
大切な人を想う自粛生活の今。北海道在住ママが語る子どもとの暮らし
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中で、4月7日に緊急事態宣言が発令された日本。「STAY HOME」というスローガンのもとそれぞれが自粛生活を送る今、特定警戒地域の一つである北海道に住むママとしての思いや6歳の娘の日々の生活の様子を綴ります。
新1年生の娘は入学わずか1週間で休校に

【我が家の家族構成】
・家族構成:3人家族
パパ(会社員、接客業)
ママ(在宅ワーカー)
子ども(女の子、6歳・小学1年生)
緊急事態宣言中の北海道。何とか実施の卒園式

当時、娘が通っていた保育園は休校要請の対象外ではありましたが、住んでいる札幌市の方から自宅での保育協力お願いがあり、3月は卒園式の練習と本番で数日登園したのを除き、ほぼ自宅で仕事をしながら娘と過ごしていました。


在園児の出席はなし、座席も間隔をあけて保護者2名までの出席、換気のために窓を開け全員マスク姿の卒園式でしたが、1歳から5年以上一緒に過ごしてきたお友だちや先生と卒園式に臨んでお別れができて、娘も嬉しそうでした。親としては、こんな状況の中で感染予防に配慮しながら卒園式を執り行ってくださった園の先生たちには、ただ感謝の気持ちでいっぱいです。
楽しみだった小学校!入学1週間で休校に

卒園式と同様、全員マスク着用で様々なプログラムを簡略化した式ではありましたが、ピカピカのランドセルを背負って嬉しそうに歩く娘の姿に「もう1年生になるのかぁ」と親としては感慨深いものが…。
そのころ市内の人通りや生活の様子は緊急事態宣言前の状況にほぼ戻っている印象で、ファーストフード店などでも混雑した中で人々が勉強したりおしゃべりを楽しむ光景が見られ、「あれ、こんなに人が出ていて大丈夫なのかな…」と感じたことを覚えています。
入学式の翌日から通常通り始まった小学校生活は毎朝検温、マスク着用で登校というルールでした。通常は数名ずつくっついて配置されていた机も、一名ずつ間隔を空け、休み時間も子どもたちがなるべく密集しないように先生たちが声かけくださっているとのことでした。「こんな状況では、新しいお友だちも作りにくいのでは?」という親の心配をよそに、娘は「今日○○したんだよ。○○ちゃんって子としゃべった。」と毎日楽しそうに学校での様子を話してくれるのが、幸いでした。

一時期落ち着きを見せていた道の新規感染者数は、新学期がスタートしたころから再び連日2桁台の増加を見せるようになって行きました。このころ、関東や近畿圏などでは感染拡大が深刻化し、4月7日には首相が緊急事態宣言を発令。
「北海道も第二波が来ているのではないか?また休校になるのではないか?」と感じていましたが、その悪い予感は当たり新学期スタートから1週間の4月14日から再び休校となってしまったのです。
![入園直後に訪れた幼稚園休園。3歳娘の心と体の安定を考えるママの日常 - teniteo[テニテオ]](https://cdn.clipkit.co/tenants/397/item_links/images/000/342/420/medium/c45dc259-9d14-4c1d-b795-086a596a03d2.jpg?1589064377)
入園直後に訪れた幼稚園休園。3歳娘の心と体の安定を考えるママの日常 - teniteo[テニテオ]
新型コロナウイルスの影響で、日常が一変した家庭も多いですよね。我が家も娘が入園直後に休園、パパも休業という大きな変化がありました。「動きたい盛りの娘の心と体が安定を大切に日々どう暮らすか?」や夫婦間の育児観のすれ違いやストレスなく過ごす方法について模索中の我が家の様子をご紹介します。
緊急事態宣言を受けてパパも休業に
一度目の道独自の緊急事態宣言の際には週末や不要不急の外出自粛要請がメインでしたので、どこのお店も特に休業する様子はなく通常通り営業を続けていました。このころ、確かに普段は人の往来が多い市街中心部やショッピングモールなどは人数が減って閑散とした様子が報道されていましたが、ほとんどのお客様が車などで来店するパパの職場は特に客足が減ることはなく、普段よりもかえって忙しいほどで、マスクを着用せずに複数名で来店するお客様もいると話していました。
しかし、4月7日に国が7都府県を特定警戒都道府県とする緊急事態宣言を発令し、16日には北海道も対象地域に入り、それを受けて札幌市内でもデパートや大型ショッピングモールなどが次々と休業を発表。パパの勤務する店舗は休業要請の対象外ではありましたが、やはり営業を続けている限りお客様が多数来店して密集してしまう事情などもあってか、社長の判断で21日より休業となりました。
パパが「自分もいつ感染するかわからない」という不安の中で日々働いていたことは分かっていたので、休業になったことはパパも私もほっとしました。ただ同時に、私はここまでほぼ1カ月以上、娘と2人で日中を過ごす生活ペースに慣れてしまっていたので、そこに普段はあまり家にいないパパが加わることで娘の生活ペースが崩れないか、少し心配になりました。