泣く子どもをあやすには理由を知ること!成長段階に合わせたあやし方
わがままだと思ったら叱ることも大切
「いくら泣いても、解決しない」と子どもなりに悟って、わがまま泣きをしなくなる効果が期待できます。
ただし、感情的に怒るのはNGです。怒られている理由がわからなければ、「怖いから謝る」だけになってしまい、根本的な解決にならず、また同じような泣きを繰り返すでしょう。以下は叱るときのポイントです。
・目を見て、穏やかな声で話す
・なにがいけないのか、わかりやすく、具体的に、なるべく短く話す
・「~できたらよかったね」など、否定よりも肯定を心がける
・同じことをして、あるときは怒らない、あるときは怒るなどブレるのはNG
・「◯◯ちゃんはしっかりできるよ」など、ほかの子どもと比較しない
理由がわからないときはそばで見守って
理由を聞いてもわからないときや、なかなか解決しないときは、そっと抱きしめてあげると子どもは安心するようです。その安心感が、自己肯定感や他人を信頼する力を育んでくれるといわれています。
「どうしていつまでも泣いてるの?」などと追いこむような言動は避けましょう。親の思いを子どもに話しても、泣いて興奮状態にある子どもにはなかなかうまく伝わりません。そんなときは、言葉は少なめにして、ハグやヨシヨシするだけでもよいのです。
ただそばにいて、見守ってあげる。それだけでも、子どもなりに、泣きながらでも気持ちを整理して、少しずつ落ち着いてくることでしょう。
まとめ
言葉でうまく気持ちが伝えられない1~2歳児、友だちとの関わりやプライドが現れる3~6歳児では、あやし方も変わってくるようです。子どもの成長や性格に合わせて対処方法を考えてみてくださいね。
大抵の場合は泣き止んでくれると思いますが、なかなか泣き止まない場合は、痛みや病気の可能性があるので注意しましょう。