いつから働き方改革で変化するの？知りたいママの働き方改革基礎知識

2019,1,18 更新

パパも育児休暇取得が促進される

「働き方改革で子育てに適した環境作りに」でパパの育児休暇取得の話をしましたが、働き方改革により、男性社員の育児休暇取得を促進する企業も増えてくることが予想されます。

例えば、花王グループは、子どもが生まれた男性社員と上長に育児休業取得啓発リーフレットを配布しています。それにより、花王グループ内の男性社員の育児休暇取得数は増加し、実際の取得率は対象者の約40％になったそうです。

「育児休暇はママがとるもの」という固定観念が強く、パパの育児休暇取得が浸透していない日本ですが、働き方改革により花王グループのように取得を促進する企業が増え、パパが育児参加できる環境になることは、家族にとって大切なことですよね。

フレキシブルな勤務形態で家事と両立

働きながら子育てをするママの中で大きな課題となっているのが、「仕事と家庭の両立」だといわれています。そして、この仕事と家庭の両立の実現のため、働き方改革で政府が推進しているのがオフィスに出勤するのではなく、自宅やほかの場所で働くテレワークです。

テレワークでの仕事が可能になれば、通勤する時間を家庭のことに使うことができますし、子どもの成長をそばで見守ることもできますね。また、仕事の休憩時間に家事を済ませることもできるようになるでしょう。

もちろん、問題点もいくつかありますが、働き方改革によりフレキシブルな勤務形態が増えることは、働くママの仕事と家庭の両立の可能性が大きく広がるといえるでしょう。

まとめ

労働人口の確保のために、政府が進めている「働き方改革」。改革の内容には、パパの育児参加や在宅および副業などのフレキシブルな働き方の拡大、長時間労働や有給休暇消化の待遇改善など、働くママに関係してくることも多く盛り込まれています。

すぐに社会が大きく変わるわけではありませんし、問題点もまだまだありますが、改革によって新しく増える労働の選択肢をうまく活用できれば、働くママや家庭にとって、よい影響がでることが期待できるのではないでしょうか。