ナス嫌いを攻略しよう!苦手な気持ちに寄り添う「ナスのハンバーグ」
苦手要素をカバーし「食べれた」の成功体験を
今回のハンバーグのレシピは、味や食感が苦手な子どもに対しては、小さく切りハンバーグに混ぜ込むことで、ナスが入っているのかさえも分からないようにしました。また、ナスを切った後に塩を使用してアク抜きをしていますので、クセのある味については改善されていることが期待できます。
皮が苦手な子どもに対しては、皮を剥いてしまうことで問題は解消できますが、今回のレシピでは皮の食感が感じられないレベルにまで小さく切っていますので、恐らく皮が気持ち悪いと感じる可能性は少ないと思います。
このハンバーグを食べても、もしかしたらナスが入っていることさえ気づかない子どももいるかもしれません。まずは、知らないうちに苦手な野菜を食べられていたという成功体験をすることで、自分も食べることが出来るんだ!という自信につなげていってもらえたらいいなと思います。
入っていることが分からないレベルで食べることが出来るようになれば、次は入っていることを自覚した上で食べられるようになるという体験にステップアップを目指していきましょう。
夏野菜ナスの栄養素&好き嫌い克服メリット
ナスには夏バテ体に嬉しい栄養素が豊富
低エネルギーなので、肥満防止やダイエットの人にもおすすめである一方で、油をよく吸収するためにエネルギーを抑えたい場合は、焼きナスなど油を使わない調理法を選ぶほうがより健康的ですね。
夏の暑さの中でも元気がいっぱいな子どもの場合、大人のようにぐったりとした夏バテまではいかなくても、暑さによる体調の変化や少し体のだるさ、食欲の不振が起こることもありますよね。胃腸が元気であれば、油を使用してナスを食べることで効率よくエネルギーを補給できますよ。
ナスに含まれる色素には、コレステロールの上昇を抑える働きなどがあり、生活習慣病の予防効果も期待されています。
好き嫌いがないと栄養バランスがよくなる
栄養素は、体内での働きによって、エネルギーに変わるもの、体の構成成分になるもの、代謝調整に関わるものなどに大きく分けられます。また、これらの働きは栄養素によって緻密に関わり合い、私たちの体を動かしてくれています。
そのため、出来る限りまんべんなく必要な栄養素を食事から摂取できることが、子どもにとってはもちろん、大人にとっても健康的な肉体をつくることになりますので、多彩な食材を好き嫌いなく食べられることで体の栄養バランスがよくなることにつながっていきますよ。
幼少期の食習慣は将来の健康にも繋がる
でも、ママやパパの無理のない範囲でもよいので、なるべく多くの食材を子どもたちに触れさせてあげる、食べさせてあげることは子どもの人生のプラスになる面もあるんじゃないかなと私は思います。
大人になっても「野菜が嫌い、魚が嫌いだから食べられません。」などとおっしゃったり、どんなに健康に良いと分かっていても野菜を食べられませんと拒否される方が少なくありません。偏った食材しか食べない生活や好き嫌いが多い食生活を続けていると、決して全ての人ではありませんが、大人になり代謝量や運動量が変わってきたときに、検査値や肉体の変化、日々の疲れやすさなどの健康状態に表れてきます。
今から少しずつでも食べられる食材の種類が多い方が、子どもの将来の健康にもつながるということを少しでも意識してもらえれば嬉しいです。
まとめ
また、好き嫌いを減らすことが、子どもにとって、今も将来もどれだけのメリットがあるかについて書かせていただきました。好き嫌いをなくすよう頑張ってみようと思ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。