6歳女の子の身長の平均は?子どもの健やかな成長のサポートと考え方
6歳ごろになると、体格の差が大きくなってきます。なんだかうちの子、周りの子に比べて小さいような、大きいような...そんな心配も出てくるでしょう。個人差が大きいものですが、身長を伸ばすために親がサポートできること、また女の子の成長について知ることで、今の不安が減らせるかもしれません!
6歳の女の子の平均身長と考え方
6歳の女の子の平均身長
祖父母世代(55年前)と比べると、身長、体重ともに大きく増加していますが、親世代(30年前)と比較するとそれほど大きな差は見られません。身長の平均値は平成6年度から平成13年度をピークにほぼ横ばい傾向となっています。
また、年間の発育量を見ると、現代に近い世代ほど、年齢が若い内に増加する傾向が見られるようです。祖父母世代の女の子が11~12歳ごろにかけて身長が伸びやすい時期であったのに対し、親世代、子世代では9~11歳ごろにかけて身長が伸びやすい時期になっています。
気になるときは成長曲線をチェックしよう
「身体発育曲線」は平均身長と体重の年齢による変化を曲線で表したもので、その年齢(月齢)の平均値からどれくらいの差があるのか、というのを視覚的に見ることができるものです。
今後の成長のピークを知るためにも、一定の間隔ごとに身長と体重をチェックして成長曲線を書いておくと、子どもの成長の経過を確認することができます。
母子手帳に載っているものは乳幼児期がメインですが、簡単に成長曲線をチェックできるアプリやウェブサイトもありますので活用してみてくださいね。
女の子の背が伸びやすい時期に備えて
毎月一定だった身長の伸びが3カ月連続で加速したときに、成長スパート期に入ったといえるそうです。
6歳の今、身長が低いかな、と悩んでいたとしても、この成長スパート期には30cmも身長が伸びる子どももいますから、あまり気にする必要はありません。成長スパート期に備え、良質な睡眠、適度な運動、栄養の高い食事を心がけておきましょう。
6歳の女の子の身長が気になる成長障害とは
成長障害とは標準からのずれが激しいこと
成長障害とは主に身長の伸びに関して、何らかの原因により障害があることをいいます。成長障害であるかどうかの判断は、前述した成長曲線を元に行われます。
定期的につけている成長曲線により、その子どもの成長の経過を判断することができますが、成長曲線が平均値から大きくずれていたとしても、必ずしも成長障害であるとはいえません。あくまで子どもの成長の経過の参考にし、もし異変を感じたときや心配なときは、専門家に相談するとよいでしょう。
低身長の場合に考えられる原因
遺伝の影響を受けることもあり、両親の身長が低身長の原因となることもありますが、多くは特に原因もなく体質的に低身長となっている「突発的低身長」であるようです。
また、病気が原因となっている場合は、染色体の病気、成長ホルモンや甲状腺ホルモンの病気、骨の形成に関わる病気、子宮内発育不全などの可能性が考えられます。
原因がどこにあるかにより、治療の方法や今後どのくらい身長が伸びる可能性があるか、などが変わってきますので、成長曲線をつけて子どもの成長を把握しておくことが大事です。
高身長の場合に考えられる原因
ほとんどは病気などは関係なく高身長となりますが、病気による高身長は「成長ホルモンの分泌過剰」「甲状腺ホルモンの分泌過剰(バセドウ病)」などが挙げられます。また、「思春期早発症」という本来なら思春期に起こる体の変化が低年齢のうちに起こり、その一つの症状として身長が大きく伸びる、という場合もあります。
また、稀ではありますが染色体や遺伝の病気が原因の場合もあり、いずれも難病や小児特定慢性疾患とされる病気の可能性もありますので、心配される場合は専門の病院での受診をおすすめします。