【仙台】街中にある「カメイ美術館」で体験するこけしの絵付け
仙台駅近くにある美術館では、伝統こけしや世界の蝶、絵画が展示されており子どもがアートに触れ合える空間になっています。こけしの絵付け体験や蝶やクワガタなどの標本がびっしりと並び、夏休みや休日にはファミリーや旅行客が足を運びます。ちょっとしたお出かけの際に寄り道がしやすいスポットです。
こけしや蝶、絵画がつくるアートの空間
子どもの好奇心をくすぐる展示作品
仙台市に本社を置く総合商社カメイ株式会社の創業90周年を記念して平成6年に開館した「カメイ美術館」は「蝶」「こけし」「絵画」の3つの展示を鑑賞できます。
3つの展示コーナーの中で子どもが足を止めるのが蝶の展示。世界各地の蝶14,000頭が標本され、自然環境に合わせて色や形を進化させ、見たことのないような色鮮やかな蝶がズラリと並ぶ光景は、子どもだけでなく大人も引き込まれてしまいます。世界でも大英博物館とカメイ美術館でしか、見ることができない貴重なアロッティトリバネアゲハのメスも常設展示をいつでも見ることが可能です。
他にも、地元の山で仕掛けをしてカブトムシ収集をしていたときを思い出すカブトムシやクワガタなどの甲虫類が1,500頭展示されています。日本では捕まえることができない貴重なヘラクレスオオカブトなどもおり、大人も童心にかえることができます。
同フロア内には、こけしの展示コーナーもあります。宮城県をはじめ東北の伝統こけしが展示されており、頭の形が違ったり胴体の模様が違う各系統の特徴あるこけしが集まっています。
様々な特徴を持つこけしが一堂に集まっているので系統の違いを発見しやすく、こけしの知識を知らないママやパパも勉強になります。
こちらには戦前の有名工人の古作こけしを中心にした常設展示ですが、定期的に入れ替えや展示イベントも開催され、表情豊かな作品が鑑賞できます。また、こけしの展示コーナーではこけしの絵付け体験もできます。
別フロアにある絵画コーナーでは、日本近代絵画の黎明期を創り発展を担った安井曾太郎、藤田嗣治、小磯良平ら作家たちの作品を中心に絵画を展示しています。
美術館内は、エレベーターの移動も可能なためベビーカーでも安心して楽しむことができます。
蝶の羽根を顕微鏡で覗いてみよう
蝶の展示コーナーには様々な蝶の標本を見たりする以外に、備え付けの顕微鏡を使って観察することができます。顕微鏡のペンライトを点けて蝶をセットすると羽根の色や模様、からだの仕組みなど今までみたことのない発見とともに顕微鏡の使い方を学ぶことができます。
未就学児の場合は、顕微鏡を使ったことがない子が多いと思います。その際は、ママやパパが理科の先生になった気分で教えてあげてみてはどうでしょうか。
こちらは常時備え付けられているのでいつでも蝶の研究をすることが可能です。
7色の絵の具を使ったオリジナルこけし作り
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