赤ちゃんがつねるようになった。赤ちゃんからのメッセージ受け取ろう
おっぱいをあげていたら、赤ちゃんがつねってきて…。ママは痛くてイラッとするし、なぜつねるのか心配になりますよね。ママをつねるようになるのは多くの子に見られることです。ママはどう対応したらよいのでしょうか。つねる行為に込められた赤ちゃんからのメッセージをしっかりと受け取りましょう。
赤ちゃんが「つねる」のは成長のあかし
手指の機能の発達の流れを知ろう
赤ちゃんは3カ月ほどすると自分の手の存在に気が付いて、目の前に手をもっていくようになります。4カ月ほどすると自分の意志で手を握ったり、ひらいたりできるようになるのです。
7カ月頃には右手と左手で別々の動きをするようになり、8カ月になる頃には積み木を両手に持って打ち合うことができるようになります。小さいものを指でつまめるようになるのもこの時期です。
1歳になる頃にはクレヨンを握って書くようになりますので、生まれてから1年間の手指の発達はすごいですね。
「つねる」はいつからはじめるのか
赤ちゃんは同じ動きを何度も繰り返して、色々な動作ができるようになります。つねることも「つまむ」という指の動きを何度も繰り返すことで、できる動作になるのです。ママをつねりながらつまむ練習をしているのですね。
「つねる」という行為が始まったということは、赤ちゃんがまた一つ成長したということでもあります。少し前向きにとらえてみるとママも気持ちが楽かもしれません。
癖になると怖い!周りの人たちへの影響
赤ちゃんの力でもあざになる場合もありますし、赤ちゃんの爪が伸びていたら出血してしまうこともあるかもしれません。相手をケガさせてしまうだけでなく、相手が子どもの場合はつねり返されたり、叩かれたりして、赤ちゃん自身もケガをする可能性も出てきます。
癖になってママがあざでいっぱいになったり、周りの人をつねったりする前にやめさせたいものです。ママが我慢すればいい、と思わないでくださいね。
「つねる」理由は赤ちゃんからのメッセージ
手指を動かせるようになって遊びたい
ママが見ていて、「同じ動きをしていてよく飽きないな」と思うことありませんか?赤ちゃんにとっては飽きることのない遊びなのです。
赤ちゃんがたまたま、赤ちゃんの手が届くところにあるママのおっぱいや腕をつねって遊び始めるのです。ママの肌は気持ちよいですし、ついつい触りたくなることもあるかもしれませんね。
赤ちゃんは力加減のコントロールはまだできませんから、つねられると痛いこともあります。赤ちゃんは悪気なく、ただ遊びたいだけなので誤解しないでくださいね。
かまってほしい、振り向いてほしい
その思いを伝えるサインの一つとして「つねる」ことがあるのです。赤ちゃんはママに振り向いてほしいだけで、ママに痛いことをしようと思っているわけではありません。つねられると痛いということは分かっていないでしょうし…。
まだ話せない赤ちゃんがそのときにできる「つねる」ことをして、メッセージを送っているだけなのです。ママも赤ちゃんを見ずにスマホを見ていたら、強くつねられるかもしれませんよ。赤ちゃんをちゃんと見てあげてくださいね。
パパやママの反応が面白くて楽しい
赤ちゃんは自分がしたことで、相手が面白い反応をすると、その面白い反応を見たいと何度も同じことを繰り返すことがあります。自分がつねったら、ママやパパは面白いことをしてくれると…。
ママやパパはそんなことは知らないでしょうから、赤ちゃんが可愛くて大げさにしてしまうこともあるでしょう。反対のことをいえば、赤ちゃんにしてほしい動作があるときは面白い反応をすることで、できるようになることもあるということですね。
ママやパパは赤ちゃんがわるいことをしたら、反応に気をつけましょう。