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3月生まれの子どもは本当に不利なの?メリットとデメリットについて

3月生まれの子どもは本当に不利なの?メリットとデメリットについて

たくさん褒めて愛情豊かに育てよう

ほかの子どもよりも発達が遅れがちな3月生まれの子どもは、集団生活のなかで「できない」と感じる場面が多くなります。

また、3月生まれで発達が早い子どもでも、1年近く離れた4月生まれの子どもよりも、「できる」ということはほとんどありません。

自信を失ったりコンプレックスを感じたりしやすいうえ、褒められる機会が少ない3月生まれの子どもは、「なんとなく自信がない子」が多いといわれています。自信がない子は自己肯定感が低く、さまざまなことに対して意欲的になれません。

自信は一度失うと取り戻すのが難しく、時間が経つにつれて回復により多くの時間がかかります。子どもが自分に自信を持つことできるよう、小さなときからたくさん褒めてあげてくださいね。

スポーツ面で早生まれは決して損ではない

早生まれといわれる1~3月生まれの子どもは運動面の発達が遅く、スポーツの面で不利といわれています。しかし、プロスポーツの世界では、早生まれは決して損ではないようです。

確かに、月齢の違いによる影響が大きい幼児期は、4月や5月生まれよりも不利なことが多いのですが、成長するにつれて発達の差は小さくなります。

プロの世界をみると、野球は4~7月生まれの選手が多いものの、サッカーでは早生まれの選手も多いようです。競馬のジョッキーは体重が軽い方が有利なためか、学年のなかでも小柄なことが多い早生まれが多くなっています。

また、フィギュアスケートの選手は早生まれが多く、2010年フィギュアスケート世界王者になった高橋大輔選手も3月生まれです。

まとめ

「3月生まれの子どもは不利」といわれることがありますが、体の発達に関していうと、不利なのは幼児期だけです。

むしろ、失敗を重ねたり評価される機会が少なかったりすることで、自信を持つことができなくなるというメンタルの問題こそが「3月生まれは不利」の原因なのではないでしょうか。

子どもが自分に自信を持てるよう、たくさん褒めてメンタルをケアしてあげましょう。また、ほかの子どもより遅れている部分があっても、「差があるのは今だけ」と割り切り、成長を見守ってくださいね。
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