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幼稚園へ登園しぶる子どもに不安なママ。行きたがらない理由や対処法

幼稚園へ登園しぶる子どもに不安なママ。行きたがらない理由や対処法

「幼稚園に行きたくない!」という子どもの登園しぶりに、不安になったことがあるママも多いのではないでしょうか?実は子どもの登園しぶりには必ず理由があります。この記事では登園しぶりが起こる原因や、子どもが楽しく幼稚園に通えるようになるための対処法をご紹介してきます。

ママが不安になる子どもの登園しぶり

登園しぶりはいつ起きる?

登園しぶりが起きる時期というのは子どもによって違いがあります。ここでは、主に登園しぶりが起こりやすいとされる時期についてお話していきます。

まず、登園しぶりが起こる中でも最初のタイミングとして多いのは、入園や進級の時期にあたる4月です。はじめての集団生活や、幼稚園という行きなれていない場所に通うという環境の変化に戸惑ってしまう子が多いようです。

連休明けにも登園しぶりをしてしまう子どもも少なくありません。ゴールデンウィークや夏休み、冬休みといった長期の休み明けはもちろん、土曜、日曜のお休みに祝日が続いて3連休になるようなお休みも同様です。

また、家庭内の環境の変化があっても登園しぶりになってしまうことがあります。たとえば、弟や妹の誕生です。弟や妹ができることで、赤ちゃん返りの現象が起きることがありますが、その延長で幼稚園に行きたくないという気持ちになってしまうようです。

このように、登園しぶりが起こるタイミングはいろいろです。もちろん、これら以外のタイミングで起こることもあります。

登園しぶりはママの愛情不足からではない

子どもの登園しぶりが起こると、「もしかして私の愛情が足りていないからではないかしら…」「ほかの子は笑顔で行ってるのに…」と不安になるママもいるでしょう。

ですが、決してママの愛情が不足しているというわけではありませんし、登園しぶりはどんな子どもにも起こりうることということを知っておいてください。

特に仕事をしているママの中には、子どもを小さなうちから園に預けて外で働くことに罪悪感のようなものを感じている場合も多いようです。「一緒にいる時間が短いから、愛情不足なのかもしれない」と後ろめたい気持ちが芽生えてしまうのですね。

けれど、登園しぶりが起こるのは、むしろ子どもがママへ強い愛着を持っている証拠といえます。だからこそ、ママと離れたくなくて登園しぶりを起こしてしまうというわけなのです。

子どもが登園しぶりを起こす理由は愛情不足ではなく、ほかになにかしらの理由があります。具体的な理由については事項でお話ししますが、子どもの登園しぶりが起こったら、ママは自分を責めたり動揺したりせずにまずはその原因を探ることが大切です。

子どもが幼稚園に行きたがらない理由

ママやパパから離れたくない

子どもの登園しぶりの理由として、もっとも多いとされるのが「ママやパパと離れるのがさみしいから」というものです。生まれてからずっと家族だけで過ごしていた状況から、ママやパパから離れて過ごさなくてはならない状況への変化に戸惑ってしまっているのですね。

だから、家族と一緒にいられなくなる幼稚園がこわくて、園生活に強い拒否感を示します。このような理由から登園しぶりをするのは、幼稚園に通い始めてまだ集団生活になれていない、年少の子どもに多く見られます。

園生活で憂鬱に感じることがある

園生活の中でなにか憂鬱な気分になってしまうことがあり、それが原因で登園しぶりが起こるケースもあります。たとえば、先生に叱られた、お友だちとケンカしたなどのできごとがあった場合です。

また、家とは違うトイレが嫌だとか、給食に嫌いなメニューがある、苦手なプールに入りたくないなど、大人にとっては些細なことでも、子どもにとっては憂鬱で気になってしまうようなこともあります。

これらが原因の登園しぶりは、園生活に慣れてきたからこそ起こるケースです。

疲れが溜まって体調不良である

幼稚園での集団生活は子どもなりに気を遣ったり、緊張したりするので疲れが溜まってきてしまうこともあります。そうしたことから起こる子どもの体調不良も、登園しぶりをする原因の一つとなります。

頭痛や腹痛、発熱など体に不調が起こっても、その症状を子ども自身が上手にママやパパに伝えるのは難しいことです。そのため、親も気がつかずにそのまま登園させてしまうことも少なくありません。

結果的に、園での活動中や登園後に体調が悪化してしまうこともあるので、こまめに体調チェックをしてあげたいですね。

園以外の環境の変化があった

園生活そのものに原因があるわけではなく、家庭環境などの園以外の生活環境に変化があった場合、それが登園しぶりを引き起こしている場合もよくあります。

たとえば、弟や妹が誕生した、引っ越しをした、パパが仕事で単身赴任になったなど、子どもの身の回りで起こった環境の変化です。

幼児期の子どもは家庭内の変化を敏感に感じとり、それがストレスとなって気持ちが不安定になってしまうことがあります。子ども自身がその変化を受け入れて慣れるまで、焦らずに様子を見てあげたいですね。

子どもが楽しく登園できるための対処法

気持ちに寄り添い、時間に余裕を持つ

子どもが登園しぶりを始めたら、まずは子どもの「行きたくない」という気持ちに寄り添ってあげましょう。すると子どもは「ママやパパは自分をわかってくれている」という安心感を持てるので、憂鬱な気持ちを少し前向きにすることができます。

そして、行きたくない理由を根気よく聞いてあげましょう。そのためには、時間に余裕を持つことが大切です。時間に追われてしまうと、ママの気持ちにも余裕がなくなってしまいます。

すると、子どもの登園しぶりに対して、ついイライラしてしまうということになるかもしれません。わけも聞かずに頭ごなしに叱ってしまうと子どもが委縮して、園に行きたくない本当の理由をいえなくなってしまい、ますます登園しぶりの解決から遠ざかってしまいます。
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