年子のぐずりにどう立ち向かう?大変な時期を上手に乗り切るポイント
年子の子どもを育てていると「2人同時ぐずり」に直面することも多いのではないでしょうか。ぐずった子どもをなだめるのは、1人でも大変なのに、2人同時となるとママも辛いですよね。そこで今回は、幼児期の年子を育てるママが、この大変な時期を乗り切るためのポイントを紹介していきます。
ママが年子育児は大変と感じる瞬間
ママはひとりなのに同時に泣かれる辛さ
2人同時に両手に抱っこしてみたり、とりあえず上の子からなだめてみたり…あの手この手でその場を収めるのに苦労していることでしょう。
家の中ならまだしも、外出先などで2人同時にぐずられると、本当に辛いですよね。ある先輩ママは、そういうときはもう諦めて、むしろ泣いている子どもたちの姿を写真に収めて「可愛いなぁ」と客観視することで心を落ち着かせていたと話してくれました。
荷物が多くなりお出かけが一苦労
子どもたちが小さいうちは、2人分のおむつ、2人分のミルク、2人分の着替え…とにかくなんでも2人分で、「ちょっと近所の公園まで」というときも、準備と移動に一苦労ですよね。
また、子どもが自己主張を始めるころになると「どっちがベビーカーに乗るか」「どっちがショッピングカートに乗るか」などでケンカをし始めるかもしれませんね。荷物が多いのに加えて、子どもたちが騒ぎ出すと、ママは対応するのが大変です。2人の子どもを連れて出かけることを、躊躇してしまうこともあるでしょう。
上の子の赤ちゃん返りやイヤイヤ期の到来
子どもの感情の乱れは、イヤイヤ期だけでなく「赤ちゃん返り」としても現れます。「自分だけのママが、ほかの赤ちゃんにとられた!」と思って感情を爆発させます。
授乳のとき、おむつ替えのとき、寝かしつけのとき…下の子のお世話をしようとすると、上の子が火がついたように泣き叫ぶ、というのは年子あるあるですね。子どもが0~2歳くらいまでは本当に大変な時期ですが、上の子がぐずるのは「ママが大好き」というサインでもあるのです。
年子のぐずりに負けないママになろう
できるだけ上の子の心のケアをしよう
ママも自分の大変さに追われて、つい上の子に「ちょっと待ってって言ってるでしょう!」と怒ってしまうと、余計に赤ちゃん返りやイヤイヤが激しくなる恐れがあります。
年子育児では、できるだけ上の子の心のケアを優先すると、結果的にママの負担が減ることになりますよ。子どもが2人とも泣いていたら、下の子のおむつやミルクなど、最低限のお世話を終わらせて、上の子優先に対応するようにしましょう。
抱っこ紐やおもちゃなどに頼ってもOK
下の子をおんぶして、上の子は前で抱きかかえるというのが、一番しっくりくるスタイルかもしれません。ママは体力勝負になりますが、年子育児ママの多くが抱っこ紐に頼っているようです。
また、外出中に子どもたちがぐずり出したときは、目新しいおもちゃ(100均のものでOK)を伝家の宝刀のごとく取り出すと、急におとなしくなっておすすめです。もちろんケンカにならないように同じものを二つ用意するのがポイントですよ。
パパや家族にSOSサインを出そう
そんな大変な状況で、すべてをママがひとりで抱える必要はありませんよ。パパや実家の両親など、家族に助けを求めることもよいですし、気軽に話せるママ友に愚痴を話すだけでもよいのです。
家族や友だちに話しにくければ、地域の子育て支援センターなどに相談するのもよいですよ。親身になって話を聞いてもらえますし、必要であれば家事育児のお手伝いもしてもらえます。大切なのは誰かにSOSサインを出すことです。
年子の育児を楽しめるコツとは?
ママは限界が来る前に息抜きをしよう
しかしママから笑顔が消えてしまうと、子どもたちは不安になったり不機嫌になったり、余計にぐずることになるかもしれません。ママは体力と精神力の限界が来る前に、積極的に息抜きをしましょう。息抜きは「さぼり」や「放置」とは違います。ママの健全な心身を保つために必要な「仕事」と捉えてもよいくらいです。
パパやおじいちゃんおばあちゃん、地域のサポートを利用するなどして、ママがひとりになる時間を作ることも大切です。子どもたちと短時間離れてひとりになることで、また改めて年子育児に向き合う活力が湧いてくるでしょう。