ナス嫌いを攻略しよう!苦手な気持ちに寄り添う「ナスのハンバーグ」
代表的な夏野菜の一つであるナスは旬の時期を迎え、美味しいナスが手に入りやすくなってきました。ナスは多彩なレシピに対応できる食材ですが、ナスを苦手とする子どもは少なくないようです。今回は、ナスが苦手につながる理由を考え、苦手要素をカバーして「食べられた!」と成功体験ができるようなレシピを紹介します。
ナス=苦手に繋がる理由を知って作戦を練ろう
アクによるクセのある味が苦手
もし今までナスを調理する際にアク抜きをしていず、子どもがナスの味を嫌がる場合は、アク抜きという手順を踏むことで食べられるようになる可能性は高まるかもしれません。なぜならナスのアクの正体はクロロゲン酸というポリフェノールの一種で、この成分が切ったナスの断面を黒く変色させたり、子どもが苦手と感じやすい苦いや渋みの元になっているからです。
栄養学的な視点からすれば、抗酸化物質であるクロロゲン酸は体に良いため、最近はあえてアク抜きしないレシピも多く見かけます。ですが、ナスが苦手な子に食べさせたいのであれば、きちんとアク抜きすることで苦みや渋みは随分抑えることができますよ。
それでも子どもによっては、まだ何となく味が嫌だという場合もあるかも知れません。その場合にも、まずはアク抜きをしっかり行った上で、別の方法で食べられるようにアプローチしてみましょう。
食感や歯ごたえとキュッとした皮が苦手
食感が苦手だと話す場合は、調理方法を工夫すると食べやすくなります。皮が嫌だという場合は、栄養素の視点からするともったいないと感じてしまいますが、皮を剥いてしまうという方法が有効です。ナスが食べられるようになってから、皮をつけた状態に挑戦するというステップを段階的にふんでみてもよいかもしれませんね。
ナスに気づかない?「ナス入りハンバーグ」
ナスのハンバーグの作り方
(ハンバーグ)
・合い挽き肉・・・250~300g
・ナス・・・1本
・玉ねぎ・・・小1個(大なら1/2個)
・卵・・・1個
・パン粉・・・大さじ2
・牛乳・・・大さじ2
・塩、コショウ・・・適量
(ソース)
・市販のデミグラスソース・・・1/2缶
・ケチャップ・・・大さじ2
*ソースは市販のデミグラスソース缶を使用していますので、その商品の指示に従った分量を使用しています。
①パン粉を牛乳に浸して、ふやかしておきます。
*ハンバーグはお好みで普通サイズに成形しても構いませんが、ミニハンバーグにすると短時間で、中心部までしっかりと火を通すことができます。また、ミニハンバーグにした方が小さな子でも食べやすく、取り分ける個数を調節しやすい利点があります。
*今回は市販のデミグラスソース缶を使用し、記載されている分量のケチャップを入れてソースを作っています。
*ソースはお好みのものを使用してください。
*今回は、茹でたブロッコリーと人参、市販の冷凍食品の星型のポテトを付け合わせに使用しました。