語を聞くと頭が混乱する

幼いうちから英語を学ばせることについて、「まだ日本語も話せないのにかわいそう」や、「頭が混乱するのでは」といった意見を耳にすることがありますよね。

実際に海外でも数十年前までは、二つの言語を操るということは子どもの知的な発達を妨げると考えられ、バイリンガルは不利であるといわれていました。なぜならバイリンガルの人は、一つの言語を話すときに、もう一つの言語を話すときに使う脳までもが活発になるため、脳が混乱していると考えられていたからなのです。

しかし現在では、この混乱は脳のトレーニングであり、バイリンガルの人は常に脳のトレーニングを行っているからよいことだ、というメリットとも考えられているようです。

英語交じりの変な日本語になることも

日本語がまだ完璧に話せていないうちから、英語の学習を始めると、日本語にも支障をきたす可能性があるという意見もあります。話すときに、日本語と英語が混じった変な日本語になってしまうのです。

例えば、「公園」という日本語が出てこずに、「ママ、パークに行きたい」と英語交じりの日本語を話してしまうことがあります。タレントのルー大柴さんが、テレビで英語交じりの日本語を話す様子に似ているので、「ルー語」とも呼ばれています。

これを防ぐためには、日本語と英語学習のバランスが大切になってきます。英語を覚えてほしいからといって、英語学習ばかりに時間を使ってしまうのはよくないですよね。あくまで母国語は日本語なので、日本語もしっかりと学んでいく必要があるのです。

覚えてもそのうち忘れる可能性がある

せっかく早期教育として熱心に子どもに英語を教えても、使う機会がないと子どもは忘れてしまいます。早期から教育するとバイリンガルになれると思っている方も多くいらっしゃると思いますが、使用しない言語は忘れていってしまうのです。

バイリンガルのように2カ国語を話せるようになるためには、日本語と英語が同じくらいの頻度で使われる環境が必要です。例えば、日本に住んでいる場合であれば、プリスクールから高校までインターナショナルスクールに通う必要があるのです。

公立の学校ではなく、インターナショナルスクールに通うとなれば、経済的な余裕も必要になってきますよね。そのため、経済的に余裕がない場合は、早期教育をしても身につかないという意見もあります。
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