幼児用の調味料を見直そう!体にやさしい調味料や天然だしの味噌汁
幸せホルモンが出る天然だしのメリット
これは、きちんと取ったかつおだしの成分の中に必須アミノ酸の一種、トリプトファンという物質が含まれていて、これが脳で感じた緊張やストレス、不安を解消することを助ける成分、セロトニンのもとになっているからなのです。
ユネスコ無形文化遺産にも認定された和食の素晴らしさを感じますね。
これ以外にも、昆布には微量栄養素や水溶性食物繊維が多く含まれており、腸内環境を整える一助にもなります。体調がよくなると自然と気分もよくなりますね。
忙しいママ向け簡単な天然だしの取り方
そんなとき便利なのが、「水だし」です。朝のお味噌汁なら前の晩に、夜のお味噌汁なら、朝出かける前に、ポットに水と昆布を入れて冷蔵庫に用意しておきましょう。基本は水1Lに対しかつおぶしが20g、昆布が10gです。
昆布を取り除いただしを鍋で沸かして沸騰直前に鰹節を加え、さっとひと混ぜして火を止めましょう。かつおぶしが沈んだらざるで漉してだしのできあがりです。
まとめて濃い目に作り、製氷皿に入れて冷凍しておくとお味噌汁に1個2個、また離乳食にも、少し使いたいときに便利ですよ。
大人よりも薄味でいろいろ野菜の味噌汁
自分で取っただしで調理ができる日は、このだしで作る野菜の味噌汁を離乳食、幼児食にもメニューに加えてみませんか?だしで野菜を煮たら、味付け前に子どもの分を小鍋に取りわけます。年齢により小さく切り、さらに柔らかく茹でます。
しっかりとだしがとれているのですから、薄味でも十分おいしくなり、たくさん食べてくれることでしょう。はじめはアレルギーの心配も少なく、味もあっさりとした大根やかぶ、白菜などからスタートするとよいですね。
ママの手間と愛情をかけたおいしい料理を食べることで、心も体も健康に育ち、野菜やだし本来のうま味もしっかりと覚えることができます。
まとめ
化学調味料のすべてが悪いわけではないかもしれませんが、やはり、天然だしや無添加調味料は安心して子どもの料理にも使うことができますね。
だしをとった後のかつおぶしや昆布にはまだうま味や栄養がたくさん残っています。二番だしやふりかけに利用して、残さず大切にいただきましょう。