30代主婦のいる家庭の貯金額は?平均額と効率よく貯金をする方法
30代といえば、子育て真っ只中の家庭が多いでしょう。そのため、貯金をしたいけれどできないと悩んでいるママもいるのではないでしょうか。「うちは貯金できていないけれど、よそのお宅はどうなのかしら」と気になるかもしれませんね。そこで、貯金額の平均や貯金を増やすための方法などをご紹介します。
主婦がいる家庭のお金事情あれこれ
30代世帯の平均貯金額は約370万円
平成30年「家計の金融行動に関する世論調査」(二人以上世帯調査)によると、全国30代の平均貯金額は367万円、生命保険や株式などの金融商品も含めると平均額は660万円になるそうです。これは、金融資産の有無に関わらずまとめた額の平均です。
一方、金融資産を保有しない世帯を除いて計算した平均貯金額は450万円、金融商品を含めた平均額は810万円となり、全体平均と比べて上がることが分かりますね。
子どもがいる家庭で貯金なしは15%ほど
これを見ると、子育て世代で貯蓄がない割合と全体の割合は同じくらいといえますね。母子家庭で貯金が少ないのは、子育てにお金が掛かることと、所得の低さからくるものでしょう。
一方、夫婦が揃った子育て世帯が母子家庭より割合が低いのは、共働きや男性であるパパの収入が高い家庭があるからかもしれませんね。
子育て世代に貯金が少ないのは、学費や養育費、マイホーム取得などで貯金残高が減少しているのも影響があるようです。
主婦のお小遣いは1万円前後が多い
専業主婦のお小遣いの額は、パパの収入の2~4%くらいが標準だといわれています。これを30代男性の平均年収468万円で計算してみましょう。すると年間93,600~187,200円となり、月では7,800~15,600円となります。
兼業主婦で正社員の場合、お小遣いの月平均は25,000円、パートまたはアルバイトのママは月15,000円ぐらいになるようですよ。兼業主婦のお小遣いの方が高くなるのは、ママ自身に収入があるからですね。
一方、専業主婦はパパの収入ベースになるため10,000円前後になるのでしょう。
主婦ママが効率よく貯金をする方法とは
まずは生活費の理想的な割合を知ろう
そこで、パパとママと子ども1人の家庭の理想的な支出割合を見てみましょう。すべて手取りでの割合です。
<固定費>
住居費22%、水道光熱費5%、教育費7%、通信費5%、保険料4%
<変動費>
食費12%、医療費2%、衣服代4%、交際費2%、娯楽費5%
<その他>
貯蓄分12%、お小遣い10%、
トータルで90%になります。残りの10%分については、家庭により比率を変えるときや突発的な医療費や交際費のために貯蓄分以外としてプールしておくのもよいかもしれませんね。
先取り貯金後は予算内で生活する
会社によっては財形貯蓄制度があり、決められた金額を天引きして別口座に移してくれるものがあります。それなら簡単に先取り貯金ができますね。
重要なことは、生活費と貯蓄の口座を別に作るところにあります。同じ口座では収支が曖昧になり、結局は貯まらないという結果になるでしょう。
「先取り貯金のメリットは分かったけれど、会社にそういう制度がない」ということも多いですね。そういう場合は「定額自動入金サービス」を提供しているネット銀行を使うと便利ですよ。ほとんどの銀行では手数料無料で振替をしてくれます。
固定費の見直しをしてみよう
もし住宅ローンに負担を感じるなら、借り換えなどを検討してみましょう。見直しが有効なのは、残高が1,000万円以上で残りの支払い期間が10年以上、金利差0.3%以上といわれています。この条件に当てはまるなら、検討の余地がありそうですね。
次に大きいのが、生命保険料や自動車保険ですね。生命保険は本当に必要なものを精査し、保障がかぶっているものは解約したり、他社のものに変更したりしてみましょう。
ほかには、スマホの課金制アプリの解約や格安スマホにする方法があります。また、駐車場を借りているなら、近くに安い駐車場がないか探してみるのもよいですね。
積極的に貯金を増やすための方法とは
クラウドソーシングで安全にしっかり稼ぐ
最近のクラウドソーシングは、インターネット上で募集されるのが主流となっていますね。しかし、ネット上には正しい情報と騙すための情報の両方が溢れているため、どの募集が安全なのか分からないものです。
そこで初心者ママはまず、大手のクラウドソーシングサイトに登録するとよいでしょう。ここではたくさんの募集が行われており、初心者歓迎のものも多くありますよ。
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