幼稚園年中児はどんな遊びが好き?発達に応じたおすすめ遊びを紹介
どことなく「赤ちゃん感」が抜けきれなかった年少さんとは違って、年中さんになると動きや言葉遣いも驚くほどしっかりとしてきます。成長とともにできることが増える年中児は、どんな遊びが好きなのか気になるママも多いでしょう。そこで今回は、年中児の発達に応じたおすすめの遊びを紹介していきます。
年中児はこんなことができるようになります
運動機能が驚くほど発達
【年中児の運動機能】
・高いところからのジャンプ
・スキップ
・鉄棒前回り
・縄跳び
・片足立ち
・ケンケンパ
・でんぐり返し
・音楽に合わせて踊る
・ボールを前に投げる、蹴る
・バトンリレー など
子どもは繰り返し練習する中で、達成感を味わいながら習得していきます。ただし、幼児期の発達には個人差があるので、ほかの子と比べてあまり過敏になる必要はありません。子どもの成長をゆったりとした気持ちで見守っていきましょう。
器用になり、道具も活用できるように
【年中児の巧緻性】
・ハサミをつかって形を切る(まだキレイには切れない)
・ねんどで立体を作る
・人間や動物など絵を色彩豊かに描く
・箸が使える
・おりがみで簡単な作品が折れる
・積み木やブロックでイメージしたものを形にできる
・コマ回し
・片結びやリボン結びができる など
道具をうまく活用しながらの制作や遊びができるようになります。指先への刺激は脳の発達にも大きく影響するため、積極的に道具を使わせるようにしたいですね。
ルールを理解して遊ぶことができる
年中クラスでは自分たちでルールを決めて、ごっこ遊びやゲームなどを楽しむ姿が見られます。一緒に遊ぶということで、ケンカなどのトラブルも起こりますが、それもまた成長の過程には必要なこと。周囲との関わりの中で「社会性」が育まれていくでしょう。
また、マナーや道徳といった社会的ルールを理解しはじめるのもこの時期です。公共の場では静かにする、お友だちを傷つけたら謝るなど、一般常識が身について集団の中でうまく遊ぶ術(すべ)を学んでいきます。
【室内編】手や言葉を使って遊ぼう
作品づくりが楽しい「おりがみ」
幼稚園児のおりがみの定番といえば「しゅりけん」ですね。ママも子どもの頃よく作ったのではないでしょうか。最初はうまくいかなくても、だんだんとうまく折れるようになって、最後はママが「もういいよ!」というくらい大量に作れるようになるかもしれません。
家でママと一緒におりがみをするなら、テーマを決めてつくるのが楽しいですよ。「動物園」「水族館」「お花畑」「昆虫図鑑」など、テーマに沿った作品を作ってみましょう。できあがった作品は、お家の壁などに飾ると子どもの達成感や自信にもつながりますよ。
びっくり発言があるかも「言葉遊び」
【年中児の言葉遊びゲーム】
・しりとり
・反対ことば…ママがお題を出して、反対から読んだらどうなるか子どもが答える
・私は誰でしょう…質問する側と答える側に分かれて、自分が誰かあてるゲーム
・山手線ゲーム(古今東西ゲーム)…テーマに沿ったものを順番にいっていく
・連想ゲーム…「広いといったら海」「海といったら魚」「魚といったら夕飯」などリズムよく答えていく
ママは一緒に遊びながら、子どもに新しい言葉を教えてあげられますね。また、言葉がグッと増えはじめる頃なので、びっくりさせられるような言葉が飛び出すかもしれませんよ。
ボードゲームやトランプもできるように
【年中児におすすめのボードゲーム】
・オセロ
・すごろく
・どうぶつしょうぎ…12マス、8駒の簡単将棋。対象年齢3歳からですが、大人も十分楽しめます
【年中児におすすめのカードゲーム】
・かるた
・トランプ…神経衰弱(枚数を減らして)、七ならべなど
・UNO(ウノ)…対象年齢は7歳からですが、大人が一緒なら5歳くらいでも楽しめます
・絵合わせカード…好きなキャラクターのカードなら子どもも喜んで遊びます
お家でたくさん練習したら、おじいちゃんおばあちゃんや親戚が集まったときなどに、みんなで一緒に楽しめるようになりますね。