ハムスターはペット初心者向き?特徴とお世話の方法を知ろう
ペット初心者でも飼いやすいという理由で、子どもがいるご家庭ではハムスターは大人気です。そこで、ハムスターを飼うメリットと経験できること、さらにはハムスターを飼う前に知っておきたいことを解説します。あわせて、ハムスターを飼うための準備と心構えについてもご紹介します。
ハムスターを飼うメリットと経験できること
ほかのペットと比べて手軽に購入できる
種類が豊富で、お気に入りの毛並みのハムスターを選びやすいのも購入する際の大きなメリットといえます。ハムスターの種類は、なんと20種類以上もあるそうです。
犬やネコのように飼うスペースがそれほど必要ないのも、人気がある理由の一つでしょう。毎日お散歩に連れて行く必要もないので、家事や育児に忙しいママやパパでも安心して飼うことができますね。
さらに、ほかのペットと比べて比較的値段が安いので、手軽に購入できるのもハムスターの人気が高い理由といえるかもしれません。
お世話の頻度が少なく子どもにも難しくない
エサは、減った分だけ毎日継ぎ足すだけです。エサ入れに常にエサが入っている状態にしておくだけですから、お世話が楽ですよね。水は、1日に2回程度は交換しましょう。
ハムスターは、1日のほとんどをケージの中で生活します。ケージの床などはフンや尿で汚れますので、2~3日おきにお掃除をしてくださいね。
なお、ハムスターは縄張り意識が強い動物です。ケージの中を頻繁に掃除しすぎると自分のにおいが消えてストレスを感じてしまうようです。床材がそれほど汚れていなければ残しておいた方がよいでしょう。
命の大切さや思いやりを学ぶことができる
ハムスターの平均寿命は約2年だといわれています。それでも、お世話をしたり一緒に遊んだりした経験は、子どもにとって楽しい思い出として記憶に残るはずです。
フンで服を汚されてしまうことだってあります。ときには噛まれて痛い思いをするかもしれません。
よい経験も嫌な経験も含めて、お世話をすることで責任感が生まれ、自分よりも弱い存在を慈しみ、思いやる心が育つことが期待できます。この経験は、大きくなってもきっと生かされるでしょう。
ハムスターを飼う前に知っておきたいこと
臆病で人になつくのに時間がかかる
ハムスターを飼うときには、新しい環境に慣れるまでの飼い始めが大切です。ハムスターが我が家にやってきたときには子どもは一緒に遊びたくなるものですが、そっと見守るように声かけしましょう。
ケージでの生活に慣れて自由に動くようになってきたら、ケージの外からエサを与えてみてください。そして少しずつ距離を縮めていきます。もしケージの中からでもエサを食べるようになったら、手のひらでエサをやりながら体を優しく撫でてもよいかもしれません。
夜行性なのでお世話も夜が望ましい
ハムスターが夜行性であることには、理由があります。自然の中で生活しているハムスターはか弱い生き物で、周りは敵ばかりです。ですから日中は静かに身を隠して、外敵が寝静まった夜に活動をしています。
私たち人間とは反対のリズムで生活しているハムスターですから、子どもが起きている間はほとんど寝ているばかりかもしれません。しかし、日中寝ているハムスターを無理に起こして遊ぼうとすると、ストレスがかかって病気になることだってあります。お世話をする場合は、活動を始める夕方以降に行いましょう。
賃貸に住んでいる場合は飼えるか確認が必要
アパートや賃貸マンションの場合、小鳥やハムスターなどの小動物であれば飼えるところもあるようですが、ペット不可のところでは種類を問わず禁止しているところがほとんどでしょう。理由は、ペットを飼うことで部屋ににおいがついたり壁や柱が傷ついたりするからです。
たとえハムスターであっても、飼うときには管理会社や大家さんに確認しましょう。場合によっては、ケージから出さないなどの条件付きで許可されることもあるようです。
ハムスターを飼うための準備と心構え
ハムスターを飼うときに用意するもの
飼育グッズは、ペットショップで揃えることができますよ。様々なタイプのグッズがありますが、できればシンプルなものを選びましょう。2~3階建てのハウスや長いトンネルのついたものもあるようですが、掃除が面倒な上に落下などの思わぬ事故につながることがあります。
ケージは、ハムスターの大きさに合わせて選んでくださいね。金網のケージは通気性に優れていますが、ハムスターが登って落下する心配があります。
巣箱や給水ボトル、トイレ、床材もあった方がよいでしょう。また、回し車は、運動不足解消のためには必需品です。