夫婦や実家の価値観が違うとき!ストレスになる原因や円満な解消法
いっしょに暮らし始めてから、夫婦の間で価値観が違うことに気づくことはよくあります。金銭感覚や教育方針、実家との価値観の違いで悩むママも多いですね。ここではどうして夫婦や実家と価値観の違いが生じるのかを考え、円満に解消する方法をご紹介します。
夫婦や実家の価値観がずれがちなのはなぜ?
ママとパパでは育ってきた環境が違うから
たとえば「父親は仕事で家にはほとんどいなかった。母親は専業主婦で家事も子育てもすべて1人でやっていた」という家庭で育った人と、「共働きだった。両親は家事も育児もいっしょにやっていた」という家庭で育った人とでは、見てきた家族のあり方が違っていますね。
できあがった父親像や母親像もあり、自分もそうならなくてはいけないと思い込んでいる人もいるでしょう。子どものころから見て育ったものなので、それが当然だと思ってしまうのです。
実家の生活習慣も価値観のひとつ
子どものころから「嫌いなものでもがんばって食べる」よういわれてきた人もいれば、「嫌いなものは食べなくても、ほかのものを食べたらよい」といわれて育った人もいるでしょう。この二つの考え方は、どちらも間違ってはいないと思えますね。
生活習慣の違いはこのように「どちらの考え方も必ずしも間違ってはいない」ことが多いです。でも生活習慣の違いは、自分たちの子どもの価値観を今から作り上げることにもなりますから、簡単に見過ごせず、悩んでしまうのですよね。
地域や年代で価値観は変わる
年代によって子育てで推奨されていることが変化し、意見の衝突につながることもあります。たとえば、離乳食を与えるときに「母親と子どもが同じスプーンを使う」というのは、以前は当然のようにみかけられた風景ですが、今は虫歯がうつるリスクを減らすために、できるだけ別のスプーンを使うようにすすめられています。
自分の両親が子育てをしていた時代と、今は様子が変わっています。このことを知らない実家の両親が、よかれと思ってしてくれるアドバイスで、ストレスを感じるママもいるようです。
実家との価値観でストレスを感じる場面は?
日常生活の金銭感覚が違うとき
子どものお年玉や祝い金の額が多くて驚くこともあります。自分たちが祝ってあげるときにも、それくらいたくさん包まなくてはいけないのかと思うと、喜んでばかりいられません。
逆に、金遣いが荒いのではないかと心配されることもあります。夫婦でたびたび旅行に行ったり、高い買い物をしたりしていると、実家から「大丈夫なの?」といわれてしまうことも。干渉されたくはないですが、両親にとって我が子はいつまでも我が子で、心配してしまうのでしょう。
祖父母と子育ての方針が違うとき
でも両親に子どもを預けると「お菓子をたくさん与える」「甘やかす」など、困ったこともあります。孫を喜ばせたいという両親の気持ちは分かるのですが、ママとしてはできれば甘やかしてほしくないものです。
両親がアドバイスのつもりでいってくれることが、自分たちの子育て方針に合っていないこともあります。「泣いていてもしばらく放っておきなさい」「寒いからたくさん着せなさい」など、両親が実際に子育てしてきた経験からアドバイスしてくれているのがわかるだけに、断りづらいのですよね。
子どものお祝いごとの習慣が違うとき
お祝い事を大事にして、孫の晴れ姿を楽しみに待っている実家の両親がいる場合、お祝いしないことを伝えるのはストレスですね。がっかりした両親の顔を見ると、悪いことをしたような気分にもなるでしょう。
雛人形や兜を誰が買うのか問題になることもあります。地域によってはママの両親が買う習慣があるところもあるそうですが、めでたいものなので、相手に押しつけるのではなく、気持ちよく誰が買うのか決めたいですね。
価値観の違いはすり合わせで解消しよう!
ママパパで価値観の優先順位を決めておこう
仕事は家族を守るためで、家族にとって最も大切なことだという認識をママとパパの2人が持っていたら、この状況でもめることはないでしょう。でもママとパパの認識が違っていると、ここでずれが生じてしまいます。
相手の価値観を批判するのではなく、まずは一旦受け入れてみましょう。その上で、妥協しながら、家族円満に解決する方法を考えます。家族が楽しく生活するにはなにが優先されるのかを、ママとパパで共通の認識を持っておくことが大切なのです。