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会陰へのダメージを和らげる会陰マッサージ。その効果やポイント

会陰へのダメージを和らげる会陰マッサージ。その効果やポイント

ママに知ってほしいマッサージのポイント

医師に確認し34週以降に始めること

妊娠中期ごろから、会陰マッサージについて医師や助産師から説明を受けるでしょう。妊娠経過やママの体調にもよりますが、34週を目安に始めることが多いようです。

妊娠経過が順調であれば34週以前から始めることもできますが、担当の医師に相談しOKが出てから始めましょう。

始めたばかりのころは、痛みを感じることや肌がひりひりするママも少なくありません。諦めずに2~3週間続けていくと、それらの痛みは軽減していきますよ。

会陰マッサージは少しずつでも続けることが大切です。出産が近づいているからと焦って頻繁に行わないようにしましょう。

また、34週になるとママのお腹がどんどん大きくなります。マッサージ中にバランスを崩すことのないよう気をつけましょう。

体調が悪いときはマッサージはしない

妊娠中は無理は禁物です。会陰マッサージは妊娠経過に問題がなく、体が健康な状態で行うのが大事です。体調が優れないときや、お腹が張っているときは避けてくださいね。また、大きなお腹で無理な体勢でマッサージを行い、肩や腰などを痛めないように気をつけましょう。

会陰部分の周りは繊細で清潔を保つよう気をつけなくてはいけない部分です。マッサージをするときは、爪が伸びていないか確認し、清潔な手でマッサージすることを忘れないようにしましょう。

また、会陰マッサージをするときは、肛門に指が触れないよう注意が必要です。万が一、指が肛門に触れてしまったら、会陰マッサージをストップしましょう。しっかりと手を洗い、清潔な状態になってから再度始めてくださいね。

マッサージしても切れたら冷却ケアで痛み減

充分にマッサージをしていても、分娩によって会陰が切れてしまうことも少なくありません。会陰が切れた痛みを和らげるのに、冷やすケアをすすめる産院が多いです。

冷やすことで血管が収縮し痛みの原因となる物質が放出されにくくなり、痛みが軽減するといわれています。

産後2~3日間は会陰部をアイスパックなどで冷やすことで、痛みや腫れが改善されます。アイスパックを用意している産院も多いので、相談しましょう。

また、退院後も痛みが続くときは自宅でも行いましょう。アイスパックをあてるときは、会陰に直接あてず、下着の上からあて会陰部分を清潔に保てるようにしましょう。冷やしすぎで皮膚が赤くなったり、痛みが悪化したりしないよう調節が必要です。

まとめ

会陰の切開や裂傷は最小限度におさえたいですよね。34週を過ぎ、妊娠経過が順調で、体調がよければ会陰マッサージを始めましょう。

やり方には2種類ありますが、自分に合った方法を選んでくださいね。マッサージは一度に長くやろうとせず、コツコツと続けることがポイントですよ。マッサージオイルやホットタオルを上手に使って、会陰部分がやわらかくなるよう心掛けましょう。

万が一、切れてしまったときは医師や助産師と相談し、アイスパックなどを利用した冷却ケアで痛みを軽減させましょう。
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