子どもの行動を観察してみよう!SOSを見逃さずに発達を促すには
わざと困らせて関心を引こうとすることも
「お兄ちゃんはおとなしくできるのに」と兄弟と比較していたり、下の子が生まれて上の子との関わりが少なくなったりすると試し行動が出る場合があります。このような状態に陥った子どもは、良い子でいても兄弟にかなわないと悟り、悪いことをして親に注目されようとしている場合が多いです。
試し行動は、ときが来れば収まるものとはいえません。親の愛情を感じられずに安心できないと、大人になってもパートナーに試し行動をする場合もありますよ。
悪いことを注意しながら愛情を伝えよう
とはいえ、悪いことをしたときに「大丈夫よ~」と優しくすることはできませんね。悪いことをしたら、その行為に対してはしっかりと注意することが必要です。
その上で「でもあなたのことは大好きだよ」と子どもに愛していることを伝えましょう。ぎゅっと抱きしめるようなスキンシップもしてみてください。
注目されるために悪い行動をしているときはできる限り目をつぶり、行動が改まったときや良い行動をしたときに見逃さずに褒めると、問題行動は収まっていきますよ。
まとめ
小さな子が同じ遊びを繰り返したりイタズラをしたりするのは探求心の表れです。ときには思い切り行える機会を作るとよいかもしれません。集中力がないときは、まず生活習慣を見直しましょう。
子どもの困った行動は「試し行動」の可能性もあります。その場合は、良くない行為を注意した上で子どもに愛情を伝え続けると、収まっていきますよ。