母乳は赤ちゃんとママの絆！授乳の際に必要な知識と注意点

2019,9,7 更新

ママの食事は母乳には影響しない

「赤ちゃんのためにも健康によいものをたくさん食べて、母乳の質をよくしよう」と思っているママは多いのではないでしょうか。ただ、特定のものを過剰に摂らなければ、ママの食事が母乳に影響することはないと考えられていますので、心配する必要はないですよ。

ママの健康維持のためにも、肉や魚、野菜などをバランスよく摂取しましょう。たまには、ケーキやアイスなど、好きな食べ物を食べるのもよいです。アルコールやカフェインを摂取し過ぎるのはよくないといわれているので、ビールやコーヒーなどは控えめにしましょう。

また、食べ過ぎると乳腺炎になりやすいという噂も飛び交っていますが、医学的に証明されていることではありません。気になることは病院の先生に聞いてみると安心です。

授乳期間中にお薬を飲んでも大丈夫？

「お腹が痛い」「風邪で咳が止まらない」「頭痛がひどい」などで、薬に頼りたくなるときがありますよね。ただ、授乳期間中だと「赤ちゃんの健康によくないのではないか」ということが不安で薬を我慢するママが多いのではないでしょうか。

成育医療や医学研究を推進している国立成育医療研究センターの情報によると、多くの薬は母乳を介して赤ちゃんに移行しますが、移行する量が非常に少ないので赤ちゃんに影響する可能性は低いようです。

薬の種類やママの健康状態によって、飲んだ方がよいのか飲まないほうがよいのかは専門家が総合的に判断することができます。「母乳育児だから薬は飲めない」と決めつけずに、医師または薬剤師に相談してみましょう。

まとめ

母乳は赤ちゃんの体を大きくするだけでなく、色々な病気から体を守る免疫までも赤ちゃんに与えているのですね。母乳育児は頻繁な授乳になりやすくママは心身ともに大変かもしれませんが「赤ちゃんが元気に育つための最初のプレゼント」と思って、楽しみながら授乳ができるとよいですね。

赤ちゃんだけでなく、ママも楽に授乳ができるように工夫をしてみましょう。赤ちゃんが健康にすくすく成長してくれると「頑張ってよかった」と思える日がきっときますよ。