【宮城】大ベテランの工人がいる「二八屋物産店」で絵付け体験!
観光客が集う「松島」にある、おみやげ品の購入やこけしの絵付け体験ができる「二八屋物産店」。90歳を超える大ベテランのこけし工人さんがいる店舗は、観光客の他、多くの有名人も訪れます。今回は、家族で楽しめるこけしの絵付け体験を中心に紹介をします。
観光地「松島」で行うこけしの絵付け体験
「二八屋物産店」はどんなお店?
宮城県の観光地といえば日本三景の一つである「松島」で、こけしの絵付け体験ができるのが「二八屋物産店」。観光客を中心に絵付け体験やおみやげ品のこけしなどが並び、長期休みや休日には家族連れや日本に遊びに来た外国の方が足を運びます。
店主の本村さんは、91歳でこけしの製作をしているベテランの工人さん。そんな本村さんが作るこけしは、おかっぱ頭で女の子の素直さを表現した表情で、松島に多く咲く椿の花が胴の部分に描かれているのが特徴の「松島直秀こけし」。このこけしは、松島に工芸品がなかったことから20歳のときからこけし作りを始めた本村さんから生まれた系統となります。
旅の思い出にオリジナルこけし
気さくにお話しをしてくれる本村さんからアドバイスをしてもらいながら、作ることができるこけしの絵付け体験。自由に絵を描いて作るオリジナルこけしは、とくに絵付け作業にルールがなく、危険もないため小さな子どもでも気軽に体験が可能。旅行の思い出にオススメです。
所要時間は、30分〜45分の程度。事前予約も不要で、当日の参加が可能です。10人以上の大人数で参加をする場合は、予約が必要ですので事前に連絡をしておくようにしましょう。
初めての絵付け体験をしてみました
絵付け体験は、絵を描く真っ白なこけしのサイズをはじめに決めます。五寸こけしが800円、六寸こけしが900円となっており、自分の描きたい絵をイメージしながらこけしのサイズを選びましょう。
工人さんと同じ赤、黄、黒の3色の染料を使って、こけしに絵を描いていきます。絵付けは、筆を使って描いていきますが、筆を使い慣れてないと線を引くだけの作業も難しい。
いきなり染料を使って描き始めるのが不安な方は、こけしに描き込む前に下書き用の鉛筆を使って顔や模様を描いておくと、筆を入れるときも描きやすくなります。
子どもが描くときは、自由に絵を描くほうが素敵なこけしが出来上がるので下書きを行わずに、いきなり筆を使わせてあげても問題はありません。自分だけのこけしを作ったほうが愛着も湧きます。
筆を使う際ですが、色が混ざらないように注意しましょう。子どもは絵の具の感覚で混ぜてしまう場合がるので、ママやパパが教えてあげてください。また、染料は服に付くとなかなか落ちにくいので、特に子どもと一緒のときは気をつけてください。
絵付けのポイントとして、まずは顔から順番に描いていきましょう。顔を描いたら、頭、胴体と順に絵付けをしていくと描きやすいです。胴体を先に描いてしまうと顔を描く際に胴体部を持つことができないので注意をしましょう。
また、筆に染料をつけすぎると滲んでしまうので筆につけたあとは、お皿のふちで払ってからこけしに色をつけると綺麗に描くことができます。