子どもは1歳でも黄昏泣きをする?夕方にぐずる理由や対処法について
夕方に赤ちゃんがぐずぐずと泣きだすのは「黄昏泣き」といわれます。一般的に生後数カ月の赤ちゃんに見られる現象ですが、1歳を過ぎた子どもにも起こるのでしょうか?実は1歳の子どもの場合は黄昏泣きというより、ほかに原因があることが多いようです。今回は、1歳の子どもの夕方のぐずり対策についてまとめてみました。
赤ちゃんの黄昏泣きについて知ろう
生後数カ月の赤ちゃんが夕方に泣き続ける
生後数カ月から始まることが多く、生後5、6カ月頃から自然となくなっていくといわれています。個人差もあり、黄昏泣きがまったくない赤ちゃんや黄昏泣きはあってもひんぱんに発生しない赤ちゃんもいます。
昼間はご機嫌だったのに、お腹いっぱいのはずなのに、おむつを替えても抱っこしてあやしても泣き止まない…。普段と違う泣き方にとまどい、原因もわからなくてどうしたら泣き止んでくれるの?と頭を抱えるママもたくさんいるかと思います。
赤ちゃんが黄昏泣きをする原因
もう一つ考えられる原因としては「刺激」です。生まれて数カ月の赤ちゃんにとって、なにもかも新しい情報でいっぱいです。ママとのお散歩やお買い物などで外へお出かけしたり、お友だちと遊んだり、知らないひとと初めて顔を合わせたり。そんなたくさんの刺激に疲れてしまった赤ちゃんが、夕方ごろに泣き出してしまうこともあります。
赤ちゃんの黄昏泣き対策方法
そんなときは、一緒に気分転換してみてはどうでしょうか。ベランダに出る、お散歩へ出かけるなど、外の空気を味わうことで赤ちゃんもママも気持ちが切り替わりスッキリします。乗り物が好きな赤ちゃんにはドライブもおすすめです。
また、お腹やおしり、手足や背中を円を描くようにやさしくマッサージしてみてください。赤ちゃんはママの温もりを感じると安心します。ゆったりリラックスし、眠ってくれることもありますよ。
1歳の子どもが夕方にぐずり泣きする原因
1歳の場合は黄昏泣きではない可能性がある
黄昏泣きは、生後数カ月の赤ちゃんが夕方ごろに泣き続けることをいいます。成長に個人差はありますが、生後5、6カ月頃にはおさまってくることが多いため、1歳の子どもが夕方に激しく泣き続けることは黄昏泣きとは別である可能性があります。
それでは、なにかほかに理由や原因があり、ママにうったえたいことがあって泣いてるということでしょうか。1歳ではまだ言葉もおぼつかなく、ママは子どもがどうして泣いてるのかをわかってあげるのが難しいことが多いでしょう。とはいえ、毎日のようにぐずられるとママも疲れてしまいますよね。
1歳は自己主張が強くなる時期
また、日々たくさんの経験をして成長していくなかで、色々な感情を覚えていく年齢でもあります。楽しい、うれしい、悲しい、さみしい、不安、怒り、など複雑な気持ちが心に込み上げてもどうやって向き合えばよいのか、その感情をどう消化すればよいのかわからない時期でもあります。
それらをママにうまく伝えることができないのが、1歳児の特徴ともいえるでしょう。
自分の感情をうまく言葉で表現できない
もちろん、子どもも一緒です。それに加え、そばにいてほしいママがご飯支度などで離れてしまうことが多くなります。さまざまな状況判断ができるようになった時期だからこそ甘えたい気持ちがあふれると同時に、ママがどこかへ行ってしまうかもしれないという不安を感じる時間帯といえるでしょう。
しかし、1歳の子どもはまだうまく自分の感情を言葉にすることができません。「不安だ」「ご飯作りしないでそばにいてほしい」「かまってほしい」などたくさんの甘えたい気持ちを言葉にできず、泣いてぐずる「甘え泣き」で必死に表現しようとしているのですね。