【宮城】観光地で楽しむこけしの絵付け体験「みやぎ蔵王こけし館」
丸みのあるこけしは、子どもだけでなく大人も四苦八苦!いきなり筆で描き始めるのが不安な方は、鉛筆で下書きをしてから始めることもできます。また、筆を使うのが難しいという場合は、色ペンも用意してあるのでそちらを使って絵を描くことも可能です。
細かい作業がまだ難しい2、3歳の子どもとの場合は、胴体を大胆に子どもに塗ってもらい、ママやパパが細かいところを描いて家族で一つのこけしを作るファミリーもいます。
伝統こけしを真似して絵付けをする人の中には、1〜2時間をかけて丁寧に行う方もいるそうですが、思い切って筆を走らせるような子どもの場合、15分から30分くらいで絵付けを完成してしまいます。絵付けが終わったら工人さんが最後の仕上げとして、染料を乾かしてくれて、ロウで仕上げを行い完成となります。
また、仕上げの時間も5分程度で終わるので、完成したこけしはその日のうちに持って帰ることができます。伝統こけしとは違った良さのある世界に一つだけのオリジナルこけしは、旅行の思い出の品として作っていく方も多くいます。
絵付け体験をした方には、こけしの製作過程で出た木材を自由に持って帰ることができます。大小様々な形の木があり、おうちで色付けや加工をして積み木として遊ぶこともできるので子どもと一緒にお家でも木のおもちゃを作ってみてはいかがでしょうか。
子どもと楽しめる木地玩具やイベントも
こけしの絵付け体験以外にも子どもと楽しめるポイントがあります。輪投げやけん玉、大きなこまなどの木地玩具があり、今ではなかなか遊ぶ機会が少なくなった玩具を子どもと一緒に遊ぶこともできます。他にも館の入り口に設置してある、こけしとざおうさまの顔出しパネルでは、ファミリーやカップルなどが記念撮影をして楽しんでいます。
毎年9月には、全国伝統こけしろくろまつりが開催されており全国11系統のこけしの特別展示や即売会が行われます。工人さんによるろくろ挽きの実演やこけしの絵付け体験の他に、普段は体験できないろくろ回しに挑戦ができる年に一度のこけしのお祭りが同施設にて行われます。
また、同日は木や布を使った作家が集まる蔵王高原クラフトフェアも同時開催。キャンドル作りや木工体験などのワークショップやキッズが楽しめるコーナーなども用意され、親子で楽しめるイベントとなっています。
今年の全国伝統こけしろくろまつり×蔵王高原クラフトフェア情報は公式ホームページにて公開予定です。
みやぎ蔵王こけし館(みやぎざおうこけしかん)
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字新地西裏山36-135
0224-34-2385
9:00〜17:00(最終入館16:30、12月29日〜1月3日は最終入館15:00)
無休
大人300円、子ども150円(小・中学生)、未就学児0円
http://kokeshizao.com/
ベビーカー入場可、駐車場、バリアフリー設備あり(1F)