サッカーは子どもを成長させる?目的別のスクールの選び方や楽しみ方
幼児期に始めやすい習い事の一つとして人気のサッカー。男の子のスポーツだと思われがちでしたが、近年の女子サッカー日本代表の活躍により女の子がサッカーを始めることも増えてきました。今回はサッカーを始める際に必要な物や教室ではどんなことをするのか、またサッカーを習うメリットやデメリットについて紹介します。
サッカーを始める前に知っておくべきこと
サッカー教室ってどんなことをするの?
幼児向けのサッカー教室は基本的には子どもに「楽しい」と思ってもらえることを意識したメニューが組まれています。例えば、サッカーはルール上では手で触ることは禁止行為ですが、あえてボールを手で扱うメニューや、鬼ごっこなどが組まれていることもあります。
サッカーは走る、跳ぶ、蹴る、などの動作をボールに組み合わせた全身運動です。もちろんボールを足で使う練習もしますが、このように基礎体力作りの一環として、ボールを使わずに子どもが楽しめる遊びによせた内容が組まれていることもめずらしくありません。
サッカーはどこで習うことができるのか
【サッカー教室】
月謝を支払って定期的に指導を受ける、習い事としての「サッカースクール」です。スキルの習得を目的とし、サッカーの技術を向上させたいという子ども向けです。年齢別コースやレベル別クラスなど、子どもに合わせて習うことができます。
【スポーツ少年団】
月謝が比較的安く、ほとんどが学校単位で構成されており、指導者の多くがアマチュア、ボランティアのケースが多いです。小学生はチームメイトが同じ学校のクラスメイトであることも多いです。
【クラブチーム】
もっとも本格的な指導が期待できます。子どもにプロを目指してもらいたい場合は検討してみましょう。
サッカーを始める前に準備するもの
【トレーニングシューズ】
一般的な運動靴では滑りやすく、壊れやすいのでトレーニングシューズが必要。スパイクも使用しますが幼児期には足に負担がかかります。
【すね当て、レガース、シンガード】
呼び名が様々ですが同じものです。故意ではなくても相手のすねを蹴ってしまうことも多いので怪我の防止のために必要です。
【練習着(シャツ、短パン、サッカーソックス)】
チームにもよりますが幼児ならTシャツなど動きやすい服装でも大丈夫です。サッカーソックスは普通の靴下よりも生地が少し厚めで膝下までの皮膚を守ってくれますので重要です。
サッカーを習うメリットやデメリットとは
体力がついて、運動好きになる
ゴールを守る「ゴールキーパー」やポジションによって違いはありますが、プロサッカー選手は90分間以上を走り回ります。もちろん、幼児はもっと短い時間で30分程度ですが子どもにとっては長い時間です。
運動が苦手な子どもも、「足が速くなった」「長く走れるようになった」など子ども自身が成長を感じると、運動にも自信が持てるようになり自然と運動が好きになってきます。また、苦手を克服できると子どももいろいろなことにチャレンジする勇気や自信がつくと考えられます。
協調性を養い、瞬時の判断力が鍛えられる
また、サッカーが上達していくうえで、とっさの判断によるパスやドリブルなどのボールさばきや、瞬時に行動に移る判断力が鍛えられます。瞬時の判断力はサッカー以外のスポーツでも求められることも多く、後の社会生活や車の運転などの日常生活でも必要な大変重要な能力となります。
子どものサポートが親への負担になる
練習、試合会場への付き添いが必要です。親の付き添いの必要のないチームもありますが、子どもが小さければ練習に付き添う必要があります。付き添う必要もなく子どもが自分で移動できる年齢であっても練習場所、試合を行う場所が一定でないチームの場合は送迎が必要になります。
また、試合は土日が多いので休日も付き添いが必要なのは負担になりえます。また、負担になるかは人それぞれですが親同士の付き合いも広がり、付き合いに悩んでしまうことも考えられます。
子どもがサッカーを楽しむためにできること
家庭でもできる!サッカーを親子で楽しむ
サッカーの練習はボールさえあればそれほど広くない場所でもできます。もちろん自宅でも基礎的な練習は行うことが可能です。例えば、小さなスペースで足を使ってボールタッチを繰り返すだけでも様々な足さばきができるようになります。また、リフティングは自宅でできる定番の練習です。はじめは数回しかできなかったことが徐々に数が増えてきて上達具合がわかります。
できることなら試合や練習も極力観てあげて、休みの日には親子で公園などで一緒に練習して親子二人三脚で取り組むことができるといいですね。