赤ちゃんの寝相に困っているママへ!寝冷えや事故を防ぐための対策
育児中のママの中には、赤ちゃんの寝相の悪さにびっくりしている方もいるのではないでしょうか。寝返り前の赤ちゃんでも、気がついたら布団から飛び出していたという経験を持つママもいるかもしれませんね。赤ちゃんの寝相はどうして悪いのか、ママが安心して眠れる赤ちゃんの寝相対策をご紹介します。
ママを困らせる赤ちゃんの寝相の悪さの理由
睡眠時間が長く同じ姿勢で寝ていられない
ママが寝返りを打つなど寝姿勢が変わるのは、「レム睡眠」といわれる浅い眠りの時です。深い眠りである「ノンレム睡眠」の間は、体もしっかりと休息をしているため身動きをほとんどしていません。赤ちゃんも同じで、レム睡眠中は手足をばたつかせたりして身動きをしています。赤ちゃんの長い睡眠のほとんどは、レム睡眠といわれています。そのため、睡眠中でも動いていることが多く、自然と寝相も悪くなってしまうのですね。
体温が高いから室温や寝具で暑く感じている
ママにとって快適と感じる室温でも、大人よりも体温が高い赤ちゃんは寝苦しさを感じていることがあります。風邪をひかないようにとママが優しさのために寝具を掛けた場合でも、赤ちゃんは暑いと感じて寝具から飛び出してしまうこともありますよ。
大人が無意識に涼しい場所を求めて寝返りを打つのと同じように、赤ちゃんも少しでも快適に眠れる場所を探して動き回っているのですね。
寝返りの練習をしている
この時期、赤ちゃんは懸命に寝返りの練習を行っています。寝返りをしたいのに上手にできずばたばたと動いてしまい、ママには寝相が悪いと感じる結果となるのですね。
寝返りの練習以外でも、赤ちゃんはその日にあったことをどんどん脳に書き込み、生活に必要な行動や知恵を身につけていきます。寝ている間に脳への書き込みを行う途中、手や足が動くことがよくあります。寝ている間に赤ちゃんがばたばたしているのは、成長の証ともいえますよね。
赤ちゃんの寝相の悪さが招く注意したい点
寝冷えして風邪をひいてしまう
赤ちゃんは体温調整機能も未熟なので、室温に影響されて体が熱くなることは早いですが、体が冷えてしまうのも早くなります。結果として、寝冷えを起こして風邪をひいてしまいます。
暑さで汗をかいた後に汗が蒸発すると熱も一緒に取り去るため、冷えが起こります。寝冷えは冬だけではなく、夏でも十分に起こる可能性があるのですね。赤ちゃんに対しては、四季を通じて寝冷え対策が必要ということになります。
うつぶせ寝による窒息や乳幼児突然死症候群
うつぶせ寝になると怖いのが、口や鼻が布団によって塞がれてしまい起こる窒息です。また、乳幼児突然死症候群という病気が起こるリスクが高くなるともいわれていますよ。
おおむね赤ちゃんが1歳になるまでは、仰向けで寝る必要があるといわれています。赤ちゃんは苦しくなっても、自分では仰向けに戻れないことも多くあります。もし何かの拍子にうつぶせの体勢で寝てしまっていたら、仰向けの状態に優しく戻すとよいですね。
落下やベビーベッドの柵に挟まるなどの事故
ママが安全と思うような場所でも、赤ちゃんの寝相の悪さのために落下や窒息といった事故は起こり、死亡事故につながることもあるのです。また、安全と思われるベビーベッドの柵に挟まれてしまうという痛ましい事故も起こっています。
ちょっとした段差やわずかな隙間でも、最悪の事故が起こる可能性があることを忘れないようにしましょう。
ママの心配を軽減!赤ちゃんの寝相対策とは
足元まであるスリーパーで寝冷え防止
素材も綿毛布といった素材やダウン素材、ダブルガーゼのものなど季節や好みに応じて使い分けることができますよ。子どもの様子などに合わせてタイプや素材を選ぶとよいですね。
赤ちゃんに選ぶ場合には、足元まである長めのスリーパーがおすすめです。足元は意外に冷えやすいため靴下を履かせるママもいますが、靴下では足裏が蒸れてしまい体温調整が自分で行いにくくなってしまいます。足元まであるスリーパーなら足元が冷えず、さらに蒸れることもないため寝冷え防止に役立ちますよ。