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新生児の眉毛の悩みを解決しよう!眉毛の仕組みと役割やケア方法

新生児の眉毛の悩みを解決しよう!眉毛の仕組みと役割やケア方法

赤ちゃんの眉毛の色とメラニン色素との関係

体毛の色に関係するメラニン色素とは

髪の毛や皮膚、瞳の色は、人種はもちろん、同じ人種でも人によって違いがあります。日本人の多くは髪の毛をはじめとした体毛は黒く、目の色は黒に近い茶色です。

この色は体内に含まれる「メラニン色素」の量が関係しており、色素が多いと色は濃く、少ないと色が薄くなります。肌が白い人種は髪の毛や目の色も明るい色をしていますが、これはメラニン色素が少ないせいなのですね。

メラニン色素には明るい色の「フェオメラニン」と、暗い色の「ユーメラニン」の2種類があります。このうち、ユーメラニンは成長とともに増加するのが特徴です。

生まれたばかりの赤ちゃんはユーメラニンの量が多くありません。そのため、パパやママが黒髪でも、赤ちゃんの髪の毛は茶色ということも多いそうです。

眉毛の色はメラニン色素の働きと関係がある

体毛の一つである眉毛も、髪の毛同様メラニン色素の影響を受けます。色素の多さは遺伝子によって決まるため、髪の毛の色が濃いと眉毛の色も濃くなるようです。

ただし、髪の毛と眉毛ではフェオメラミンとユーメラミンの色素の比率が異なります。黒色と金色など、極端に色が変わることはないようですが、髪の毛より眉毛の方が明るい色をしているなど、トーンが違うことは珍しくありません。

また、一般的に眉毛は髪の毛よりも細いため、色が薄く見えます。

赤ちゃんの眉毛はメラニン色素の量が少ないことから色が薄くなるうえ、毛自体が細いため、実際よりも薄い色に見えがちです。生えている数が少ない、毛が短いという要素も加わると、「眉毛が薄い」という印象が強くなります。

赤ちゃんの眉毛にまつわる面白エピソードも

生まれたばかりの赤ちゃんがパパとママのどちらに似ているかは、家族にとって大きな関心ごとの一つではないでしょうか。しかし、赤ちゃんの眉毛が薄いと判断しづらいですよね。

「どちらに似ているか確かめたい」という気持ちから、赤ちゃんの顔に眉毛を描いて確認したというママもいます。「ママに似ていないからパパ似」といわれていた赤ちゃんは、やはりパパ似だったそうです。

赤ちゃんがどちらに似ているかを確認したママは、描いた眉をお風呂で消そうとしました。しかし、洗浄力がマイルドなベビーソープでは完全に消すことができず、家族や友人に叱られたそうです。

「どちらに似ているか確かめたい」という気持ちはわかりますが、眉毛が生えるまで我慢してくださいね。

新生児の眉毛の洗い方やケア方法

眉毛を洗うのは低刺激の洗浄料で

赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄く、刺激に敏感です。新生児の肌はとくに薄いため、眉毛を洗うときは低刺激の洗浄料を使いましょう。

顔のなかでもおでこは皮脂の分泌が多く、眉の部分は毛が生えていることから汚れが落ちにくい場所です。眉毛の下の皮膚を意識しながら、汚れや皮脂をしっかり落としてください。

また、洗うときはガーゼでこするのではなく、指の腹で泡を転がすように洗いましょう。ゴシゴシこすると肌に傷がつき、トラブルを招く可能性があります。

フケのように固まった皮脂や汚れが眉毛についているときは、オイルを塗ってしばらく置いたあと、お湯で濡らしたガーセなどで拭き取ってください。毛の流れに沿って拭くと、きれいに落ちやすくなります。

カサカサ防止にローション、クリームで保湿

赤ちゃんの肌は張りがあり、一見するとスキンケアを行う必要がないように見えます。しかし、皮膚が薄いため水分を保持する力が弱く、大人よりも乾燥しやすいという特徴があります。

清潔を保つことも重要ですが、それと同じくらい保湿も重要です。洗浄料で洗ったあとは、ローションやクリームを使ってしっかり保湿しましょう。

保湿ケアは肌のカサカサを防止するだけではなく、肌バリア機能低下を防ぐためにも重要です。肌バリアの機能が弱くなると、アレルゲンが体内に侵入しやすくなり、アトピーの原因になることもあります。

