子育てから見るパリの日常。幼稚園事情やフランス流ママ友付き合いとは
何気ないおしゃべりは貴重な情報源
私は在宅で仕事をしているのですが、家事が気になって仕事に集中できないこともあります。そんな話をしたら、在宅ワーカーであるパパ友が近所のコワーキングスペースを紹介してくれました。今では時々そこで仕事をしています。
ある日ママ友が「エダマメって知ってる?」と聞いてきたので、「知ってるも何も、大好きよ」と話したら、「パリではどこで買えるの?」と聞いてきました。早速、お店の住所を教えてあげると喜んでくれました。
ほかにも、私が小児耳鼻科を探していたときにママ友が紹介してくれたこともありました。このように私にとってママ友やパパ友とのおしゃべりは貴重な情報源になっています。
子どものトラブルは子ども同士で解決
娘も友だちと喧嘩をすることがあるのですが「何があったの?」と私から聞くことはあっても、あとは娘と友だちで仲直りするよう見守るだけです。
ママ友の子どもはやんちゃで友だちを叩いて泣かせることがあるのですが、ママ友は子どもの代わりに謝ることはしません。「あなたに◯◯君を叩く権利はないのよ。してはいけないことをしたらどうするの?」というように説明して、自分で謝りに行かせるだけです。
このようにしてフランスでは小さい頃から、自分の不始末は自分で解決するということを学ぶのかもしれません。
まとめ
パリで出産をしたときは、これから始まるパリでの子育てに不安を感じました。しかし子育てをしてみると、育児の核になる考え方は日本もフランスも大きな違いはありませんし、フランス人は子どもに寛容な部分も多いので暮らしやすいです。
さらにアメリカ人やスウェーデン人など、国際色豊かなクラスメイトがいるのもパリならではかもしれません。これからも、娘のおかげでフランスでの経験値が上がっていきそうなので楽しみです。