最低限備えたいおすすめ非常食!家族のストレスが軽くなる選び方
災害時の食事は心配ですが、最低限揃えておきたい非常食とはどのようなものがあるのでしょうか。非常食だからといって、口に合わないものを食べることは、緊迫している状態のなかストレスになってしまうこともあります。家族の好みを反映しながら、どのようなものをどれくらい備蓄しておけばよいのかご紹介します。
防災対策で知っておきたい備蓄品と保管方法
最低限の食料備蓄は3日~1週間分を用意
特に大規模災害が起きたときには、物流が滞ったり、お店の商品がすぐになくなってしまったりして、欲しいものを手に入れることが難しくなります。なかでも、食料品や飲料水の確保が困難だといわれています。
災害時に電気やガスが使用できなくなる状況も考えた上で、使える食料品をストックしておくと安心でしょう。赤ちゃんなど小さな子どもがいる家庭では、オムツやミルクといったアイテムも用意しておくとよいですね。
大人1人に対して1日3Lの水が必要
ただし、大規模災害の影響で電気やガスが止まってしまうことも考えられるので、トイレなどで使用する水も考えておくと安心です。ここから、大人1人に対して、1日3Lを3日分で計算すると、9Lの水が必要だと分かります。
家族が多ければ家族の人数分の水が必要になってきます。一度に購入してストックしようとすると大変なので、いつもの買い物で多めに購入して少しずつ備蓄できるようにしておくとよいでしょう。
ローリングストック法で無駄なく備蓄しよう
災害用に備蓄していても、こまめに消費期限などを確認しなければ、いざというときに使えないということにもなりかねません。ローリングストック法であれば、日常的に使える食料品をストックするので、普段使いにも使えて、使った分だけを買い足せばよいので、買い物も大変にならず、いざというときの消費期限切れなどの心配もいりません。
普段から慣れている食料品であれば、災害時に備蓄の食料品を食べようとする際にも、抵抗なく食べることができるでしょう。
月齢の低い子ども用に備えておきたいものは
ミルクは使い切りタイプや液体ミルク
災害時は、ママも大きなストレスを感じることが多いものです。そのため、普段は母乳で育てているママも、ストレスで母乳の出が悪くなることを予想して、赤ちゃんにミルクを用意しておくと安心でしょう。
備蓄用に準備しておきたいミルクは、使い切りタイプや液体ミルクがおすすめです。
使い切りタイプは、一度に使う量ごとに袋に入っているので、普段ミルクを作り慣れていないママでも安心です。お湯を沸かす手間や、軟水を用意しておく必要があるので、注意しましょう。
一方、液体ミルクは調乳やお湯を沸かす手間がありません。国内では今年から紙パックや缶入りタイプで販売が始まりました。
離乳食は月齢にあったレトルトや缶タイプ
災害時には、食器を洗うことも難しくなるため、使い捨てスプーンや、食器に敷くラップなども合わせて準備しておきましょう。離乳食中期から後期ごろになると、ツナ缶などのおかずになりそうな缶詰やフルーツ缶、野菜ジュースなどもあると重宝します。
賞味期限は必ずこまめにチェックし、期限が近いものは外出時の食事に利用するなどして、常に期限内のものを備蓄しておくことも大切です。たまに食べて味や食感に慣れておくと、災害時の食事でも嫌がらずに食べてくれるでしょう。
アレルギー対応やミルク用の軟水も忘れずに
アレルギー品目を含まないライスクッキーやごはんのセットなどもあるので、大人と同じものが食べられない子どもにはきちんと分けて用意しておきましょう。
赤ちゃんに使う飲料水として軟水の準備も必要です。水には軟水と硬水があり、内蔵機能が未発達な赤ちゃんは、硬水を摂取してしまうと体に負担がかかり体調を崩してしまうおそれがあります。
ミルクや飲み水として使用することがあるため、赤ちゃん用に軟水を用意しておくことが大切です。軟水は常温でもミルクが溶けやすく使い勝手もよいです。
家族の好みも取りいれて非常食を選ぼう
お菓子は大人から子どもまで癒される
特に非常食用のお菓子は、カロリー補給できるアイテムとしても利用できます。また、災害時という緊迫した状態のなかでも、甘いものを口にすることで緊張感が緩んだり、心にゆとりが生まれたりします。
非常食として準備するおやつには、カンパンや羊羹、ビスケットなどが最適です。アレルギー物質を含まないライスクッキーなどもあるので、アレルギーのある家族でも安心して食べることができます。
疲労回復におすすめのおやつは、家族の好みも反映させたものを、非常用として準備しておきましょう。