【宮城】こけしの製作実演と絵付けが体験できる「丑蔵庵」
伝統こけしを祖父の代から受け継いできた三代目佐藤英祐さんの製作過程が間近で見られます。どのようにろくろを使って削っているのか?頭と胴体は別々に削っているのか?など、工房の中に入って見学が可能です。
遠刈田こけし丑蔵型の特徴のひとつが、他のこけしと一線を画す豊かな表情。ちょっと怖いイメージを持っている方もいるかと思いますが、丑蔵型のこけしは思わず笑顔になってしまう表情など温かい雰囲気を感じられます。
そのこけしの絵付けも、タイミングが合えば見られる可能性があります。
ヒゲが生えていたり、頬っぺたがほんのり赤みを含んでいたり、様々な表情を見せる丑蔵型を販売しているのはココだけ。他にも色々なこけしも並んでいるので興味がある方は、ぜひ遊びに行ってみてください。
ちなみに著者のお気に入りの一番右のこけしは、今自分のデスクの上に並んでいます。
他にも、胴の部分がくびれた「たちこ」や座った形の「ねまりこ」など形や模様の違うこけしが多数並んでおり、お気に入りの作品が見つかるはずです。
こけし以外にも木で作ったお椀やマグカップ、玩具など実用的な商品も販売しています。また、店内にはこけしが飾ってあるろくろなど装飾としてもいたるところに隠れているので探してみてください。
東北11系統のこけしが展示
東北地方6県11系統のこけしが展示してあるコーナー。鳴子、土湯とともに伝統こけしの発祥の地の一つ「遠刈田こけし」を中心に1,000本以上が常時展示されています。
系統によって表情や模様なども様々。自分のお気に入りの系統も見つけられそうです。
「丑蔵庵」店主の佐藤英裕さんや、先代の丑蔵氏、文男氏の作品も並んでいます。他の系統のこけしと比べると丑蔵型の特徴が他と違いがよくわかるので、探してみてください。
車でのアクセスが便利です。
家族連れで旅行の場合、車を利用する場合が多いと思います。ここは、東北自動車道「白石インターチェンジ」から約30分の場所にあり、途中に遠刈田温泉街もあるので寄り道にも最適です。
また、公共交通機関を使う移動の場合はJR東北本線「白石蔵王駅」よりバスで約45分走るとバス停「遠刈田温泉」があるので下車、そこから徒歩約15分になります。
子どもと一緒の場合は、バス停から坂道も多いので車の方がオススメです。