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朝食をしっかり食べるには?逆転の発想で子どものタイミングを掴もう

朝食をしっかり食べるには?逆転の発想で子どものタイミングを掴もう

朝食は子どもの成長のために大切なものです。もし、子どもが朝食を食べなくなってしまったらどうすればよいのでしょうか。私自身の子育て経験や、幼稚園勤務時に園児たちがおしゃべりしてくれた可愛い悩みごとを思い出しながら、朝食をしっかり食べる子に育つために大切にしたいポイントをお話しします。

朝の家時間は、子どもと楽しく過ごそう

「きちんと食べなくてもよい」からスタート

子どもの朝食に悩みを抱えているのなら、思い切って「きちんと食べなくてもよい」と思ってみませんか。ママがテーブルから「朝ご飯、食べよー!」と声をかけたり、じっと待っていたりすると、子どもにとっては大きなプレッシャーです。

ママはママで、子どもに食事を促したり、イヤイヤ食べるのにつき合ったりしていると、家事もできず保育園や会社にも遅刻しそうになります。ママのイライラはマックス!子どもは朝時間を恐怖に感じてしまうでしょう。

きちんとした朝食は大切ですが、もっと大切なことは朝が子どもにとって幸せな時間になることです。牛乳やジュース、スープ1杯だけでも、何かが口に入ったからOK!くらいの気楽な気もちにママがなれば子どもは安心します。まずはママから変わってみませんか。

食事の環境や内容をさり気なく変えてみる

場所やメニューを変えると、子どもは楽しくなり思わず食べてしまいます。

ここでのポイント
・さり気なく変えること
・子どもが寂しい思いをしないこと
・準備や片付けが楽なメニューにすること
・生活リズムをあまり崩さないこと

ママは食事を済ませて家事を始めてしまいます。そして、たとえばお洗濯物を干すためにベランダへ出るときには「一緒にベランダへ出よう!」と気楽に子どもを誘ってみます。

もし、ママのそばで楽しく落ち着いて過ごしている様子が確認できたらチャンス到来!小さなおにぎりなど、口に入れやすそうな食べ物や飲み物を子どもに渡します。「食べなさい」とか「はい、朝ご飯」ではなく、笑顔でさり気なく「どうぞ」と差し出してみましょう。

毎朝少しでも何かを口に入れることが習慣になれば、成長とともにしっかりと朝食を食べる子に育っていきます。

子どもの「食べたくない」気もちを大切に

仕事の担当上、事務室にいることが多かった私のところには、園児たちがこっそりとよく遊びに来ました。小さな子どもにとっても、みんなには聞かれたくないけれど、誰かに聞いてほしいことってあるのですね。

「お腹すいちゃった」と囁いてくる子もたくさんいました。食欲が無かったり、ママが忙しそうで寂しかったり、幼稚園に来たくなかったり、と食べられなかった理由を説明してくれたものです。「朝ご飯を食べたけど、悲しかった」と教えてくれた子もいました。朝食は食べるほうがよいことは、子どもも分かっているのです。

風邪などの病気以外に原因があるのなら、子どもの心に寄り添うことが大切です。原因がなんであれ、焦らずに子どもの気持ちを大切に過ごしていれば、子ども自身の生きる力によって、朝食を食べるようになります。子どもの力を信じましょう。

朝の食事が子どもの成長に与える影響

食事とコミュニケーションが成長を促す

ママにとっては忙しい時間ですが、食べ物やお天気などについて子どもと少しでもおしゃべりができたらよいですね。園児たちは、よく朝食でママとした楽しいおしゃべりの話をしてくれました。楽しい朝食は、子どもにとっては夢のような時間なのです。

安心して心が解放され頭もよく動いている様子が伺えました。こういうとき、子どもの心にはママの言葉がよく届いています。そこで、食べ物の話をすれば、子どもは食への興味を深め、食べる意欲を持つでしょう。いわゆる食育になりますね。

食育は、食べたがらない子が食べるきっかけを作ったり、食べ物を大切に思う心を育てたり、自然に食事マナーを身につけたりできるなど、心身ともに子どもの成長を促してくれます。

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