産後だからこそ「良姿勢」育児を!肩こりや腰痛を予防する日常習慣
産後に肩こりや腰痛に悩まされるママは多いと言われます。産後ママの体は妊娠出産で骨盤が開いて不安定な上に、赤ちゃんのお世話で前傾姿勢になることが多く、これが体の歪みにつながり肩こりや腰痛が生じます。今回は肩こり・腰痛予防や体型戻しに効く、育児シーンでの姿勢改善例や簡単にできるストレッチをご紹介します。
産後ママの体をとりまく状況を知ろう
妊娠・出産で開いた骨盤はゆっくり元に戻る
また、妊娠中は7~10週ごろからリラキシンというホルモンが分泌されることで、靭帯が緩み、逆三角形のような形をしていた骨盤の下の部分が四角く広がります。産後は開いた骨盤が数カ月をかけて元に戻りますが、1カ月程はまだホルモンの影響で関節が安定しない状態が続きます。
この時期は骨盤を整えるチャンスである反面、赤ちゃんのお世話で無理な姿勢が多くなり、これが体の歪みにつながり、腰などを痛めてしまう原因となるのです。
慣れない育児で姿勢が悪くなりがち
もちろん、2人目以降でも育児で姿勢が悪くなりやすいことに変わりはないと思います。感じ方にそれぞれ個人差はあると思いますが、自身の経験からはおむつ替えや抱っこ紐での抱っこが特に、背中が丸まって腰や肩に負担がかかっているなと感じました。
体型戻しには良姿勢が重要
先程、産後は赤ちゃんのお世話でどうしても前傾姿勢になることが多く、意識しなければどんどん猫背になってしまいます。そして意識して良い姿勢を保とうとすることは筋力を使います。
つまり骨盤の矯正と合わせて、良い姿勢を保つことは自然と筋力トレーニングにつながり、体形戻しにとても効果的だと言われています。なかなかまとまった時間がとれず忙しい産後ママにとって、姿勢を良くするだけでも筋トレになるということは嬉しいポイントですね。
猫背になりやすい育児シーンと改善例
授乳や添い寝をするとき
また、添い寝をする際も、肩や首に負担がかかりやすいので、ママはなるべく仰向けで寝るとよいですよ。
おむつ替えをするとき
この状況を改善すべく、膝立ちやあぐら姿勢で替えたり、ベッドの中にクッションを置いて赤ちゃん自身の高さを高くするなどしてなるべく前傾姿勢にならないように注意しています。ほかには床に置いたクッションやマットの上で替えるのも一つだと思います。
抱っこ紐での抱っこのとき
また腰ベルトの位置は床と水平に体と密着させるようにし、位置が低すぎないようにしましょう。肩のバックルは長いと猫背になりやすいため、肩甲骨の中央あたりにくるようにするのがポイントです。