子どもがおもちゃを口に入れるのが悩み。危険を防ぐための対策
口に入れても安全!おもちゃ選びのポイント
安全の目安「STマーク」のついているもの
主要な玩具メーカーのほとんどがこの審査を受けていて、国内で流通している玩具の安全性の基準を保つのに役立っています。STマークがついていない商品が安全ではないことには必ずしもなりませんが、STマークがついているということはメーカーが手間と費用をかけて自信をもって販売している商品とも考えることができます。
これからおもちゃを購入するときにはぜひ確認してくださいね。
大きさや形状、素材を基準に選ぶ
誤飲につながるサイズや形状でないかだけでなく、素材や原料、とがっていたり細かすぎるパーツがないかなどもチェックしてください。ぬいぐるみなどは縫製がしっかりしていてほつれないことなども重要です。
赤ちゃんはまだ握力が弱いので、おもちゃを落とすこともよくあります。落ちたときに壊れやすくないか、細かく砕けないかなども大事ですので、ケガを予防するためにも耐久性や重量にも注目してみましょう。
おもちゃの対象年齢をチェック
たとえば、ブロックなどでは対象年齢によって一つ一つのブロックの大きさが変わってきます。3歳までの幼児が対象のブロックでは角が丸くなっていたり、かなり大きいサイズのブロックになっていたりと工夫されています。
クリスマスや誕生日でおもちゃを選ぶときにはついつい長く使えることを考えて少し対象年齢が高めのものを選んでしまいがちですが、安全に遊ぶためにはそのときの子どもの年齢に合ったおもちゃを選ぶようにしてくださいね。
0~1歳におすすめ!安全で楽しいおもちゃ
音に夢中に!ガラガラやおきあがりこぼし
コロンとしたフォルムでカランカランという優しい音とともに何度でも起き上がるおきあがりこぼしは、ママも懐かしい気持ちになったり癒されたりすると今でも人気があります。ガラガラは手におもちゃが持てるようになってから使えますが、最近では腕につけられるものもあるので、握力がまだ弱い赤ちゃんでも楽しめます。
昔のおもちゃは、時代とともに改良されているので、素材やデザインだけでなく安全性や楽しみかたも進化しています。世代を越えて愛されているガラガラやおきあがりこぼしで優しい時間を過ごしてくださいね。
触り心地抜群、布の絵本
もちろん、柔らかい布製なのでしゃぶったり握ったりでき、見て、聞いて、触って知覚を養うことができます。紙の本と違い、軽いので赤ちゃんが落としてもケガをする心配がありません。
水洗いできるのも布の絵本ならでは。定期的に手洗いすればいつも清潔に遊べますね。
遊び方も無限大で、物語性のある布の絵本を選べば、自由な発想でさまざまなオリジナルストーリーを作り出すこともできます。
舐めても安心、おこめのつみき
原料も製造もすべて日本製というこだわりのおもちゃで、一つ一つ日本人の工員が組み立て、仕上げているので赤ちゃんが舐めてもかじっても安全です。組み立てるだけでなく、握ったり積み上げたりといった0歳児からの遊びにも最適な大きさと形で成長に合わせて長く遊ぶことができます。
優しい色合いの「いろどり」と自然な「白米色」の2色展開で、お誕生祝いにもピッタリです。日本人にもっともなじみのあるお米からできたおもちゃは、赤ちゃんが一番最初に触れるものとして最適ではないでしょうか。
2歳以上におすすめの安全なおもちゃ
やさしい木のぬくもり、木製ブロック
木製ブロックは、シンプルに積み上げるものが多いのですが、だからこそ型にとらわれない遊びが可能になります。木と木が触れる音や滑らかな肌触りを楽しむだけでも豊かな感覚が養われていきます。
2歳前後になると、手先を使って細かな作業も可能になり、空間認知能力も高まるので、ブロックを積み立てるという立体感のある遊びは最適ですね。知育の要素を含んだ木製ブロックもたくさんあり、男女を問わず楽しめるので、自由な発想でいろいろな遊びかたを楽しみましょう。
種類も豊富、 はじめてのおままごと
食材を切って、料理をして、食べるといった一連の流れは、教わったものではなくママを観察し経験しながら身に着けたものです。子どもがおままごとをしている姿をみると、ママの普段の姿が垣間見れるのも楽しいものです。
最近では木製のおままごとセットも人気で、やさしい風合いで思わずママも夢中になってしまいそうです。細かなパーツや壊れやすい素材がないか、なめたり口にいれても安全かを確認してから選ぶようにしてみましょう。
口に入れても安心なクレヨン
2歳ごろはまだ鉛筆やクレヨンを握って殴り書きをすることが多いので、お絵かき道具は握りやすい適度な太さがあり、柔らかい書き心地であることが大事です。
やはりはじめてのお絵かきで使う定番はクレヨン。最近では誤飲や誤食に配慮して口にいれても安心な素材でできていたり、万が一のどに詰まっても空気が通る穴が開いていたりするなど、形や素材に工夫がされています。
汚れがつきにくい、ついても落ちやすく、折れにくいのも子どもが使うクレヨンを選ぶポイントです。
安全で楽しい!子どもが喜ぶ手作りおもちゃ
手縫いで簡単に作れる、にぎにぎ
手縫いで簡単に作れ、赤ちゃんに贈る初めてのおもちゃとしてもおすすめなのが「にぎにぎ」です。中に鈴を入れて柔らかい感触とともに、動かすことでかわいらしい鈴の音も楽しめます。
幅10cmほどのにぎにぎなら、ハンドタオルなどを利用して手作りできます。もちろん手縫いでOK。
真ん中に握る部分を作ったデザインを考え、生地を2枚裁ち、中表に縫い合わせていきます。残り3cmほどになったら表に返し、鈴と綿を詰めて口を閉じます。
まずは簡単なドーナツ型から試してみましょう。
ひっぱりだす楽しさ、ティッシュ遊び
そこで、思い切りティッシュ遊びができる手作りおもちゃを作ってみましょう。ひっぱりだしてもまた収納できるように、空のティッシュボックスや市販のティッシュケースにティッシュペーパーと同じ大きさの布を詰めます。
布同士を交互に半分ずつ重ねるようにしてから詰めると、本物のティッシュのように次々でるようになります。全部だした後は、また同じように畳めば何度でもひっぱりだす楽しさを味わえるので赤ちゃんも大満足です。
きらきらに夢中、フローティングボトル
まず、空のペットボトルを用意します。赤ちゃん用なら小さめのボトルがよいでしょう。
ペットボトルにビーズなどの素材と水を半分ほど入れたら液体洗濯のりを少しずつ加えます。泡立たないようにゆっくり混ぜ、中にいれた素材の動きを確認しながら、好みの濃度になるように水と液体洗濯のりを混ぜボトルを満たします。
キャップをしっかりと締め、その上からビニールテープで補強します。中に入れる素材を変えると動く速さも変わって楽しいですね。
ラメやスパンコールなど光を反射するものを入れるとさらにキラキラします。
まとめ
ですが、危険なものはそばに置かないことや、安全なおもちゃを選ぶことでリスクを減らすことはできます。そのためには、ママが正しい知識をもって、誤飲や誤食を防ぐ意識をもつことが大事です。
赤ちゃんがなめても安心なおもちゃがたくさんありますので、ママがおもちゃを選ぶときにぜひ参考にしてみてくださいね。