差し乳ママの保育園の悩みとは?入園後も母乳育児を続ける対処法
仕事復帰などで保育園に子どもを預けるようになっても、母乳育児を続けたいと思っているママはいますよね。しかし「日中の授乳は?」「差し乳だけど搾乳できるかな?」など預けるにあたって悩みごとがたくさん出てくることでしょう。そこで今回は、入園後も母乳育児を続けるための対処法を紹介します。
差し乳の特徴とは?ママが抱える悩み
赤ちゃんが飲み始めると母乳が出る
一方「溜まり乳」は文字のとおりおっぱいに母乳が溜まっていくタイプで、授乳間隔があくとおっぱいが張り、赤ちゃんに飲んでもらうと張りが和らぐのが特徴です。
いずれもおっぱいが張りやすいか張りにくいかの体質の違いであって、授乳をしている間は両方とも新たな母乳が作られ続けていることに変わりはありません。ママの中には、片方が差し乳でもう一方は溜まり乳という人もいますよ。
母乳が足りていないかもしれない
ただ差し乳は赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激でホルモンが分泌され、それによって母乳が押し出される仕組みです。そのため赤ちゃんが吸ってから母乳が出るまで少し時間がかかります。十分な量が飲めるよう、授乳時間をしっかり確保することが大切ですよ。
またおっぱいが張らないので、授乳間隔があいたり回数が減ったりして母乳の作られる量が減少してしまうこともあります。そのため1日の授乳回数も意識しましょうね。
入園前に母乳育児をやめた方がよいのか
しかし子育てにおいて、保育園に入園するから母乳育児をやめなければいけないというものではありません。保育園に入園したてのころは、子どももママも不安や緊張の毎日ですよね。そのため自宅にいるときの授乳タイムが、親子にとって心安らぐ大切な時間になることもあります。
ママが続けたいと思う場合は無理して母乳育児をやめず、続ける方向で考えてみてもよいのではないでしょうか。
母乳育児中のママは入園後どのようにした?
保育園の意向で入園前に母乳をやめた
しかしなかには、保育園から母乳を辞めるようにすすめられる場合もあります。「今まで授乳をして寝かしつけをしていた赤ちゃんだと、保育園でのお昼寝の時間に寝てくれない」「離乳食をあまり食べてくれない」などが理由が挙げられます。
入園後も母乳育児を続けたい場合は、事前に保育園にママの意向を伝えて確認しておくとよいですね。
仕事の休憩時間に搾乳や授乳をした
また「休憩時間のたびに搾乳したものを冷凍しておいて、お昼休みに保育園にまとめて届けていた」という人もいますよ。
職場から近いといっても、限られた休憩時間内で行うためママにとっては大変になるかもしれません。また保育園との連携もポイントになります。さらに休憩中とはいえ職場から離れるわけですから、勤め先の理解も必要になるでしょう。そのため、できる範囲でママが望む母乳育児が続けらるとよいですね。
日中の母乳をやめて夜だけ飲ませた
昼間にミルクを飲むようになれば、徐々に母乳を欲しがる間隔もあいてきます。そのため自然な流れで卒乳しやすくなるかもしれませんね。
保育園に預けていても、様々な方法で授乳を続けているママはたくさんいます。最近は母乳育児に理解がある保育園も増えてきていますよ。入園だから母乳をやめると決めつけるのではなく、赤ちゃんの性格、職場や保育園の環境など総合的に考えて決めていけるとよいですね。
差し乳の特徴に合わせた保育園での対処法
搾乳した母乳を冷凍保存して保育園に持参
母乳を冷凍する場合は、まず手や搾乳する容器など清潔にしてからおこないます。母乳の保存には、簡単かつ衛生的な母乳用のフリーザーパックを使用するのがおすすめです。容量別に販売されているので、子どもに合わせて選んでください。
母乳は生ものですので、常温のまま置いておくと成分の変化や傷みにつながります。搾乳したら搾乳日と量を記載して早めに冷凍しましょう。保育園に持参するときは、保冷バッグと保冷剤を使用して劣化を防いでくださいね。