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赤ちゃんが授乳拒否する理由は?原因別の対処法や授乳時の工夫を紹介

赤ちゃんが授乳拒否する理由は?原因別の対処法や授乳時の工夫を紹介

「急に授乳を嫌がるようになった」「少しでも飲んでほしいけれど、どうして拒否するのか原因かわからない」などの悩みを持つママは珍しくないでしょう。今回は、赤ちゃんが授乳をさせてくれないときに考えられる原因や対処法、授乳するときの工夫などについてご紹介します。

母乳やミルクを急に嫌がる理由とは

混合育児で起こりやすい「乳頭混乱」

母乳やミルクは赤ちゃんにとって大切な栄養なので、急に嫌がって飲んでくれないようになると、ママはどのように対応すればよいのか途方に暮れてしまうでしょう。

しかしこの「赤ちゃんに授乳しようとすると嫌がられる」ということは、実は珍しいことではありません。原因は色々ありますが、一つには「乳頭混乱」を起こしている可能性があります。

これは、ママのおっぱいと哺乳瓶の乳首に違いを感じ、赤ちゃんが混乱してしまっている状態のことを指します。とくに混合育児の赤ちゃんはおっぱいと哺乳瓶の両方で授乳しますが、少ない力で簡単に飲める哺乳瓶に慣れてしまうと、一生懸命吸ってもなかなか満腹にならないおっぱいを嫌がることがあるのです。

母乳の飲みにくさや味の変化から

赤ちゃんが母乳を嫌がる素ぶりを見せるときは、以下のような理由が隠れているのかもしれません。

・母乳が飲みにくい
乳頭が乳輪に埋まっている「陥没乳頭」や、乳頭の先端が平らになっている「扁平乳頭」は咥えにくいため、しっかり飲みにくいようです。また、おっぱいが張ってパンパンの状態だと、赤ちゃんの小さな口では乳首をうまく咥えられず、哺乳力が落ちてしまいます。

・母乳の味が変化した
母乳はママの血液から作られているので、ママの食生活の影響を受けます。油っこいものや甘いものを食べすぎたとき、水分が不足しているとき、ダイエットのために食事量を減らしているときなどはドロドロとした母乳になることもあるようです。いつもと違うと感じて、嫌がっているのかもしれません。

赤ちゃんの体調や身体面の変化から

ほかにも、以下のような体調面の変化が授乳に影響を与えることがあります。

・口の中に痛みや違和感がある
口内炎ができたせいで母乳やミルクがしみて痛かったり、歯が生え始めるタイミングで口の中がムズムズしていたりすると飲みが悪くなることがあります。

・鼻詰まり
風邪などが原因で鼻が詰まってしまうと、呼吸がしづらいだけでなく母乳やミルクを吸いにくくなってしまいます。

・体調不良
便秘がちである、お腹の調子が悪いなど、赤ちゃんの体調があまりよくないときは飲む量が減りがちです。赤ちゃんにふだんと違う様子が見られ、いつもと比べて飲む量が少ないことが続くのであれば、念のため小児科に相談してみるとよいですよ。

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赤ちゃんが授乳拒否をするときの対処法

哺乳瓶を変えたり搾乳したりする

授乳タイムはママと赤ちゃんの大切なスキンシップの時間ですが、赤ちゃんに拒否されてしまうとママは「なぜ?」と悲しい気持ちになりますよね。

まず、哺乳瓶の乳首を好んでおっぱいを嫌がっているのであれば、哺乳瓶や哺乳瓶の乳首のサイズを変えることでうまくいくことがあります。簡単に飲めてしまう乳首から吸っても出づらい構造になっている乳首に変えることで、吸う力がついておっぱいもミルク同様に飲んでくれるようになります。

また反対に、おっぱいが大好きで哺乳瓶を拒否する赤ちゃんの場合、母乳とミルクの味の違いや、ママのおっぱいと哺乳瓶の乳首の感触の違いに抵抗があるのかもしれません。搾乳した母乳を哺乳瓶に入れて授乳してみると、飲んでくれる可能性がありますよ。

ママの食事内容を見直してみる

赤ちゃんが拒否する理由は色々考えられますが、もしかすると母乳の味や質が変化してしまったことが関係しているのかもしれません。

母乳育児中のママはお腹が空きやすいため、つい育児の合間に甘いものに手を伸ばしがちになります。しかし、油っこいものや甘いものを食べすぎてしまうと、赤ちゃんにとっておいしくない味の母乳が作られてしまうこともあるようです。甘いものでリフレッシュすることも大切ですが、質のよい母乳を作るためには控えた方が無難です。

よい母乳を作り出すには、バランスのよい食事が欠かせません。肉、魚、野菜、大豆製品、果物、乳製品などをバランスよく摂りましょう。また、母乳を作るには水分もたくさん必要になるので、意識して水分も多く摂るよう心がけましょう。

抱き方や授乳環境を変えてみる

授乳環境によっては赤ちゃんが授乳に集中できず、嫌がる素振りを見せることがあります。以下の項目に当てはまらないか確認してみましょう。

・抱き方が好きではない
赤ちゃんは成長するにつれて、通常の横抱きではなく縦抱きを好むようになるときがあります。毎回同じ体勢で飲ませるのではなく、縦抱きやフットボール抱きなど、色々な飲ませ方を試してみるとよいですよ。様々な方向から飲んでもらうことで、母乳の出もよくなります。

・周囲が騒がしい
ザワザワしている場所や人の多い場所では授乳に集中できず、拒否されてしまうことがあります。外出先では静かな場所に移動したり、家ではテレビを消したりするなど、なるべく落ち着いた環境になるよう工夫しましょう。

授乳拒否と向き合うときの心がけ

ママ以外の人に授乳をしてみてもらう

「母乳が足りていない様子だから、ミルクを足そうかな」「そろそろ仕事に復帰するから、保育園に預けるために哺乳瓶の練習をしなくちゃ」などの理由から、ミルク育児に切り替えるママは多いですよね。

しかし、それまで母乳中心で育てられきた赤ちゃんの場合、哺乳瓶でミルクを飲むことを嫌がることがあります。「ママ=母乳」のイメージが先行し、母乳をくれないことに対して不機嫌になるのです。

そのような場合には、パパや祖父母など、ママ以外の人がミルクを与えるようにするとスムーズにいくことが多いですよ。ママがいなくてもミルクを飲んでくれるようになれば、パパに預けて用事を済ませたり、保育園に預けて仕事復帰したりすることが可能になりますね。
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