また、肌からアレルゲンが侵入すると、口から摂取するよりも食物アレルギーが発症しやすいそうです。しっかり保湿して、赤ちゃんを守ってあげたいですね。

眉毛は成長で変わるので切らなくても大丈夫

赤ちゃんの眉毛が濃い・太い場合、切って整えたいと思うママもいるかもしれません。とくに、赤ちゃんが女の子の場合は気になってしまうのではないでしょうか。

しかし、赤ちゃんの眉毛は成長するうちに抜けたり生え変わったりするため、切る必要はありません。赤ちゃんの頃は「つながり眉毛」でも、3歳頃になると普通の眉毛になっているということもあります。

ただし、「切ってはいけない」というわけではありませんので、「どうしても気になる」というときはベビー用はさみで切ってもよいでしょう。皮膚や目を傷つけないよう、慎重に切ってくださいね。

カミソリを使って剃ったり、毛抜きで抜いたりするのは避けましょう。赤ちゃんの肌が傷つく可能性があります。

新生児の眉毛トラブル!さまざまな対処法

眉毛の周囲がジュクジュク「脂漏性皮膚炎」

赤ちゃんは、「胎脂」という白いクリームのようなものに包まれた状態で生まれてきます。胎脂は赤ちゃんがママからもらった免疫の一つで、外部の刺激から皮膚を守る重要な役割を持っています。

胎脂は「産湯」できれいに洗い落とされますが、成分は皮膚のなかに残り、生後1カ月頃になると皮膚表面にボロボロと浮いてくることがあります。

さらに、赤ちゃんはお腹のなかにいたときにもらったママのホルモンの影響で、皮脂の分泌が活発です。分泌された皮脂や胎脂の成分が毛穴づまりを起こすと、「脂漏性皮膚炎」を招くことがあります。

皮脂の分泌量が多い眉毛の周囲やおでこ、頭皮は脂漏性皮膚炎が起こりやすい場所です。皮脂をしっかり洗い落として炎症が起こるのを防ぐとよいでしょう。

オイルマッサージでかさぶた減らしてケアを

赤ちゃんの眉毛の周囲や頭皮などにできる「かさぶた」のような汚れは、過剰分泌された皮脂が主成分です。油は水に溶けませんが、油同士はよく溶けるため、オイルマッサージでかさぶたを減らすことができます。

1.かさぶた部分にベビーオイルやオリーブオイル、ワセリンを塗る
2.5~10分程度マッサージし、かさぶたをふやかす
3.赤ちゃん用の低刺激洗浄料を使って洗い、お湯で流す
4.洗った部分を保湿する

オイルマッサージをしてもかさぶたが取れないこともあります。そんなときは何日かマッサージを続けてください。

強くこすったり、爪ではがそうとすると、肌に傷がついて血が出ることもあります。炎症が悪化する可能性もありますので、無理にはがさないでくださいね。

症状が変わらず心配な場合は病院へ

脂漏性皮膚炎をはじめとした乳児湿疹の多くは、一過性の症状であり、時間が経つと自然に治まります。しかし、炎症が悪化しているときや、傷口から菌が入って「とびひ」になっているときは症状が治まりにくくなります。

塗り薬を使った治療が必要なこともありますので、マッサージや保湿ケアをしても症状が変わらないというときは、病院を受診しましょう。

また、脂漏性皮膚炎は、見た目や症状が出る場所が「アトピー性皮膚炎」と似ています。アトピー性皮膚炎は、脂漏性皮膚炎にはない「かゆみ」の症状が出るため、赤ちゃんがかゆがっている様子があるときは受診してください。

このほか、ミルクを飲む量が少ない、ずっと機嫌が悪い、急に寝つきが悪くなったというときも受診したほうがよいでしょう。

まとめ

赤ちゃんの眉毛は、成長する間に濃さ・量・色などが変化していきます。目につきやすいため、眉毛が薄い・濃いと気になってしまいますが、心配しなくてもよいでしょう。

また、赤ちゃんの眉毛は切ったり剃ったりしなくてもよいですが、皮脂の分泌量が多いため、しっかり洗う必要はあります。洗ったあとは保湿も忘れないでくださいね。

眉毛の周りがジュクジュクしている、ケアをしても症状が治まらないというときは病院を受診しましょう。症状の悪化を防ぐためにも、早めの治療と対応が重要です。
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