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出産しても血液型がわからない?!赤ちゃんの血液型を調べない理由

出産しても血液型がわからない?!赤ちゃんの血液型を調べない理由

両親と違う血液型になることはあるの?

血液型はA型、B型、O型、AB型の4種類が有名ですが、正確にはAA型、AO型、BB型、BO型、OO型、AB型の6種類に分けることができます。OはOOのときだけO型となるため、AOの人はA型、BOの人はB型です。

A型とB型のパパとママの間に赤ちゃんができたとき、AO型とBO型の組み合わせの場合は「AO」「OB」「AB」「OO」の4通りになるため、A型、B型、O型、AB型のどれかになります。また、AA型とBB型の場合は、必ず「AB型」です。

さらに、AB型とOO型の場合は「AO」「AO」「BO」「BO」になるため、赤ちゃんの血液型はA型かB型になります。

少し不思議ですが、赤ちゃんと両親の血液型が違うことはあります。

Rh+-も両親の組み合わせでわかるの?

血液型というとABO型が有名ですが、輸血に重要となる血液型には、ABO型のほかにRh抗原のうち輸血の副作用に大きく関係するD抗原を持っているか持っていないかを+、-で表したRh血液型があります。

ABO型同様、両親から遺伝で受け継ぎます。必ずRh-型になるのはパパとママの両方がRh-型の場合だけで、Rh+型同士では必ずRh+型に、Rh+型とRh-型の場合はどちらにもなる可能性がありますが、Rh+型になることが多いようです。

ママがRh-型の場合、お腹の赤ちゃんがRh+型だと「血液型不適合型妊娠」となり、切迫流産や前置胎盤などでママと赤ちゃんの血液が混ざってしまったときに、赤ちゃんの体に影響が出ることがあります。

まとめ

赤ちゃんの血液型検査は、血液型を正しく判定するのが難しく、成長してから血液型の判定が変わることがあります。

また、赤ちゃんはパパかママと必ず同じ血液型になるというわけではなく、まったく違う血液型になることがあるということもおわかりいただけたでしょうか。

結局のところ、赤ちゃんの血液型検査はメリットがあまりないので、産院で血液型検査をしてもらえなくても、不安を感じたり、あせったりしなくてもよいということです。
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