なぜ出産中に赤富士を描くの?描き方や効果的な絵の飾り方とは
陣痛中の妊婦さんが描いた赤富士の絵には、妊娠を引き寄せるパワーがあるとされています。とはいうものの、実際にお願いされたときにどのように描けばよいのかわからない、逆に絵を描いてほしいけれどどう頼めばよいのかわからない、という方が多いのではないでしょうか。ここでは、そんなお悩みを解消していきます。
妊娠しやすくなるジンクス!赤富士について
なぜ赤富士が妊娠に効果があるの?
かぐや姫は、竹から生まれて、月に帰っていったという話ですが、富士市では、かぐや姫は富士山から授かり、富士山へ帰っていったといわれています。ここから「富士山=子宝」とされました。
では、なぜ赤富士なのでしょうか?富士山が赤く見える現象は、雲や霧と朝陽との関係で、晩夏から初秋の早朝にしか見ることができないので、「貴重な現象=縁起がよい」といわれています。また、風水では「赤=子宝によい色」とされているので、赤富士になったといわれています。
赤富士が妊娠を引き寄せたエピソード
効果がでるまでの期間を見てみると、早い人で1カ月という例がありました。しかし、いつ妊娠するかは人それぞれですので、すぐに効果が出ないからと焦らないでくださいね。
1枚の赤富士で2人に幸運が訪れた例があります。友人から赤富士をもらって妊娠した人が、それを別の友人に渡したところ、その友人も妊娠したそうです。また、赤富士を2枚描いて別々の友人に渡したところ、2人とも妊娠したという経験談もありました。
不妊治療を続けていた人が、数カ月で妊娠したというエピソードもたくさんあります。これを聞くと「赤富士って効果があるかも」と期待してしまいますね。
出産時といってもいつ描くの?
初めのチャンスは、陣痛が始まって、家で待機している時間です。痛みや陣痛の間隔に余裕があるので、一番描きやすい時間です。しかし、準備をしてすぐに病院へ行く人もいれば、外で食事をしてから行く余裕があったという人もいるので「描けたら描こう」程度で考えておきましょう。
次のチャンスは、病院に着いてからです。分娩室に入ってしまうと、出産に集中しますし、初産や難産の人は余裕のない時間が数時間続いたりします。出産の進み具合は読めません。確実に描きたいのであれば、病院に着いたら、できるだけ早いうちに描くことをおすすめします。
赤富士を出産中に描くときのポイントとは?
用意するものは紙と赤いペンのみ!
紙は、色紙、ノート、スケッチブック、画用紙、メモ用紙など、なんでも大丈夫です。はがきに描いたという話もあります。なかなか会えない人に、描いてすぐのものを届けられますね。
赤いペンは、色鉛筆、クレヨン、ボールペン、マジックなどがよいでしょう。陣痛の合間、描くのが大変な可能性もあるので、自分が使いやすいものを用意することをおすすめします。色鉛筆の場合、芯が折れてしまうと困るので、予備もあると安心ですね。
赤富士を描くようにお願いされているときには、陣痛があったときに病院に持って行く入院セットに入れておくか、普段から使っている鞄の中に入れておくのがおすすめです。
太陽も合わせて描くのが一般的!
富士山と太陽をならべて描くのもいいですし、富士山の頂上と太陽が重なるダイヤモンド富士を描くのも、縁起がいいですね。
余裕があれば、赤富士や太陽と一緒に好きな絵を描きたすのもよいでしょう。赤ちゃんを運んでるコウノトリの絵を描いたり、太陽とセットで雲を描いたり、ハートを描いたり。富士山や太陽に顔を描いている人もいます。
色は、塗っても塗らなくても大丈夫。塗っている余裕が無いかもしれないので、まずは全体を描いて、余裕があったら塗るのもよいでしょう。
名前や日付を入れてその人だけのお守りに!
メッセージは、単純に「子宝」とシンプルに書く人が多いです。また「安産祈願」「子宝祈願」なども好まれています。
もう少し長い文では、「子宝に恵まれますように」「Welcome to baby」「母子ともに安産で生まれてきますように」など、赤富士に込めた願いを書いていることが多いようですよ。
また、自分からその相手に対してだから書けるような、オリジナルのメッセージを書いても喜ばれることでしょう。