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 1歳児の言葉の発達目安は。発達が遅いときの対応や言葉を促す方法

1歳児の言葉の発達目安は。発達が遅いときの対応や言葉を促す方法

子どもの成長はほかの子と比べてしまいがち。周りの子を見て「うちの子、言葉が遅いかも…」と悩んでいるママもいるのではないでしょうか。そんな悩んでいるママ必見!1歳児の言葉の発達目安や発達が遅いと感じたときの対応、原因とすぐにできる言葉を促す方法を紹介します。参考にしてみてくださいね。

子どもの言葉の発達はどのように進む?

言葉の始まりは喃語から

生まれたばかりの赤ちゃんは咽喉部の発達が未熟で、複雑な音を発することができません。また、舌も上手に動かすことができないので言葉の発達は身体の成長に比べると、とてもゆっくりなのです。

赤ちゃんの言葉が出始めるのは、生後2カ月~3カ月ごろからです。言葉といっても「あー」「うー」といった声、いわゆる喃語(なんご)を発するのみですが、喃語から始まり、ゆっくりと言葉を発達させていきます。

生後6カ月~11カ月ごろになると、うなり声や甲高い声、「ぶー」などの複雑な音が出せるようになり、少しずつ「あーあー」などの2音節を発するようになっていくのです。

赤ちゃんの言葉の発達は個人差がありますが、みんな同じ階段を踏んで言葉を発していきます。

1歳0カ月〜1歳6カ月の言葉の発達目安

1歳0カ月~1歳3カ月くらいの言葉の発達目安

  • 覚えた言葉を使い始める
  • 他人の言葉を真似する
  • 片言でしゃべる(ママ、マンマ、ワンワンなど)
子どもが動物と認識しているものはすべて「ワンワン」といったり、パパのことを「ママ」と言ったりと、まだ細かく区別はできません。

1歳3カ月~1歳6カ月くらいの言葉の発達目安

  • 20個くらいの単語を覚え、10語以上話せる
  • 簡単な質問に対し、言葉や動作で応じることができる
  • 名前を呼ばれて「はーい」と手をあげる
  • 二語文を話す(ワンワン きた)など
パパやママが教えることで、動物の区別ができるようになり、ものをみて指をさし「ニャンニャンいる」「ブーブーきた」など、そのものを発語するようになります。

1歳6カ月〜1歳11カ月の言葉の発達目安

1歳6カ月~1歳11カ月の言葉の発達目安

  • 感情が豊かになり、自分の気持ちを表現するようになる
  • 30個くらいの単語を覚える
  • 質問に対し、答えられるようになる
  • 1歳11カ月ごろには、300語くらいまで単語を覚える
  • 二語文を話し、会話の範囲が広がってくる
  • 質問文や過去形・未来形などの使い分けも徐々にできるようになってくる
このころになると、言葉が一気に発達し、話せる言葉のレパートリーが増えます。また音感が発達し、音楽に合わせて踊ったり歌ったりということもできるようになりますよ。

「よいしょ、よいしょ」などの動作に対する言葉や「ママ、明日公園行こうね」などの会話として成り立つ言葉を言えるようになってきます。

言葉の発達が遅いときは専門家もに相談

言葉の発達はゆっくりで個人差が大きい

前述しましたが、言葉の発達は身体の成長と比べ、ゆっくりで個人差が大きいものです。そういわれても、子どもの成長には敏感になってしまい、ほかの子どもと比べてしまうことはありませんか?

言葉の発達は「話せる言葉」よりパパやママの言葉を理解する「わかる言葉」の成長の方が早く発達します。「分かる言葉」が積み重なり「言葉で伝える」というように発達していくそうです。

それにより、身体的な成長や運動機能の発達に大きな遅れがなく、子どもがパパやママのいうことを理解し、動作を真似したり質問に対して動作で応じたりすることができていれば、基本的に3歳くらいまでは心配しなくても大丈夫ですよ。

子どもの成長に合わせて見守ってあげましょう。

心配なときには1歳半健診で相談してみよう

言葉の発達が心配なときには1歳半健診で相談することもできますよ。

1歳半健診では、母子手帳に沿っておしゃべりができるかをチェックします。チェックの仕方は、数枚の絵の中から質問されたものを選ぶというもの。ですが、質問に対して正しい絵を選ぶことがすべてではないそうです。

保健士さんはいろいろな音が発音できているか、絵を理解しているかや興味を示すかなど、さまざまな視点から見てチェックしているのだそうです。また、低体重児や早産だった子どもは生まれてからの成長が遅くなりがちですが、そういったことも考慮されています。

言葉の発達に悩んでいるママは、保健士さんに相談しアドバイスをもらうことで安心できるかもしれませんね。

なかなか言葉が出ない!考えられる原因とは

言葉の発達が遅い原因として考えられるものを挙げていきます。

身体的成長による遅れ

身体的成長に言葉の発達は影響するので、身体的な成長が遅れていると言葉も遅くなります。

耳の聞こえが悪い

話しかけても反応が薄いなどの場合、難聴などの疑いがあります。耳の聞こえが悪いと聞き取りにくいので言葉の発達が遅れてしまうそうです。ですが言葉を覚える力や理解する力はあるので、適切な治療や補聴器をつけることで言葉の発達がみられますよ。

表出性言語発達障害

身体的な成長はしているのに、言葉の発達が遅れているというもの。言葉の理解はしているが、口に出して表現できないだけで、脳が言葉で表現するということを覚えるといずれ話し始め、自然に回復していくようです。
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