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夫婦別姓にすることは可能?別姓の法律とメリットデメリット

夫婦別姓にすることは可能?別姓の法律とメリットデメリット

家族の一体感が減ってしまうという意見も

結婚して夫婦一緒の姓を名乗ると一つの家庭を築いたという実感がわきますよね。しかし各々が違う姓の場合、家族というよりも個々に独立した存在という意識が強まり夫婦の一体感を持ちにくい場合もあります。すると少しの不都合で離婚を選択するかもしれませんよね。

個人主義が行き過ぎると夫婦で苦労を乗り越えようとするよりも嫌なら別れようと思う人が増え、結婚と離婚を繰り返すケースが多くなる可能性が考えられます。離婚回数が多いことがよくないわけではありませんが、子どもは何度もパパやママが変わり落ち着かない環境で過ごす場合もありますよね。

姓が違っても強い絆で結ばれた夫婦もいます。しかし夫婦別姓にすることで夫婦の一体感が減るのではないかという意見もあるのです。

離婚までの道のりが簡易になってしまう

一般的に離婚には労力がいります。親権や財産分与で夫婦が揉める場合も多いうえに姓を変えると周囲の目も気になるため、簡単には離婚しにくいですよね。

姓が変わった人は手続きも大変です。離婚届や住民票の移動以外にも銀行口座、免許証、パスポート、携帯電話などあらゆる書類を変更する必要がありますよね。

結婚前の姓のままであれば手続きが少なくて済み、離婚後の姓も変わらないため周囲に気づかれにくいです。けれどもこのような離婚しやすい状況は離婚のハードルを下げるかもしれません。

さらには行き過ぎた個人主義も離婚に拍車をかけ、結婚と離婚を繰り返す人が増える可能性がないとは言い切れません。その姿を見た子どもは、家族を大切にしなくてよいと学ぶかもしれませんよね。

まとめ

現状では夫婦の姓を別々にすることは認められていません。また、世論調査で別々の姓を認める意見が多いものの、現時点でそれが認められる予定はありません。

夫婦が今までの姓のままなら結婚後の手続きが減る、姓が変わった場合の仕事への影響がなくなる、プライバシーが守られるなどのメリットがあります。デメリットは子どもの姓が親と違い悩む場合がある、離婚が容易になる可能性がでてくるなどです。

将来において姓の選択が認められたときには、子どもにとっての利点と欠点も考えてどうするかを決められるとよいですね。
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