1歳児の言葉の発達目安は。発達が遅いときの対応や言葉を促す方法
言葉を促すにはどうしたらいいの?
子どもの気持ちを代弁することから始めよう
まずは、子どもの気持ちを代弁することから始めてみましょう。子どもの行動や気持ちなどを言葉にして話しかけるだけでよいのです。例えば、眠たそうにしているときは「眠たいんだね」、ご飯を食べているときは「おいしいね」など、子どもの気持ちなどをくみ取り、言葉にすることで発達が促されますよ。
また単語が話せる子どもには、発した言葉に言葉をつけ加えて表現を広げてみましょう。
ゆっくりした言葉でたくさん話しかけよう
早く覚えてほしいからと一気に教えても、子どもには難しいでしょう。子どもと楽しみながら焦らずゆっくり、言葉が出るようになるのを待つことが大切ですよ。
例えば、散歩しているときに「葉っぱが風でゆらゆらしているね」とか「ちょうちょがひらひら飛んでいるよ」など、目についたものを細かく言葉にしてたくさん話しかけましょう。子どもの反応がなくてもきちんと聞いていますよ。
また普段の生活の中で「お風呂に入ろうね」「ご飯食べようね」など、行動を説明することで、言葉と動作が結びつけられるようになり、理解力も向上していきます。
一緒に歌ったり、絵本を読んだりしよう
また「〇〇ちゃんはニコニコしているかな?」などの質問に子どもが応じるかどうかで、言葉を理解しているのかが分かりますよ。子どもの成長に合った絵本を選んで読むとよいですね。
そして、子どもは歌が大好きです。まだ歌が歌えない子どもでも大好きなママが歌うと喜びませんか?ママが歌うことで子どもは刺激され、記憶力をつける練習にもなります。
歌詞にはたくさんの感情や単語が入っていて、歌から言葉を覚えることも多いそうですよ。
1歳からできる言葉遊びのアイデア
言葉を体で覚える「マネっこ遊び」
やり方もとてもシンプルなもので、例えば、ウサギであれば動きや特徴を身振り手振りで伝え、一緒にマネをします。ウサギが出てくる歌をかけて、リズムに合わせてマネっこしてみるのもよいですよ。
ほかにも、じゃがいもはゴロゴロ転がってみたり、列車は腕でタイヤが回る様子を表現してみたりするなど、お題を変えてマネっこしてみましょう。体も一緒に使うことで、言葉の吸収率もアップしますよ。
音がおもしろい「ぱぴぷぺぽ遊び」
「手をたたきましょうパンパンパン」「おならが出ちゃったプープー」「お熱が出ちゃったポッポッ」など、音に合わせて体を動かしているうちに、自然とおもしろくて笑みがこぼれてくること間違いなしです。お気に入りの人形にやってみてもよいですね。
おもしろい言葉は自然と頭に残り、口ずさみたくなってくるものです。絵本には、非日常的な音も多く出てきます。おもしろい音を見つけたら、どんな風に表現できるか考えてみるのもよいですね。
言葉を増やす「フラッシュカード」
「1歳でもできるの?」と思うママもいるかもしれませんが、この時期は発語をしなくても言葉をどんどん吸収し、理解しています。色々な言葉に触れるきっかけとして、フラッシュカードは効果的で、実際に知育効果も高いといわれていますよ。
フラッシュカードは一つ持っておけば、小学校入学前まで使える万能アイテムでもあります。時間も1回数分程度で終わるので、毎日でも取り入れやすい学習方法でしょう。食べ物や動物などの名前だけでなく、生活習慣やことわざを学べるものもありますよ。
まとめ
紹介した言葉の発達目安は、あくまで平均です。言葉の発達には個人差があるものなので、参考程度にしていただけたらと思います。
毎日の行動を話しかけ、見本をみせながら親子でコミュニケーションをとりながら楽しく言葉を促していくことが大切です。言葉を理解したり、一言でも話せるようになったりしたら大げさなくらいたくさんほめてあげてくださいね。