乳児と運動して遊ぼう!ママも一緒に楽しめる運動遊びとは?
「赤ちゃんに何か運動をさせた方がよいのかな?」「幼稚園の運動会も心配だし…」と思っているパパママはいると思います。そこで赤ちゃんの運動機能が発達する乳児の運動について、効果や発達段階ごとにできる運動、室内でできる遊びながらの運動を紹介します。
乳児の運動はいつから?どんな効果がある?
生後0カ月から始められる
特に生後0カ月からの1年間、赤ちゃんは驚くほどのスピードで心も体も発達します。その時期にパパママとコミュニケーションを取りながら、赤ちゃんのペースにあわせて運動をすることは、楽しくもあり、運動機能を高めるのに効果的です。
生後0カ月は1日のほとんどの時間を寝て過ごしていますが、起きているときに手や足をさわったり、くすぐったりすることで神経が刺激され赤ちゃんの運動になります。ただし、首がすわる前ですので、くれぐれも無理はしないでくださいね。
運動機能の発達や体力の向上
その乳児期に運動をしてたくさん体を動かすメリットは、骨や筋肉が鍛えられるので、足腰がしっかりしてくることです。そしてどのように体を動かすとどんなことができるかを体で覚えることができるので、運動機能の発達を促すことができます。
遊びを通して体を鍛えていくことになるので、自然と基礎体力がついて病気への抵抗力や治癒力も高まっていきます。
ただ、乳児期から幼児期の運動機能の発達には個人差があります。無理に同じ月齢の赤ちゃんと合わせようとせず、成長にあった運動遊びを親子一緒に楽しむことがよいでしょう。
知能やコミュニケーション能力の発達
素早く反応する「瞬発力」や、どんな動きをしたら一番になれるかなどを考える「思考力」が身につきます。もし失敗しても、次はどうすればよいかということを考えるようになるため「洞察力」も身につきます。
できない動きや運動に何度も挑戦することによって、粘り強く最後まであきらめずに「努力」する力が身につきます。何度も挑戦し出来るようになったときには、最高の「達成感」を味わえます。
また、パパママやお友だちと関わりながら運動遊びをすることで、コミュニケーションスキルが身につきます。少しずつですが、パパママやお友だちの気持ちもわかってくると思います。
乳児とスキンシップ!赤ちゃん体操で運動
ねんね期から首すわり期
そんな時期の運動は、無理をしない範囲でのコミュニケーション中心のものがよいでしょう。
赤ちゃんが機嫌よく起きているときに、パパママがおもちゃなどで注意を引き、目で追い体を少し動かすように促しましょう。また、おむつ替えのときなどに赤ちゃんの体を触ったりくすぐったり、マッサージをして刺激を与えるのもよいですね。パパママが赤ちゃんの手をもってゆっくり動かしてあげるのもおすすめです。
この時期はパパやママがたくさん声をかけましょう。生後すぐからママの声は聞き分けているそうなので、もしかしたら反応するかもしれませんよ。
寝返り期からおすわり期
寝返りの練習をさせることも運動機能の発達を促しますが、中には寝返りが好きではない赤ちゃんもいます。「寝返りをしないでお座りした!」なんていう赤ちゃんの話も聞きます。個人差がありますので、無理のない範囲で練習しましょう。
この時期はパパママの手の指を握らせた腕の屈伸運動や、赤ちゃんの足首を持ち屈伸運動がおすすめです。足の屈伸運動は、おむつ替えのときにじっとしていられない赤ちゃんにおすすめです。歌を歌いながらリズミカルに足の屈伸運動をして、合間をみてさっとおむつ替えができるとよいですね。
ハイハイ期から歩き始め期
このころはハイハイで鬼ごっこやつかまり立ち、つたい歩きの練習もできます。周囲の安全をよく確認してから行ってくださいね。
また、赤ちゃんが立てるようになったら、立ったままで腕の屈伸運動ができるようになります。パパママの手の指を握ってもらい、交互に腕の曲げ伸ばしをしましょう。
足の力を強くするためには足のキック運動をします。赤ちゃんを仰向けに寝かせ足の裏をパパママの手で支えましょう。赤ちゃんに意識的にキックしてもらうように促し、歩く要領で交互に足を動かします。赤ちゃんのキックの力が段々強くなってくると少し嬉しくなります。